お菓子の家キットでお菓子の家づくり!
中身の説明を終えたところで、ここからは実際にお菓子の家を作っていきます!
テンパリングって何? 思っていたより本格的な作業に冷や汗…
パーツがもうできていて、あとは組み立てればいいだけ。そんなイメージを抱いていたロッテの「コアラのマーチ てづくりキット おかしハウス」ですが、実際にはお菓子づくり初心者には難易度高めのキットでした…!
長さを測ってバランスをみながら材料をカットしたり、チョコレートを刻んで湯せんしたりテンパリング(チョコレートをいったん溶かして固める作業)したり…と、なかなかな作業が続くんです。組み立て説明書を見たときに「あれ…意外と本格的だぞ?」と焦ったのですが、時すでに遅し。エプロンまでしてやる気満々の娘を前に、今さらやめるとは言えません。
トッポを手で適当に折ったり、カットした残りのウエハースをつまみ食いしたりと、フリーダムを満喫する娘にヒヤヒヤしながら、まずはカットするものをすべてカットしました。

お菓子で遊ぶ娘にヒヤヒヤしながら、材料のカットが終了しました
左下にまとめてあるのがカットした残りの材料ですが、これらはすぐにお菓子大好きな娘のお腹のなかへ……。それでシーソーとかベンチとかつくろうと思ってたのにと、ちょっと残念でした。
ちなみに、トッポはもう1袋がまるまる余っていますし、写真外に「刻む用」のガーナミルクが1/2枚分あります。そう、トッポやチョコは、カットで失敗してもある程度やり直しがきくんです。でも、一番パリッと割れやすいウエハースだけ予備分がないので、かなりドキドキしながらカットしました。そしてちょっと歪みました。ああああ…!

カットが終了したらチョコを刻んで湯煎してテンパリングをし、下準備の完了です
出来はともかく、カットが終わったらチョコを刻んで、湯せんしてテンパリングして下準備は終了です。いよいよ組み立てて、お菓子の家を完成させます。
お菓子の家完成!今にも倒れそうだけどとにかく完成!
あとは組み立てるだけ、とはいえ時間がかかるのはここからです。テンパリングしたチョコを小さなスプーンで塗って、各部品を接着しては冷蔵庫で冷やして固めます。1つ接着するごとに冷やす、取り出してまたパーツを1つ接着して冷やす、の繰り返し。
娘が早々に飽きて、「こっちもついでに付けちゃえばいいじゃん」と接着が固まりきっていないパーツにほかのパーツを接着しようとして家の入口部分を崩壊させました…。
1度接着に失敗すると、もう1度同じところに接着用のチョコを塗って再度接着させなくてはなりません。ということは、失敗するごとに接着部分がどんどん分厚くなっていくということです。
そうすると最後の組み立て時に「おかしい!こっち側だけ壁が分厚い!」「土台になるチョコの床から家がはみ出す!」「ほかのパーツとうまくかみ合わない。うわあ、家が歪んだ!」と大騒ぎが起こります。

我らが大雑把親子が作るお菓子の家は、トッポの壁の長さの誤りにより歪んでしまいました
我らが大雑把親子のお菓子の家も、トッポの壁がウエハースのパーツにうまくはまらずに歪んだことで、屋根と屋根の間に不可解な隙間ができてしまいました。
この部分は、元より説明書にとらわれていない娘が「じゃあ、ここの隙間にトッポを置いたらいいんじゃない。ほら、ログハウスっぽくて可愛い!」と、予備用のトッポの袋を勝手に開けて修復してくれて一件落着。

説明書を元々読んでいない娘だからこその柔軟な発想により、なんとか修正して完成させることができました!
説明書やチョコと格闘すること約2時間で、ついに憧れのお菓子の家完成です!
まとめ
お菓子の家キットに子どもと一緒に挑戦してみた率直な感想は、「カットして、チョコを溶かして組み立てるだけなのに、めちゃめちゃ難しい!めちゃめちゃ大変!」でした。コアラのマーチの可愛さにだまされちゃダメ!
ただ、背景ボードを飾って、出来上がった家にコアラのマーチを飾ると、それなりに見えるから不思議です。まあ、歪んでいるんですがね。

背景ボードを設置してコアラのマーチを飾ると、かなり見栄えが良くなりました
大きさは手の平サイズとなっています。土台の床がガーナミルクを半分に切ったものですので、ちょうど板チョコ1/2枚分の大きさです。

そこそこの見た目に落ち着きましたが、その見た目と裏腹に味はピカイチでした!
見た目は「うん、まあ頑張ったのは伝わるよ…」な出来なのですが、味は当初の予定通りバッチリでした。次回があるのであれば、チョコを刻んで溶かすのはやめてチョコペンを使うと、手間がかからず、細かい部分の接着もスムーズに行なえて良いような気がします。なにはともあれ、娘は大喜びでした!