〈お菓子の家キット〉憧れの「コアラのマーチ」おかしハウスを作ってみたら今にも倒れそうな家が…でも大満足!

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今回は「お菓子の家の手作りキットって、お菓子づくりに慣れていない人が挑戦するとどうなるの?」をご紹介します。クリスマス時期になると売り場に並ぶ「お菓子の家キット」を、「つくってみたいけど難しそう」と毎年横目で眺めてきました。が、数あるお菓子の家キットの中でも、ロッテが出している「コアラのマーチ てづくりキット おかしハウス」は、材料がメジャーな市販菓子ばかりです。「これなら、悲惨な出来上がりになったとしても、味はおいしく食べられるのでは!?」ということで、幼稚園児の娘と一緒にお菓子の家をつくってみました。

クリスマスに向けてお菓子の家をつくろう

月日は早く、新年が始まったかと思えばもうクリスマスシーズン。我が家では、コロナウイルスの影響でなかなか外出ができない中、少しでもクリスマス気分を味わおうと、「お菓子の家」を作ることに。まだ幼稚園児の娘と一緒にお菓子の家を作ってみました。

なぜクリスマスにお菓子の家なの?

お菓子の家は、海外では「ヘクセンハウス」「ジンジャーブレッドハウス」などと呼ばれています。ヘクセンハウスはドイツ語で「魔女の家」という意味です。童話の「ヘンゼルとグレーテル」に出てくる魔女がつくったお菓子の家が、クリスマスの定番お菓子になっているのはどうしてか知っていますか?

それは、ジンジャーブレッドを使ってつくるからです。ジンジャーブレッドもしくはジンジャークッキーは、ジンジャー、シナモン、クローブといったスパイスをたくさん入れて焼き上げます。

たくさんのスパイスを練り込むことで、日持ちがよくなります。また、身体を温めるなど、風邪予防効果があり、強い香りが魔除けにもなるとされてきました。そのため、北米やドイツなど、寒さの厳しい時期にクリスマスを迎える国で、ジンジャーブレッドやお菓子の家が、定番お菓子となったのです。

クリスマスリース、ヒイラギ、ベルなど、クリスマスにまつわるアイテムには、「魔除け」の意味が込められたものがいくつもあります。魔除けに魔女の家をつくるなんて、ちょっと面白いですよね。

我が家の「お菓子の家キット」はロッテ一択!

ジンジャーブレッドは、スパイスが効いたクセのある味ですので、日本ではジンジャーブレッドを使わないお菓子の家キットも多く発売されています。

また、ひと口に「お菓子の家キット」といっても、自分で生地から焼くもの、組み立てるだけでいいものなど、難易度はさまざまです。自分の好みやお菓子づくりの腕に合わせて、ピッタリのものを選んでください。

母娘そろってクセのある味が苦手で、作業が大雑把な我が家では、ロッテの「コアラのマーチ てづくりキット おかしハウス」を迷わずチョイス。もしお菓子の家が倒壊したり不格好に出来上がったりしたとしても、元がトッポやガーナであればおいしくいただけるのでは、と思ったのが理由です。

今回はロッテの「コアラのマーチ てづくりキット おかしハウス」をチョイスしてみました

ただし、お菓子の家キットは、ロッテのものに限らずクリスマス時期には品薄になることが多いので、早めの入手を心がけましょう。

お菓子の家キットを開封!

早速、購入したロッテの「コアラのマーチ てづくりキット おかしハウス」を開封してみました!どんな材料でお菓子の家が完成するのか楽しみです。

ロッテ「コアラのマーチ てづくりキット おかしハウス」の中身は?

箱を開けてみると、中には以下のものが入っていました。

箱を開けてみると、6つのものが入っていました

「コアラのマーチ てづくりキット おかしハウス」セット内容(定価1,000円)

・コアラのマーチ 1箱
・トッポ 1箱
・クランキーウエハース 2枚
・ガーナミルク 2箱
・組み立て説明書 1枚
・背景ボード 3枚

この時期、ネットショップなどでは高めに売られていることも多いのですが、定価は1,000円(税別)です。我が家はロフトにて、定価で購入しました。入っているお菓子の合計額は、500円を少し超える程度で、定価でも割高といえば割高でしょうか。

ただ、クランキーウエハースなどは、売っているお店が限られています。この値段で、必要な材料すべてと説明書・背景ボードがセットになっているので、個人的には割高感は感じていません。

なにより、お菓子キットにありがちな「これって可愛いけど、食べるとなるとね…」的な残念感は一切なし、人気&子どもの大好きなお菓子ばかりです。メレンゲ、マジパン、シュガークラフトなどでつくられたサンタさんの代わりにコアラのマーチですから、プライスレスな安心感があります。

組み立て説明書はスケール付き&背景ボードは3種類

組み立て説明書は、このセットの要(かなめ)です。そのため、中身は詳しくご説明しませんが、通常バージョンと簡単バージョンのつくり方それぞれが載っています。上手につくるためのワンポイントメモもあり、親切でわかりやすい説明書でした。

長さを測れるよう、説明書の下部にスケールも印刷されています。定規をキッチンに持ち込むのに抵抗がある人、わざわざ定規を持ってくるのが面倒だという人も安心です。

スケールは印刷されているので、キッチンに定規を持ち込むことなく作ることができます

そのほか、背景ボードなるものも入っていました。クリスマス用、バレンタイン用などオールシーズン使える森の中のような背景の3種類です。

オールシーズン使える背景ボードも入っています

どれも、パーツを切り抜いて組み立てるようになっています。幼稚園児の娘が組み立てできる程度の難易度です。

どれも幼稚園児の娘が組み立てできるような難易度のものばかりなので、簡単に組み立てられますよ

背景ボードといっても立体的で、お菓子の家を食いかねない存在感を放つものもあります。個人的には、オールシーズン用の背景ボードが好きです。

ここからは実際にお菓子の家を作っていきます!

