老化による脳や体の衰えを避けることはできません。80歳以降、認知症やがんの有病率、要介護認定比率が急上昇し本格的に老化が進行します。しかし、悲観的になる必要はありません。「足し算」健康術をすることで、衰えをゆるやかにし80代の生活を変えることは可能です。「話題の医師が提案!幸せな日々のために…」をテーマに「徹子の部屋」(2022年9月7日)に出演し話題となった精神科医・和田秀樹さんに解説していただきました。

62歳の私が実践する「足し算」健康術

ウォーキングとスクワットで血糖値をコントロール

私自身の健康管理についてもお話ししましょう。
私はいま62歳ですが、いくつも持病を抱え、まさに病気のデパートのような人間です。

2018年の正月、のどが異常に渇き10分おきぐらいに水を飲まないといられなくなり、夜中に何度もトイレに立つようになりました。

こんな状態が1カ月も続いたので、勤務先の病院で血糖値を測ったところ、なんと600㎎/㎗を超えていたのです。重症レベルの糖尿病です。

私はどうしてもインスリン注射を打ちたくなかったので、知り合いの医師に頼んで都内でインスリンを使わない治療をしている別の医師を紹介してもらいました。
いくつも薬を試しましたが血糖値はなかなか下がりません。

そこで私が始めたのが歩くことです。
運動をすると、筋肉でブドウ糖や脂肪の消費量が増え、とくに食後の血糖値の上昇が改善されます。
また、運動を習慣にすることで、血糖値を下げるインスリンの効きがよくなり血糖値の上昇を防ぎます。

当時の私は、移動に車かタクシーを使い、まったく歩かないという生活をしていました。
血糖値を下げるには下半身の筋肉をつけるのが効果的と知ったので、一日30~60分は歩くように心がけ、スクワットも日課にしました。

すると、早朝血糖値は200㎎/㎗程度、ヘモグロビンA1c(過去1~2カ月の血糖値を示す指標)の値は8前後まで下がりました。
 
健康診断でこの数値が出たら「高いですね。下げましょう」と言われるところです。
しかし、これ以上下げると頭がぼんやりする感覚があるので、私はこの数値でコントロールしています。
最近は300㎎/㎗くらいになりましたが、あまり症状がないので、よしとしています。
正常値より高めですが、のども渇かず夜中にトイレで目覚めることも一回くらいで済んでいます。

画像: ウォーキングとスクワットで血糖値をコントロール


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