絵を構成する要素はいろいろありますが、基本は「線」です。線をのびのびと自由に描くことを楽しみましょう。ラフな線を思い切って描くことも、絵の上達の近道です。かんたんそうに見えて、案外むずかしいのが直線です。まっすぐな線の描き方、直線を利用した技術「ハッチング」などについて、著者の松原美那子さんに解説していただきました。
線の描き方① 縦横無尽に線を走らせ、手首と腕のストレッチ!
リラックスして思いっ切り線を楽しむ
絵を描くことに緊張して、力が入りすぎるときれいな線が描けません。
まずは、いろいろな種類の曲線を描いてリラックスした状態をつくりましょう。
短い曲線は手首を左右に動かしながら、長い曲線はひじ、あるいは肩から動かすイメージで描くのがポイント。
あわせて、鉛筆やペンを立てて描いたり、寝かせて描いたり、筆圧を変えて描いたりしながら、鉛筆やペンの描き心地の違いを楽しみましょう。
ラフな線を思い切って描くことも、絵の上達の近道です。


本稿は『はじめてのデッサン教室 60秒右脳ドローイングで絵が感動的にうまくなる!』(西東社)の中から一部を編集・再構成して掲載しています。