【料理研究家・村上祥子さん】80歳で1日1万歩以上歩けるのはトランポリンのおかげ!腰もひざも痛み知らず

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長年、栄養指導に携わってきた私は、筋肉を維持することの大事さが重々わかっています。そして食事とともに筋肉を維持するうえで重要なのが運動です。私は毎日、自宅とスタジオの行き来や買い出しなどで、1万歩から、1万7000歩くらい歩いています。それに加えて、トランポリンが、筋肉の維持に役立っているのだと思います。【体験談】村上祥子(料理研究家・公立大学法人福岡女子大学客員教授)

毎朝100回跳ぶことが8年前からの日課

3階にある自宅でトランポリンを100回跳んでから、階段を下りて2階のスタジオに出勤する──これが、私の毎朝のルーティンです。

トランポリンを始めたのは、尊敬するかたにプレゼントしていただいたから。現在60代のその女性は、常に背すじがスッと伸び、颯爽と歩いていらっしゃいます。私が「ステキですね」というと、ご自身がいつも実践しているというトランポリンを勧めてくださり、私にも贈ってくださったのです。

以来、毎朝のトランポリンを、8年間続けています。

長年、栄養指導に携わってきた私は、筋肉を維持することの大事さが重々わかっています。特に50歳を過ぎると、筋肉の分解速度が早くなります。

また、口から入ったたんぱく質が吸収・分解されて、アミノ酸から筋肉につくり替えられるのは80%といわれています。こうしたロスがあることを踏まえて、たんぱく質を食事でしっかりとる必要があるのです。

私自身、口腔外科の手術をした際、食事が思うようにとれない時期がありました。そのときは、自分の体内で筋肉の分解が進んでいることがはっきりとわかりました。実際、体の動きも悪くなりました。

ですから、日々の食事で、エネルギーとなる糖質と、筋肉をつくるたんぱく質を、それぞれ適量とることは、常に意識しています。

毎朝100回跳んでいる村上先生

背すじがまっすぐ伸びて階段も苦にならない

そして食事とともにもう1つ、筋肉を維持するうえで重要なのが運動です。

私は毎日、自宅とスタジオの行き来や買い出しなどで、1万歩から、1万7000歩くらい歩いています。それに加えて、トランポリンが、筋肉の維持に役立っているのだと思います。

運動音痴で自転車にも乗れない私が、トランポリンを跳んでいるというと、息子たちは「大丈夫?」と、とても心配します。けれども、私自身はトランポリンを100回跳んでも、息切れすらしません。

よく「背すじがまっすぐ伸びていますね」といわれるので、体幹も鍛えられているのでしょう。今年で80歳を迎えましたが、階段の上り下りも全く苦になりません。腰やひざの痛みも今のところないです。

5年ほど前に仕事で体組成を計測した際、背中にも胸にも筋肉がしっかりついているという結果が出ました。日ごろから、食事、歩くこと、トランポリンで、筋肉維持を心がけている成果といえるのではないでしょうか。

どんな運動も続けられなかった私が、トランポリンを8年間継続できたのは、とにかく簡単だからです。100回跳んでも、所要時間は5分程度。テレビや音楽をかけることもなく、ただ無心で跳んでいます。

家の中でできるので、安全にさえ気をつければ、トランポリンはシニア層にとって、とてもいい運動法だと思います。

外を歩いていると、私の本を愛読してくださっているかたから声をかけられたり、懐かしい知り合いとバッタリ会うこともあります。そんな思いがけない出会いがあるのも、動ける体があるからこそ。

これからも、食事と運動で筋肉を維持し、健康を保ちたいと思っています。トランポリンは、その一助として続けていくつもりです。

下肢の筋肉を効果的に鍛えることができる
愛媛大学医学部附属病院抗加齢予防医療センター長 伊賀瀬道也

ジャンプをすることは、体幹を鍛えるのにとても有効です。トランポリンを使用した場合、普通にジャンプするよりも、高揚感がありますし、下肢の筋肉も効果的に使うことができます。もちろん、下肢の筋肉を鍛えるにあたり、たんぱく質の摂取も重要です。ケガに気をつけて、ぜひ継続してください。

[別記事:足が床から浮けばOK!医師が10kgやせた「ゆるジャンプ」で生活習慣病を撃退→]

■この記事は『壮快』2022年9月号に掲載されています。

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