筆者の住む北海道のように降雪地帯でクルマに乗る人なら、1台の1本は持っているであろうスノーブラシ。絶対必要な必須アイテムなのですが、壊れたときや無くしたときに、なにも考えずに近くのホームセンターで購入するため、なんのこだわりもありませんでした。しかし、キャンプ・アウトドアブランドとして有名なキャプテンスタッグのアイテムにも2種類のスノーブラシがあったのです。そこで、どうせ買うならアウトドアイメージの強いキャプテンスタッグ製と考え、クルマ2台分と考えて2種類をそれぞれ導入してみました。その結果、意外な盲点が明らかになったので、みなさんにご報告します。

キャプテンスタッグ「アルミ折畳み式スノーブラシ(グリーン)」を使ってみた

スタンダードな構造ながら、しっかりとした作りに安心感

画像1: スタンダードな構造ながら、しっかりとした作りに安心感

「アルミ折畳み式スノーブラシ(グリーン)」は「木柄調スノーブラシ」の約3倍の価格のためしっかりとしたアルミニウム合金製となっています。表面は耐食性、耐摩耗性が高く、高硬度なアルマイト加工済み。製品サイズは幅約26cm、高さ約13cm、長さは約77cmから約126cmまで調整可能です。しっかりと密集したブラシ部分はポリ塩化ビニル、樹脂部分はポリプロピレン、窓に凍りついた氷の除去などに便利なスクレーバー部分はABS樹脂でできています。

重さは約400gと見た目よりは、かなり軽いのですが、手に持つとしっかりとした印象です。

画像2: スタンダードな構造ながら、しっかりとした作りに安心感

「アルミ折畳み式スノーブラシ(グリーン)」の最大の特徴は、長さが調整できることでしょう。右回しでしまる、左回しでゆるむ構造で約77cmから126cmまでの使いやすい長さに調整して使用するわけです。これ自体はよくある構造なのですが、さすがにキャプテンスタッグ製、しまる、ゆるむがきっちりしており、安心感があります。実はノーブランド製などでは、このしまる、ゆるむがはっきりせず、使っていると勝手に縮んむなど、イライラすることが多いのです。このあたりはさすがといえるでしょう。

画像3: スタンダードな構造ながら、しっかりとした作りに安心感

上に掲載した写真のように「アルミ折畳み式スノーブラシ(グリーン)」のブラシ部分の根元にはロックボタンが付いており、ブラシの角度を5段階に調節できる仕組みです。そのため、ミニバンや筆者の場合はキャンピングカーのように車高の高いクルマの雪を落とす際にとても便利。この部分がちゃちだと重めの雪を落とす際などに角度が変わってしまい、イライラすることがあるのですが、かなりしっかりしているため、そんな心配も感じません。

画像4: スタンダードな構造ながら、しっかりとした作りに安心感

筆者のキャンピングカーはトラックベースのいわゆるキャブコンと呼ばれるタイプのもの(屋根までの)高さが約3mあります。そのため、クルマに雪が積もると雪を落とすのもかなり大変なわけです。

しかし「アルミ折畳み式スノーブラシ(グリーン)」は伸ばすと最大で約126cm。一般的に手を上に伸ばしたときの高さは身長×1.2〜1.25倍と言われているようなので、少なく見積もって1.2倍を採用、日本人男性の平均的な身長として170cmを想定すると204cm。アルファードクラスのミニバンで高さが約195cm程度、幅が190cm程度なので、屋根の上に積もった雪もしっかりと落とすことができるでしょう。

さすがに屋根までの高さが約3mのキャブコンの屋根の積もった雪までは落としきれませんが、屋根の真上に積もった雪以外は気持ちよく落とすことができました。

特にクルマの雪下ろしの際にもっとも使用するであろうブラシ部分は、ポリ塩化ビニル製のワイヤー部分の密集度が高く、コシがあるため気持ちよく雪をかき落としてくれます。実は屋根の積もった雪をクルマの左右などにかき落とそうとすると思う以上に重く、ブラシの強度(コシ)が弱いと、うまくいかないことがあります。「アルミ折畳み式スノーブラシ(グリーン)」は設計や製造をしているキャプテンスタッグ自体が雪国新潟のメーカーのためか、気持ちのよいバランスでできていると感じました。

まとめ

画像3: 【車用雪かき道具】せっかく買うならと「キャプテンスタッグ」のスノーブラシ2種を試した結果…意外な盲点が
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) 除雪 雪かき スノーブラシ アイススクレーパー 除雪ブラシ 車載用 折畳み式 アルミ グリーン UX-1232
製品サイズ:(約)260×130×長さ770~1,260mm
製品重量:(約)0.4kg
材質:柄/アルミニウム合金(表面加工:アルマイト)、ブラシ/毛部=ポリ塩化ビニル、樹脂部=ポリプロピレン、ヘラ/ABS樹脂
原産国:中国
¥2,526
2023-01-03 11:09

お願いだから「CAPTAIN STAG」のロゴをどこかに入れてくれ!

画像: お願いだから「CAPTAIN STAG」のロゴをどこかに入れてくれ!

「木柄調スノーブラシ」のブラシ部分の絶妙なコシや「アルミ折畳み式スノーブラシ(グリーン)」のブラシ部分を5段階に調整できるロックボタンなど、普段から使っている人間が設計しているとしか思えない作りは、さすが本社が新潟県三条市にあるキャプテンスタッグならではといえるでしょう。同じ北国仲間である北海道在住の筆者も納得の作りといえます。実は筆者は新潟にも住んでいたことがあるのですが、ブラシのコシの強さは北海道に比べて湿り気の多い新潟の重い雪にもしっかりと対応してくれそうで頼もしく思いました。

しかし筆者は受け取ってパッケージを開けたときに、大きく落胆したことがあります。ここまで記事を読んでくださったみなさんなら、すでに掲載した写真で気付いているかもしれませんが「木柄調スノーブラシ」、「アルミ折畳み式スノーブラシ(グリーン)」ともパッケージを外すとどこにもブランドロゴである「CAPTAIN STAG」の文字がないのです。はっきり言うとキャンピングカーに積むスノーブラシなどは「私はスノーブラシにまでこだわってますよ感を演出したい」のです。「小さな男といわれてもいい! キャプテンスタッグさん、2024年モデルは大きく「CAPTIAN STAG」のロゴを入れてください」。

このコストパフォーマンスでロゴも入っていれば、ほぼ文句なしのスノーブラシだと筆者は思っているわけです。せっかく買うならキャプテンスタッグはありだと思いますよ。



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