〈潜在意識とは〉善悪の区別がつかない「純真無垢な2歳児」偏った思い込みのこと|簡単にわかりやすく解説

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「潜在意識」というと、確固たるもののように思えますが、その正体はまるで2歳児です。特徴を知って、うまく利用すれば、潜在意識を思い通りに書き換えることは難しいことではないのです。潜在意識が実際にどんな影響を私たちの生活に及ぼしているかについて、書籍『「全自動」であらゆる願いが叶う方法』著者のYOKOさんに解説していただきました。

解説者のプロフィール

YOKO(ようこ)

LA在住主婦で3児の母。幼少期から無価値感や劣等感が強く、物心がついた頃から自己啓発・成功法則・スピリチュアルの情報を読み漁る。10年以上迷いに迷った末、この世界の法則を自分なりに理解し、人生はシンプルで変えようと思えば誰でもいつでも変えられることに気づく。「自分が生きたい人生を“超簡単に”構築していく」をモットーに、2020年にYouTube「YOKOの宇宙研究CH」を開設し、人生を変えるメソッドを多数配信。視聴者の目線に立った内容が共感と反響を呼び、登録者12万人を超える人気チャンネルとなっている。

本稿は『「全自動」であらゆる願いが叶う方法』(KADOKAWA)の中から一部を編集・再構成して掲載しています。

イラスト/オフィスシバチャン

潜在意識の「SENくん」は純真無垢な2歳児

潜在意識の特徴

潜在意識の特徴をご紹介します。
潜在意識が「何をするか」ではなく、潜在意識とは「こういうものだ」という性格みたいなものだと思ってください。

(1)現実とイメージの区別がつかない
(2)何度も繰り返されるものに反応する
(3)否定形が理解できない
(4)イメージや五感が好き
(5)他人と自分の区別がつかない
(6)善悪の区別をしない
(7)感情に強く反応する
(8)トラウマの傷を繰り返す
(9)変化を嫌う(現状維持が好き)
(10)2歳児

これを見て、何か気づくことはありませんか?

現実とイメージ(妄想)の区別がつかなかったり、他人と自分の区別がつかなかったり、善悪の区別がつかなかったり、感情に強く反応しちゃったり……。

まるで、赤ちゃんみたいじゃないですか?
純真無垢な感じです。
私は、初めて潜在意識の特徴を知ったとき、「やだ、私より頭弱い?」って思っちゃいました(笑)。だって私、現実とイメージの区別つくし……。
特徴の中に「2歳児」とありますが、私の中では潜在意識って、赤ちゃんから少し成長した「やんちゃで純真無垢な2歳児」というイメージなんです。
そして、どちらかというと男の子っぽい感じ。

これから、この潜在意識を「とても変えられない強大な存在」としてではなく、「特徴を知っちゃえば、実はコロッと変えられるかわいい2歳男子」として、親しみと愛情をこめ「SENくん」と呼んでいきます。

潜在意識っていうと、なんだか確固たるもののように思えますが、その正体は2歳児です(笑)。「やだ、チョロいかも……」という感覚を、ぜひ強く刻みつけてほしいと思います。

そうなんです。
無邪気な2歳児であるSENくんの特徴を知って、うまく利用すれば、潜在意識を思い通りに書き換えることは、まったく難しいことではないのです。

本稿は『「全自動」であらゆる願いが叶う方法』(KADOKAWA)の中から一部を編集・再構成して掲載しています。

SENくんの働き
「人生の色メガネ」を決めている

SENくんの働きの1つに、誰もが持つ「人生の色メガネ」を決めているというものがあります。人生の色メガネとは、SENくんの中に深く刻み込まれた「偏った思い込み」のことです。

「人生の色メガネ」自動思考とは

人は知らず知らずのうちに、さまざまな「偏った思い込み」を持って人生を歩んでいます。
例えば、「自分はできる」「自分は愛される存在だ」「自分はダメな人間だ」「自分は運がない」「自分は人に軽く見られる存在だ」……などなど。その思い込みはポジティブだったりネガティブだったり、その両方だったり、人によって千差万別です。

この潜在意識に刻まれた強い思い込みが、まるで「色メガネ」をかけたかのように、現実に起こる出来事をその「色」に染めてしまいます。
本来、目の前に起こることは無色透明であり、それ自体に良い悪いはないと言われますが、私たちはそれぞれの色メガネで出来事を見て、色メガネの通りに物事をジャッジしてしまいます。

