組み合わせの考え方
モチーフは○(円)△(三角形)□(四角形)の組み合わせでできている
○(円)△(三角形)□(四角形)を見極めれば、どんなものでも描ける
モチーフの形が複雑になると、「どこからどう描けばいいのかがわからない」と悩んでしまう人も多いのでは?
大丈夫です。モチーフをしっかり観察してみてください。
ひとつのモチーフの中にも、○(円)△(三角形)□(四角形)が潜んでいることに気づくはずです。
モチーフの形がどれほど複雑になっても、また、モチーフの数が増えても、まずは○(円)△(三角形)□(四角形)に当てはめて考えるのが基本です。
モチーフに潜む○(円)△(三角形)□(四角形)を見極められるようになれば、どんなものも描けるようになります。
アタリをとることも上手になっていき、デッサンの上達につながります。



▼じっさいに組み合わせて描いてみましょう。
ジョウロ
このジョウロは、□(四角形)で構成されています。大まかに四角形でアタリをとればOK。


ネコ
ネコをパーツごとに見ていくと○(円)△(三角形)□(四角形)が潜んでいます。それぞれ大まかにアタリをとります。


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なお、本稿は書籍『はじめてのデッサン教室 60秒右脳ドローイングで絵が感動的にうまくなる!』(西東社)の中から一部を編集・再構成して掲載しています。絵を描くことに、芸術的な才能が必要だと考えていませんか? それは思い込みです。デッサンのように「見たままに描く」という技術は、文字を書けるようになるのと同じで、だれにでも身につけられる技術です。絵をうまく描けるようになる、とっておきの練習法。それが「右脳ドローイング」です。左脳の論理的な思考が入ると、処理が追いつかず混乱してしまい、結果として絵が描けなくなってしまいます。そこで、右脳ドローイングでは60秒という短い制限時間で絵を描くことによって、左脳のはたらきをおさえます。右脳は短い時間でもはたらくので、形をとらえる練習を効率よくおこなえます。本書は、60秒で絵心を引き出す新しいデッサンの教科書です。やさしく丁寧にそのメソッドを解説しています。
