人物を自然なバランスで描くには、基準になる全身の比率を知っておくことが大切。そして、「アタリ人間」でアタリをとるのが基本です。人物のアタリとしてよく知られているのは、線で表現した「棒人間」ですが、棒人間には、体の立体感をつかみにくいという弱点があります。そこでおすすめしたいのが、手足を線で、胴体部分を台形と長方形で表した、「アタリ人間」です。人体の描き方について、著者の松原美那子さんに解説していただきました。

動きのあるアタリ人間を描いてみよう

動きのあるポーズをアタリ人間で描写する練習です。最初は少し時間がかかるかもしれないので、120秒からチャレンジしてみましょう。

画像: 動きのあるアタリ人間を描いてみよう

動きのあるアタリ人間を120秒で描くポイントを見てみましょう。

頭部と胴体(胸部、腹部、骨盤)を描く。

画像1: ▼動きのあるアタリ人間を120秒で描くポイントを見てみましょう。

〇と線で手足を描く。

画像2: ▼動きのあるアタリ人間を120秒で描くポイントを見てみましょう。

胴体に厚みをつける。

画像3: ▼動きのあるアタリ人間を120秒で描くポイントを見てみましょう。

腕と脚を描いて完成。腕と脚は円柱で表現することを意識するとよいでしょう。
このアタリ人間が描けるようになれば、あらゆる動きやポーズに対応できます。

画像4: ▼動きのあるアタリ人間を120秒で描くポイントを見てみましょう。

◇◇◇◇◇

なお、本稿は書籍『はじめてのデッサン教室 60秒右脳ドローイングで絵が感動的にうまくなる!』(西東社)の中から一部を編集・再構成して掲載しています。絵を描くことに、芸術的な才能が必要だと考えていませんか? それは思い込みです。デッサンのように「見たままに描く」という技術は、文字を書けるようになるのと同じで、だれにでも身につけられる技術です。絵をうまく描けるようになる、とっておきの練習法。それが「右脳ドローイング」です。左脳の論理的な思考が入ると、処理が追いつかず混乱してしまい、結果として絵が描けなくなってしまいます。そこで、右脳ドローイングでは60秒という短い制限時間で絵を描くことによって、左脳のはたらきをおさえます。右脳は短い時間でもはたらくので、形をとらえる練習を効率よくおこなえます。本書は、60秒で絵心を引き出す新しいデッサンの教科書です。やさしく丁寧にそのメソッドを解説しています。

画像: 【人体の描き方】120秒でうまくなるデッサンのコツ!まずは最強の「アタリ人間」をマスター|右脳ドローイング
はじめてのデッサン教室 60秒右脳ドローイングで絵が感動的にうまくなる!
¥1,870
2022-07-22 13:11


This article is a sponsored article by
''.