絵を描く際に、質感から描きはじめると、モチーフの構造を見失いがち。その結果、形がゆがんでいたり、バランスがおかしかったりと、違和感のある絵に仕上がってしまいます。まずは構造を理解することが大切です。アタリをとったら、鉛筆を動かす方向やタッチを工夫しながら質感を描写しましょう。イメージを線で表現するコツについて、著者の松原美那子さんに解説していただきました。

頭のイメージを線に表すには声に出しながら描くといい!

音や感触を声に出してみる

イメージを線で表現する練習をしてみましょう。上手に描くコツは、「ギザギザ」「ふわふわ」といった音や感触、質感を、頭にイメージしながら描くことです。
「ギザギザ」「ふわふわ」と、口に出して描くと効果的。イメージが自然と手先に伝わります。

ギザギザ

画像: ▼ギザギザ

サッサッ

画像: ▼サッサッ

ふわふわ

画像: ▼ふわふわ

ツブツブ①

画像: ▼ツブツブ①

ツブツブ②

画像: ▼ツブツブ②

あみあみ

画像: ▼あみあみ

カクカク

画像: ▼カクカク

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なお、本稿は書籍『はじめてのデッサン教室 60秒右脳ドローイングで絵が感動的にうまくなる!』(西東社)の中から一部を編集・再構成して掲載しています。絵を描くことに、芸術的な才能が必要だと考えていませんか? それは思い込みです。デッサンのように「見たままに描く」という技術は、文字を書けるようになるのと同じで、だれにでも身につけられる技術です。絵をうまく描けるようになる、とっておきの練習法。それが「右脳ドローイング」です。左脳の論理的な思考が入ると、処理が追いつかず混乱してしまい、結果として絵が描けなくなってしまいます。そこで、右脳ドローイングでは60秒という短い制限時間で絵を描くことによって、左脳のはたらきをおさえます。右脳は短い時間でもはたらくので、形をとらえる練習を効率よくおこなえます。本書は、60秒で絵心を引き出す新しいデッサンの教科書です。やさしく丁寧にそのメソッドを解説しています。

画像: 【右脳ドローイング】質感を加えるデッサン練習法 60秒でアタリがグッと絵になる!
はじめてのデッサン教室 60秒右脳ドローイングで絵が感動的にうまくなる!
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2022-07-22 12:15


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