【Wi-Fiルーターの設置準備】自宅でWi-Fi環境を作るために必要なものは?

WiFi

ここでは、Wi-Fiルーターの設置、インターネット接続設定から、スマホやパソコンとの接続、ルーターの便利な設定まで、各種手順をやさしく解説していきます。

Wi-Fiルーターの設置前に準備&確認しておきたいこと

Wi-Fiルーターを設置する前に、自宅でWi-Fi環境を作るために必要なものを改めて確認しておこう。
Wi-Fiルーター以外に必要なものは、インターネットへ接続するための固定回線だ。固定回線にはいくつかの種類があるので、自分に合ったものを申し込む必要がある。

Wi-Fiルーター設置前のチェックポイント

POINT(1) 固定回線

ケーブルテレビやADSLもあるが、速くて安定している光回線が主流
自宅でインターネットを接続する固定回線には「光回線」以外に「ケーブルテレビ(CATV)」や「ADSL」があり、それぞれ特徴がある。「光回線」の場合、最も高速で安定しているが、価格が割高。右表のように回線によって速度や料金が異なるので、自分が使う目的や状況に合わせて回線を選ぶといいだろう。

主な固定回線の種類

光回線
現在最も普及している回線で、高速で安定しているのが特徴。ただし、ほかの回線と比べると割高感がある。

ケーブルテレビ
ケーブルテレビ回線を使用してネットに接続する。ケーブルテレビとセットで使いたい人に向いている。

ADSL
固定電話回線を使って接続する。新規受け付けは終了しており、2024年3月末までにサービスが終了予定。

POINT(2) 回線事業者からのレンタル機器

「ONU」と「ホームゲートウェイ」は一体型と分離型がある
光回線の場合、回線事業者から「ONU」や「ホームゲートウェイ」といった機器がレンタルされる。これは光信号とデジタル信号を変換し、パソコンやスマホなどから通信できるようにするためのものだ。事業者やプランによってレンタルされる機器が異なるが、いずれの機器の場合も、宅内の光コンセントに接続すればいい。

POINT(3) Wi-Fiルーター

レンタル機器の構成も考慮して機種を選択。電波が届かない場合は中継機も考慮
Wi-Fiルーターは、ONUやホームゲートウェイのインターネット接続をパソコンやスマホ、スマート家電などに無線で分配するための機器。ホームゲートウェイにWi-Fi機能が内蔵されている場合は、Wi-FiルーターなしでもWi-Fiの利用が可能だ。また、電波が届かない場所がある場合、さらに中継機なども必要となる。

電波が隅々まで届くルーターがおすすめ

WSR-5400AX6Sは、Wi-Fi 6対応のルーターで複数台をまとめるメッシュ機能にも対応しており、電波の穴をなくせる。

バッファロー
WSR-5400AX6S

POINT(4) ケーブルやハブ

Wi-FiルーターとONUや有線LAN機器の接続にはLANケーブルが必要
Wi-Fiルーターは有線LAN端子も備えているが、これはONUやホームゲートウェイとつなぐほか、デスクトップパソコンなどと有線LAN接続も可能。接続にはLANケーブルが必要で、カテゴリ5〜8といった規格がある。この数値が大きいほど速い。また、LAN端子が足りないときは、LANハブを増設すればいい。

ONUや有線LAN機器を接続するにはLANケーブルを用意する。ポートが足りない場合はハブが必要になる。

例えば戸建ての「光回線」の場合、回線事業者への申し込み手続きが完了すると、近くの電柱から自宅に光回線を引き込む工事が実施され、「ONU」または「ホームゲートウェイ」などの機器がレンタルされる。ここまで終われば、あとはこの機器にWi-Fiルーターを接続するだけとなる。

光回線でネットにつながるまでの流れ(戸建ての場合)

光回線に申し込むと、光回線の基地局から近くの電柱を経由して光ファイバーケーブルを引き込み、室内に光コンセントを設置する工事が行われる。なお、光コンセントには壁に設置する「一体型」と、壁からケーブルを出す「分離型」がある。

光コンセントが設置されたら、回線事業者からレンタルされた機器(「ONU」や「ホームゲートウェイ」)を接続する。レンタルされる機器は契約によって異なるが、どれも光コンセントに接続するものと覚えておけばいい。

レンタル機器とWi-FiルーターをLANケーブルで接続すれば、Wi-Fi接続の準備は完了だ。

回線事業者からレンタルされた機器とWi-Fiルーターの接続は、LANケーブルでつなぐだけなので、作業としては難しくない。そのため、自分で行うのがおすすめだ。

メーカーや店舗の有料サービスに頼む手もある

Wi-Fiルーターの設置や接続設定をどうしても自分で行う自信がない場合は、メーカーや店舗などの有料サービスを利用する方法がある。これらのサービスは技術者が自宅に訪れ、ルーターの設置から配線、端末の設定までを行うもの。

気になる価格だが、代表的なサービスの「バッファロー訪問設定サービス」の場合、スマホなどの端末(1台まで)のインターネット設定までを行う「バリューパック」は1万450円となる。

バッファロー訪問設定サービス

設定をお任せしたいお客様向け「バッファロー訪問設定サービス」
設定をお任せしたいお客様向け「バッファロー訪問設定サービス」 に関するサイト。サービス内容やWi-Fiカウンセリング、サービスメニュー、お申込み等の情報をご紹介。

※価格は記事作成当時のものです。

■解説/岩渕茂(ITライター)
※この記事は『今すぐつながる!Wi-Fi完全マスター塾』(マキノ出版)に掲載されています。

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