【BMWのレンタル】24時間9,900円〜!新千歳空港隣接の「NCML RENTACAR」でBMW 525iを借りて積丹ブルーまで子連れドライブ

レビュー

新千歳空港に隣接するレンタルカート場「新千歳モーターランド(NCML)」がスポーツタイプと福祉車両に特化したレンタカーサービス「NCML RENTACAR(新千歳モーターランドレンタカー)」をオープン。通常シーズンならBMWの3シリーズや5シリーズ、フェアレディZなどが24時間9,900円〜といったリーズナブルな価格でレンタルできるといいます。観光シーズン真っ只中の北海道の夏をBMWで走ったら、さぞかし気持ちがよいだろうと実際に体験、新千歳空港からウイスキーの蒸留所で有名な余市、積丹ブルーの絶景神威岬をドライブしてきました。

執筆者のプロフィール

齋藤千歳(さいとう・ちとせ)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在はキャンピングカーを「方丈号」と名付け、約9平方メートルの仕事部屋として、車内で撮影や執筆・レビューなどを行っている。

BMWを24時間9,900円からでレンタル可能

BMW 525i ツーリングでドライブに

今回の取材用に用意していただいたBMW 525i ツーリング。5人乗りのステーションワゴンタイプ。通常期のレンタル料金は24時間9,900円(税別)だといいます。

筆者の住んでいる北海道千歳市は、北海道の空の玄関口である新千歳空港があるため、数多くのレンタカー業者があります。実は今回取材の協力いただいた「新千歳モーターランドレンタカー」(以下、NCML RENTACARさんは、新千歳空港に隣接するレンタルカート場といったモータースポーツアクティビティ施設「新千歳モーターランド」のレンタカー部門です。以前からレンタルカートの取材などでお世話になっており、今年2022年7月1日からレンタカー事業を開始。スポーツタイプと福祉車両に特化したレンタカーサービスを行っています。

そして「オープンしたばかりで夏休みシーズンなのに、まだ車両に余裕があるから、取材を兼ねて、夏の北海道をBMWでドライブしてきたら? すごく気持ちいいと思うよ」というお誘いを受け、新千歳空港からウイスキーの蒸留所で有名な余市を経由して、積丹ブルーの絶景神威岬までドライブしてきました。

BMW 3シリーズのオープンなども用意されていた

筆者が取材の伺ったときには、まだ自社工場で修理中でしたが、BMW 335i カブリオレも通常シーズン24時間9,900円のクラスでラインアップされる予定だといいます。

NCML RENTACARのある北海道千歳市に住む筆者は、自分のクルマで伺いましたが、新千歳空港までの無料送迎も利用できるそうです。ちなみにクルマでいった場合、レンタカーを利用している期間は無料駐車場も利用できるといいます。

現地に伺うと、筆者にはBMW 525i ツーリング、ステーションワゴンタイプが用意されていました。

「よりスポーティな3シリーズのセダンもいいかと思ったのですが、北海道旅行で考えるなら、大人5人が座っても余裕があり、ステーションワゴンタイプなので荷物もたっぷり積めるBMW 525i ツーリングを用意しました」とのこと。

普段全長4mちょっとで燃費を重視したハイブリッドコンパクトSUVに乗っている筆者にとって全長が5m近く、2.5LV6で200馬力を超えるBMWの5シリーズはかなり迫力を感じる車両です。

「運転は大丈夫かな〜」と思ったことはいうまでもありません。

ちなみにレンタルしたBMW 525i ツーリングは2006年製と新車感はありませんが、しっかりと整備、清掃されていました。そして、何より7月1日から8月31日はハイシーズン料金で24時間13,300円(税別)ですが、通常のシーズンなら24時間9,900円(税別)というリーズナブルな価格からは想像できない高級車ならではのオーラがあります。

