最初に行う3つのメソッドは、小腸・大腸がある腹部に刺激を与え、腸の深部リンパ節を開放するもの。内臓脂肪はもちろん、皮下脂肪にもアプローチし、お腹から、全身の脂肪を燃焼させます。腸リンパ節開放のやり方について、書籍『腸リンパを流せば驚くほどお腹からやせる 深部リンパ節開放 腸活マッサージ』著者の夜久ルミ子さんに解説していただきました。
お腹をつかんで内臓&皮下脂肪を排出
お腹をがっしりと、深くつかんで動かすことで腸の深部リンパ節を開放し、内臓脂肪の排出を促進。
さらに深部と合わせて、浅部の皮下脂肪にも刺激を与え、効率よく燃やします。
①仰向けでヒザを立てろっ骨下部(おへそ横)のお肉をがっしりとつかむ

まずは深部リンパにアプローチするため、お腹のお肉を深く、大きくつかむ。
つかみにくい場合はいったん上体を起こすとお腹がゆるみ、つかみやすくなる。

②お腹をがっしりとつかんだまま脚を左右に倒す
▼3往復
手を一つ分下に移動させ、3往復ずつ骨盤のキワまで行う
ろっ骨下部(おへその横)から始まり、手の位置を下げて骨盤のキワまで、下腹全体に2〜3か所行う。

深部を開放
A腹横筋やB腹斜筋、C腹直筋などをつかむことで、その刺激が筋肉の中にある腸の深部リンパを活性します。お腹の代謝を促し、腸も働きやすくします。

ルミ子先生のアドバイス
脚と反対に顔を向けるとお腹のねじれがさらに深まり、腸や腹筋への運動効果が高まりますよ。

③同じ体勢のままお腹のお肉が気になる箇所を軽くつまむ

皮膚の表面を軽くつまめばOK。お腹の肉が気になる=皮下脂肪が多いところ。
①、②で深部リンパ節が開放され、すべてのリンパの流れがよくなっている今③を行うことで、皮下脂肪を効率的に落とす。

④皮膚をつまんだまま脚を左右に倒す
▼3往復
お肉が気になるところだけ行えばOK
ルミ子先生のアドバイス
脚を左右に倒すことは股関節への刺激になり、足の付け根の深部リンパが流れやすくなります。ここが開放されると下半身のリンパ液が一気にお腹に流れ、腸リンパの流れがさらに活性されます。
くびれを作る腹斜筋、腹横筋への刺激によってウエストも細く!

本稿は『腸リンパを流せば驚くほどお腹からやせる 深部リンパ節開放 腸活マッサージ』(西東社)の中から一部を編集・再構成して掲載しています。