同じ出来事が起こっても、赤い色メガネをかけている人は「赤だ!」と思い、青い色メガネをかけている人は「青だ!」と思います。
つまり、どんな色メガネをかけているかによって、「物事の受け止め方」や「反応」がまったく変わってしまう、ということなんですね。

さらに、私たちはこの一連の反応を、ほぼ無意識でやっていると言われています。何かの出来事が起こった瞬間、「赤だ!」とか「青だ!」と反射的に思ってしまうというわけです。
反射的に自動で思ってしまうことから、この現象は「自動思考」と呼ばれます。

私たちは例外なく、誰もがこの色メガネを持っていて、自分の世界を色メガネを通して「赤に見える!」「青に見える!」などと言っているわけです。
同じ出来事があっても人によって受け取り方が違うのは、この色メガネが人それぞれ違うからなのですね。

色メガネによって、どれほど変わるのか

ここで、「どんな色メガネかによって、世界がどれほど変わるのか」について、わかりやすい例をご紹介します。

「自分は愛されていない」という色メガネをかけた女性がいるとしましょう。
この女性から少し離れたところに、知り合いの別の女性が2人登場しました。こちらをチラチラ見ながら、何か話をしています。
すると、「自分は愛されていない」色メガネをかけている女性は瞬間的に、「あれ? 私もしかして嫌われてる? どうしよう、何か悪いことしたかな……」と一気に不安が押し寄せてしまいます。
さて、同じ状況で「自分は愛されている」という色メガネをかけた女性がいたとしたら、こんな反応になります。
「あら、私のこと見てる♡ 今日の服買ったばかりなの、もう気づいちゃった?」とほほ笑み、自分から「こんにちは~!」と明るく挨拶するかもしれません。

「自分は愛されていない」色メガネの女性は、近寄っていくどころか、無意識にオドオドしてしまったり、その人たちを避ける行動を取ることもあるかもしれません。

現実に起こっている出来事は、「少し離れたところにいる2人の女性がこちらを見て話している」という事実だけなのに、かけている色メガネによって、受け止め方、湧いてくる感情、行動がまったく違いますよね。
「愛されていない」色メガネをかけている女性は「愛されていない」と感じ、「愛されている」という色メガネをかけている女性は「愛されている」と感じ、それぞれが自分の感情に沿った行動をする。

こうしたことを、一瞬のうちに「自動的に」行ってしまうんです。
これがSENくんの力です。

SENくんの力

SENくんには「善悪を区別しない」という特徴がありますから、どんなにネガティブな思い込みでも、あなたが強く思い込んでいれば、それを最優先して感じさせてきます。

どっちの色メガネをかけているほうが幸せで、人生がスムーズだと思いますか?
「自分は愛されている」色メガネをかけているほうは、極端な例にしたかったのでナルシストっぽいですけど(笑)。でも、すごくハッピーな感じですよね。

どんな色メガネを持っているかで日々の出来事の感じ方が決まってしまうのなら、それが積み重なっていくと、人生さえも色メガネ通りになってしまうことがおわかりいただけるでしょうか。

ちなみにSENくんには、まったく悪気はありません(笑)。
「その思い込みが強いんだね! じゃあ色メガネにしていっぱい味わわせてあげる♡」といった感じです。潜在意識は善悪の判断をしないので、とにかく「思いが強いほう」を勝手に色メガネにしてしまうんですね。

◇◇◇◇◇

なお、本稿は書籍『「全自動」であらゆる願いが叶う方法』(KADOKAWA)の中から一部を編集・再構成して掲載しています。私たちの人生は、95%を占める潜在意識に支配されていると言われています。人生がうまくいく人、いかない人の違いは、この潜在意識にどのような「思い込み」が入っているかの違いが大きいのです。潜在意識の中に刻み込まれている「私はダメだ」などの強い思い込みが、実は人生をほぼ決めてしまっていると言っても過言ではありません。だから、この潜在意識に刻み込まれている思い込みを、「自分の望み通りに書き換える」ことを、何より最優先しなくてはいけません。本書では、言葉の威力を裏づけるもの、あなたの望みにぴったりな言葉の作り方、そして、実生活で確実に実践できる仕組み、潜在意識の書き換えを加速する方法など、余すところなくお伝えしています。詳しくは下記のリンクからご覧ください。

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