お菓子の家キットでお菓子の家づくり!

中身の説明を終えたところで、ここからは実際にお菓子の家を作っていきます!

テンパリングって何? 思っていたより本格的な作業に冷や汗…

パーツがもうできていて、あとは組み立てればいいだけ。そんなイメージを抱いていたロッテの「コアラのマーチ てづくりキット おかしハウス」ですが、実際にはお菓子づくり初心者には難易度高めのキットでした…!

長さを測ってバランスをみながら材料をカットしたり、チョコレートを刻んで湯せんしたりテンパリング(チョコレートをいったん溶かして固める作業)したり…と、なかなかな作業が続くんです。組み立て説明書を見たときに「あれ…意外と本格的だぞ?」と焦ったのですが、時すでに遅し。エプロンまでしてやる気満々の娘を前に、今さらやめるとは言えません。

トッポを手で適当に折ったり、カットした残りのウエハースをつまみ食いしたりと、フリーダムを満喫する娘にヒヤヒヤしながら、まずはカットするものをすべてカットしました。

お菓子で遊ぶ娘にヒヤヒヤしながら、材料のカットが終了しました

左下にまとめてあるのがカットした残りの材料ですが、これらはすぐにお菓子大好きな娘のお腹のなかへ……。それでシーソーとかベンチとかつくろうと思ってたのにと、ちょっと残念でした。

ちなみに、トッポはもう1袋がまるまる余っていますし、写真外に「刻む用」のガーナミルクが1/2枚分あります。そう、トッポやチョコは、カットで失敗してもある程度やり直しがきくんです。でも、一番パリッと割れやすいウエハースだけ予備分がないので、かなりドキドキしながらカットしました。そしてちょっと歪みました。ああああ…!

カットが終了したらチョコを刻んで湯煎してテンパリングをし、下準備の完了です

出来はともかく、カットが終わったらチョコを刻んで、湯せんしてテンパリングして下準備は終了です。いよいよ組み立てて、お菓子の家を完成させます。

お菓子の家完成!今にも倒れそうだけどとにかく完成!

あとは組み立てるだけ、とはいえ時間がかかるのはここからです。テンパリングしたチョコを小さなスプーンで塗って、各部品を接着しては冷蔵庫で冷やして固めます。1つ接着するごとに冷やす、取り出してまたパーツを1つ接着して冷やす、の繰り返し。

娘が早々に飽きて、「こっちもついでに付けちゃえばいいじゃん」と接着が固まりきっていないパーツにほかのパーツを接着しようとして家の入口部分を崩壊させました…。

1度接着に失敗すると、もう1度同じところに接着用のチョコを塗って再度接着させなくてはなりません。ということは、失敗するごとに接着部分がどんどん分厚くなっていくということです。

そうすると最後の組み立て時に「おかしい!こっち側だけ壁が分厚い!」「土台になるチョコの床から家がはみ出す!」「ほかのパーツとうまくかみ合わない。うわあ、家が歪んだ!」と大騒ぎが起こります。

我らが大雑把親子が作るお菓子の家は、トッポの壁の長さの誤りにより歪んでしまいました

我らが大雑把親子のお菓子の家も、トッポの壁がウエハースのパーツにうまくはまらずに歪んだことで、屋根と屋根の間に不可解な隙間ができてしまいました。

この部分は、元より説明書にとらわれていない娘が「じゃあ、ここの隙間にトッポを置いたらいいんじゃない。ほら、ログハウスっぽくて可愛い!」と、予備用のトッポの袋を勝手に開けて修復してくれて一件落着。

説明書を元々読んでいない娘だからこその柔軟な発想により、なんとか修正して完成させることができました!

説明書やチョコと格闘すること約2時間で、ついに憧れのお菓子の家完成です!

まとめ

お菓子の家キットに子どもと一緒に挑戦してみた率直な感想は、「カットして、チョコを溶かして組み立てるだけなのに、めちゃめちゃ難しい!めちゃめちゃ大変!」でした。コアラのマーチの可愛さにだまされちゃダメ!

ただ、背景ボードを飾って、出来上がった家にコアラのマーチを飾ると、それなりに見えるから不思議です。まあ、歪んでいるんですがね。

背景ボードを設置してコアラのマーチを飾ると、かなり見栄えが良くなりました

大きさは手の平サイズとなっています。土台の床がガーナミルクを半分に切ったものですので、ちょうど板チョコ1/2枚分の大きさです。

そこそこの見た目に落ち着きましたが、その見た目と裏腹に味はピカイチでした!

見た目は「うん、まあ頑張ったのは伝わるよ…」な出来なのですが、味は当初の予定通りバッチリでした。次回があるのであれば、チョコを刻んで溶かすのはやめてチョコペンを使うと、手間がかからず、細かい部分の接着もスムーズに行なえて良いような気がします。なにはともあれ、娘は大喜びでした!

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