また、ほかの車両もみせてもらったのですが、自社工場での整備が終了してからラインアップに加わる予定だというBMW 335i カブリオレやBMW 325やフェアレディZのオープンカーなども用意されていました。自分で買って、所有すると考えるとなかなか難易度は高いですが、一度乗ってみたいクルマも多く、レンタカーで体験できるなら楽しいのではと感じました。

BMW 3シリーズセダンも用意されていました。3シリーズでも筆者にとっては十分に広いですが、今回のBMW 525i ツーリングはさらに広いです。

片道約2時間半の神威岬に向かってドライブ

左にあるウインカーレバーにしばらく悩む

普段から欧州車に乗り慣れている方なら、当たり前かもしれませんが、日本車ではだいたいハンドルの右側にあるウインカーレバーが左にあります。

185cm近い全幅、5m近い全長のBMW 525i ツーリング。普段運転してるクルマより完全にひとまわり以上大きいので、最初はかなりおっかなびっくりとした運転でした。しばらく乗っているとバックや駐車場では、それなりに気を使いますが、慣れてしまえば、さほど気になりません。

それ以上に気になったのが、ウインカーの操作レバー。筆者が普段乗っている日本車ではだいたいハンドルの右側にあると思うのですが、BMW 525i ツーリングなどの欧州車ではハンドルの左側に、右側にはワイパーの操作レバーがあります。油断すると、ウインカーを出すつもりがワイパーが動き出すので注意が必要です。

そして、今回は新千歳空港から高速道路や海岸線の一般道などを通って約2時間半のドライブになる積丹ブルーの海で有名な神威岬に、ウイスキーの蒸留所で有名な余市経由で向かう予定です。北海道らしい高速道路や海岸線のワインディングが楽しめます。

とはいえ、筆者は高速に乗るまでの間に、ウインカーとワイパーの操作を間違わないように、慣れるのがいちばん大変でした。

高速道路の走行は静かで快適なのにおどろく

高速道路に乗って最初のSA(サービスエリア)である輪厚で飲み物休憩。北海道のドライブではコンビニやガソリンスタンドがなかなかないこともあるので注意を。

NCML RENTACARのBMWのなかでも、2.5Lでステーションワゴンタイプの5シリーズとエンジンの割にはボディが大きくて重いので「さほど速くはないよ」といわれたBMW 525i ツーリングですが、筆者にとっては十分に速いのです。

あとで調べてみたところV6の2.5L約218馬力のエンジンは、1,700kgを越える車体を非常にスムーズに加速させてくれます。

そして、なによりも驚いたのが、高速道路の制限速度100km/h近く出ているのに、非常に静か、エンジンもまったくがんばっている様子もなく安定しおり、サスペンションなどの性能の差なのでしょうか? イヤな振動も少なく、同じ100km/hだとしても、筆者の普段乗っているコンパクトSUVで80km/h程度の印象。速い速度で運転する疲れのようなものを感じません。「高級車ってこういうことなんだ」と思ったほどです。

ちなみにBMW 525i ツーリングの燃料タンク容量は70Lで、指定燃料は当然ハイオク。燃費は約8km/L程度です。筆者のコンパクトSUVの倍の燃料を消費し、ハイオクが1L175円なら0から満タンで約12,250円。ある意味、この程度の燃料代などを気にする必要のない人のクルマであることも痛感しました。とはいえ、高速移動の快適性の高さは素晴らしい。

ベビーカーや撮影機材、日帰り旅行の荷物などをかなり乱雑に積んでもBMW 525i ツーリングのトランクルームは余裕。子連れ旅にもおすすめです。

後部座席も広く、疲労も小さいのがうれしい

積丹ブルーと呼ばれる美しい青い海に囲まれた神威岬。新千歳空港からだと途中ご飯などの寄り道をすれば、往復でだいたい6時間を越えるドライブコースになります。

今回BMW 525i ツーリングでドライブをして、もっとも驚いたことは妻がおとなしく後部座席に座っていたことです。普段、筆者のコンパクトSUVで出掛けると妻は後部座席を非常に嫌がります。クルマ酔いをしやすい体質なのと助手席に比べて圧倒的に乗り心地が悪く、疲れるというのです。

