【レコードプレーヤー動向】アナログにワイヤレスの組み合わせ!歴史ある「LP120」シリーズに多機能機登場

家電・AV

オーディオテクニカから、昨今のレコードブームをとらえて機能を追加したDJスタイルの新モデル「AT-LP120XBT-USB」が登場。ブルートゥースやUSB出力を備える多機能モデルで、フォノイコライザーを内蔵し、アナログ出力は「フォノ」と「ライン」の切り替えが可能。アクティブスピーカーとも組み合わせが簡単だ。

本稿は『極上 大人のオーディオ大百科 2023』(マキノ出版)の中から一部を編集・再構成して掲載しています。

レコードプレーヤー
オーディオテクニカ「AT-LP120XBT-USB」

今、このキーワードに注目!
【ワイヤレス接続&USB出力】
レコードの再ブームが続く中、最新のプレーヤーでは、ブルートゥース機能を内蔵したり、USB出力を装備したりといったモデルが増えている。アナログプレーヤーとワイヤレスの組み合わせはユニークに思えるが、人気のブルートゥースヘッドホンなどと好相性だ。

プレーヤーとしての基本性能を大切にしつつ、昨今のレコードブームをとらえて機能を追加したDJスタイルの新モデル「AT-LP120XBT-USB」が登場。ピッチコントロール機能も備えている。

LP120は、2003年にアメリカで誕生した歴史あるシリーズで、2019年に第2世代のLP120Xとして一新。本機は、トラディショナルなたたずまいはそのままに、ブルートゥースやUSB出力を備える多機能モデルで、日本ではオンラインストア限定で発売される。

まず、レコードプレーヤーとしては、DCモーターによるダイレクトドライブが特徴。回転の立ち上がりが速く、高い安定性を誇る。また、プラッターはアルミニウム合金ダイキャスト製で、制振性も考慮した設計となっているなど本格派だ。

機能面では、33 1/3、45回転に加えて78回転にも対応し、SPレコードの再生も可能。カートリッジのAT-VM95EとヘッドシェルのAT-HS6はともにオーディオテクニカ製で、同社が50年以上にわたって積み上げてきた技術ノウハウが凝縮されたもの。AT-VM95シリーズとの互換性があり、カートリッジの交換も楽しめる。カートリッジやヘッドシェルを手掛けるメーカーの本格的なレコードプレーヤーなのだ。

ワイヤレススピーカーやパソコンと組み合わせられる

現代にうれしい機能は、USB出力端子やブルートゥース出力への対応。USB出力は、パソコンとの組み合わせでレコードの再生音をデジタルファイル化することができる。ブルートゥース出力は、コーデックがaptX Adaptiveに対応。高音質で定評があり、同コーデックに対応したスピーカーなどと組み合わせれば、レコードの楽しみ方の幅が広がる。

また、フォノイコライザーを内蔵し、アナログ出力は「フォノ」と「ライン」の切り替えが可能。ライン出力を用いれば、人気が高まっているアクティブスピーカーとも組み合わせが簡単だ。近年は、デジタル出力機能が重宝されているが、レコードプレーヤーでも妥協したくない本物志向のユーザーに適した高品位モデルといえる。

レコードプレーヤー
オーディオテクニカ「AT-LP120XBT-USB」
実売価格例:4万6200円(オンラインストア限定販売)

【SPEC】
●駆動方式/ダイレクトドライブ
●回転数/33-1/3、45、78
●トーンアーム/スタティックバランス式S字型
●カートリッジ/VM型(AT-VM95E)
●ヘッドシェル/AT-HS6 BK
●端子/RCA出力、GND、USB
●Bluetooth/aptX Adaptive、aptX、SBC
●本体サイズ/幅452mm×高さ141.6mm×奥行き352mm
●重量/8kg

伝統のDJスタイルとレコードプレーヤーとしての品位を保ちつつ、USB出力やブルートゥース出力にも対応する最新モデル。同社製のカートリッジとヘッドシェルが標準付属する。

■解説/鴻池賢三(AV評論家)

※情報は記事作成時のものです。
※この記事は『極上 大人のオーディオ大百科 2023』(マキノ出版)に掲載されています。

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