1 植えつけ
関東以南なら10~12月に、以北なら3月に植えつけます。
庭植えの場合は日当たりのよい場所に。酸性で水はけのよい土が必須です。酸性でない土で栽培すると、肥料を吸収しにくく、実つきも悪くなります。
1本では実をつけにくいので、同じ系統の別品種のものを近くに植えましょう。
庭植え
①直径・深さとも50cmの植え穴を掘る。
②掘り上げた土にピートモスと肥料を混ぜ込む。
③植え穴に②を埋め戻す。
④深植えにならないようにして、苗木を植える。
⑤周囲に水鉢を作る。
⑥支柱を立てて固定する。
⑦たっぷり水やりをする。
⑧乾燥しやすい場所、氷点下になる場所では、ワラなどをかけておく。
植えつけ後、高さ30~40cmのところにある葉芽の1cm上で切り返し、発芽を促す。

鉢植え
①8号以上の鉢を用意し、鉢底石を敷く。
②赤玉土とピートモスを同量混ぜたものを①に入れる。ブルーベリー専用の培養土を使ってもよい。
③苗木を植える。
④必要なら支柱を立てて固定する。
⑤たっぷり水やりをする。
⑥株元をワラなどで覆っておく。
植えつけ後、高さ30~40cmのところにある葉芽の1cm上で切り返し、発芽を促す。

2 仕立て方
ブルーベリーは株元から新しい枝が発生してくるので、自然に株仕立ての樹形となっていきます。
幼木

枝が伸びる

勢いのよい枝を数本残す
成木

実のつき方を知ろう!
前年に伸びた枝の先端付近に花芽(純正花芽)がついて、翌年の春に開花し、実がなります。
実がなった枝先は収穫後に枯れてしまうので切り詰めておきます。

前年に伸びた枝の先端付近に花芽がつく。

房状に花が咲き、実になる。葉芽からは新しい枝葉が伸びる。

実がついた枝先は枯れ、新しく伸びた枝の先端付近に花芽がつく。
本稿は『おいしい果樹の育て方 苗木選びから剪定、料理まで』(西東社)の中から一部を編集・再構成して掲載しています。