腰から股関節を支えている筋肉の中には、「サボリ筋」が存在します。腰周りのサボリ筋こそが、腰痛をはじめとした腰トラブルの根源になっています。「サボリ筋コンディショニング」で、腰や脚の痛み・しびれがよくなり、健康面・美容面・精神面でも、多種多様なメリットがあります。「サボリ筋コンディショニング」について、著者で理学療法士の笹川大瑛さんに解説していただきました。

Q サボリ筋コンディショニングは、いつ行うのが効果的ですか?

A 朝と夜に行うのが理想的ですが、作用自体は変わらないので、あまりこだわらなくてOKです

基本的には、どのような時間帯に行ってもけっこうです。
各コンディショニングの作用・効果が時間帯によって変わることはないので、時間に縛られてストレスを感じたり、その時間を逃したから実践しなかったりするよりは、「できるときに行って継続する」ほうを重視しましょう。
朝に行うと、やらない場合と比べ、腰・股関節・ひざ・足首の可動性・安定性がいい状態で1日を過ごせるでしょう。
夜の就寝前に行えば、その日に関節や筋肉などに受けたダメージをリセットする効果が期待できます。
「時間帯をある程度決めると継続しやすい」という人は、参考にしてください。

画像: A 朝と夜に行うのが理想的ですが、作用自体は変わらないので、あまりこだわらなくてOKです

Q 医師から「原因がはっきりしない腰痛」といわれ、不安です。サボリ筋コンディショニングをしてもいいですか?

A「検査画像からは原因を特定できない痛み」にも対処できるので、ぜひ実践してください

従来から、「原因がはっきりわからない腰痛」(非特異的腰痛)は、腰痛全体の85%もあるとされてきました。
近年では、この見方を再考する必要があるともいわれはじめましたが、全国の整形外科で一般的に行われているレントゲン・CTなどのX線画像検査では、やはり明確な原因を特定することは困難といわざるをえません。

事実、上記した検査による画像所見と、実際に現れている痛みが一致しないケースは、非常によくみられます。
例えば、画像上では「ヘルニアがものすごく出ていて神経を圧迫している」とわかっても、その人は「それほど痛くない」という場合。
反対に、ヘルニアの突出も神経圧迫もたいしたことがないのに、かなりの痛みを感じる場合もあるのです。

ここで注意すべきなのは、レントゲンやCTなどの検査画像には、筋肉・腱・靱帯などの異常がほぼ映らないということです。

腰痛は通常、筋筋膜性腰痛からはじまります。
この腰痛はまさに筋肉の異常なので、ガンバリ筋が緊張・収縮・硬直して炎症を起こしても、周りの腱や靱帯を過剰に引っ張っていても、画像ではほぼわかりません。

手術を受けて、画像上でわかっていた原因を取り除いても、筋肉の異常を見過ごしていたなら、今度はガンバリ筋による腰痛を最も強く感じるようになります。
セルフチェックの結果をもとに、サボリ筋コンディショニングをはじめていただきたいと思います。

本稿は『腰の痛みが10秒で解消!サボリ筋コンディショニング 体操やストレッチより効果絶大!』(KADOKAWA)の中から一部を編集・再構成して掲載しています。



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