しかし、当たり前ですが、新車時に650万円を超えていた高級車であるBMW 525i ツーリングは後部座席のシートもしっかりしているうえに、広い。しかも高速走行時の揺れや振動も少ないので、かなり快適。妻からの文句もありませんでした。これは家族で旅行をするときにはとっても重要でしょう。

当たり前ですが、コンパクトカーなどとは比べものにならない、しっかりとした後部シート。広さも十分です。

今回のドライブには、まもなく2歳になる息子も連れて行ったのですが、静かで揺れないこともあってか? ドライブ中はほとんどチャイルドシートで熟睡。後部座席嫌いな妻が珍しく後部座席で隣に座っていたためか、ご機嫌もよくドライブが快適でした。

熟睡後、お目ざのアイスでご機嫌の息子。普段のクルマよりも静かで揺れも少ないせいか、よく寝ていたように感じました。

まとめ

高速かつ長距離ドライブが多い北海道旅行ならおすすめ

筆者は今回借りたBMW 525i ツーリングはサンルーフ搭載モデルで、開けると開放感があり、夏の北海道を走るにはとても気持ちがよかったです。

長年ペーパードライバーで、運転にあまり自信のない筆者は、大型の高級車の信者ではありません。それどころか、普段は燃費なども考えてハイブリッドコンパクトSUVに乗っています。しかし、今回BMW 525i ツーリングでドライブに出掛けてみて「北海道旅行」なら大型の高級車を意図的にレンタルするのはありと感じました。

理由は大きくふたつ。

ひとつは、北海道での移動は、クルマで新千歳空港から函館までは約270kmで所要時間は約3時間40分、旭川でも約180kmで約2時間10分。高速道路と一般道を使っての平均速度が約75〜83km/hと長距離なだけでなく、速度も速いわけです。市街地をメインで走るのでなければ、高速でも静かで揺れない大型高級車の優位性が十分に楽しめます。

そして、ふたつ目は同乗者の快適性です。筆者のように、普段自分が運転していると、いつも運転席に座っているので、自分のコンパクトカーの後部座席に座ることはほぼありません。しかし、北海道旅行のように数時間というドライブになるとコンパクトカーと大型高級車の後部座席の快適性の差はより強く感じられます。若者だけのグループ旅行なら気にならないかもしれませんが、高齢の両親や幼い子どもと旅行をするなら、後部座席の快適性は旅のクオリティに大きな影響を与えるでしょう。

今回試乗したNCML RENTACARの場合は、BMW 525i ツーリングのハイシーズン料金で24時間13,300円(税別)ですが、通常のシーズンなら24時間9,900円(税別)とレンタル料金はリーズナブルなので、ドライブメインとなる北海道旅行なら検討してみる価値があると感じました。

また、運転するドライバーとしても、せっかくの広い北海道の道を運転するなら、普段は乗らない高級外車のほうがおもしろいのはいうまでもありません。

取材協力:NCML RENTACAR

レビュー暮らし・生活・ペットスポーツ・アウトドア
シェアする
齋藤千歳(フォトグラファーライター)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在はキャンピングカーを「方丈号」と名付け、約9㎡の仕事部屋として、車内で撮影や執筆・レビューなどを行っている。北海道の美しい風景や魅力を発信できればと活動中。

齋藤千歳(フォトグラファーライター)をフォローする
特選街web

PR

大切な愛車を守る“最後の砦”!データシステム『カースティールブロッカー』で乗り逃げを阻止する!【盗難防止】[PR]
ひと昔前と比べれば減少傾向にはあるものの、依然として自動車盗難が各地で発生している。ここ数年の盗難被害台数は、1年間で5000台以上! なかでも、プリウス、ランクル、レクサスLX、アルファードなどのトヨタ車に盗難事例が集中している。大切な愛...

PRニュース