実際に調理してみると
ソロから2人程度にぴったり
マルチポット18cmとフライパンを使って、じっさいにスパゲッティを茹でて、さらに具材といっしょに炒めました。スパゲッティの1人前は約100gで、1Lの水を沸騰させて茹でるのが基本ですよね。スパゲッティを折ってクラッシュパスタのスープにするとか、マカロニを使わなかったのは、スパゲッティを折らないで茹でることができるかどうかに興味があったからです。

大きいほうのマルチポット18cmでスパゲッティを茹でてみました。

折ったりしなくてもスパゲッティを茹でることができます。
16cmのマルチポットのほうも、市販の一般的なインスタントラーメンを割らずに入れることができます。1人前のラーメンやスープなどの汁ものを作るならば、16cmのほうで十分でしょう。

セットに含まれる鍋のうち小さいほうのマルチポット16cmでも、一般的なインスタントラーメンを割らずに入れることができます。
筆者はタマネギが好きなので、1人前の調理であっても1個使ってしまいます。いつものつもりでタマネギを切って、あまり深く考えずにセットのフライパンに入れたところ……もしかして多かったかも。

フライパンでタマネギを炒めています。1個まるごとは多すぎたかも。コーティングに傷をつけないように、プラスチックか木製のヘラや菜箸を使いましょう。
さらにここに、刻んだウインナーソーセージ(5本)とミックスベジタブル(目分量で袋3分の1くらい)を入れて、茹で上がった100gのスパゲッティを入れたところ、ちょっと山盛りになってしまいました。欲張りすぎましたね。もちろん、きちんと炒めることはできました。

スパゲッティ100gを具材といっしょに炒めました。火加減は中火までにしておきましょう。
タマネギを炒めたものは、ふだんから作り置きしておく方も少なくないでしょう。事前に家庭で炒めておいてから、使いたい分量だけを持参するのもいいかもしれません。そのほうが容積が小さくて扱いやすいでしょう。
また、もし2人前の炒めものをするならば、深さのある18cmのマルチポットを使うのもいいでしょう。
フッ素樹脂加工はやっぱり便利。後片付けも簡単
水洗いできない場所でも安心

よほどひどく焦がすようなことがなければ、古布やウェットティッシュなどで汚れをさっと拭うことができます。
具材がアルミそのままの製品に比べて、こびりつきにくいのは便利だと調理しながら感じました。でも、調理を終えてから、フッ素樹脂加工は扱いが楽ちんでいいなあと改めて思いました。
余裕があれば調理しながら、あるいは調理後に後片付けをするわけですが、食後はお腹が落ち着いたしちょっとのんびりしたいな、手間のかかることはしたくないなあ……などと怠惰なことを思うのです。
そういうときに、古布やウェットティッシュなどで汚れをほぼ落とすことができるならば、悪くありません。
屋外では自宅のキッチンのように流水でざばざばと洗うことができる場所は、かなり限られるはず。したがって、本製品を使っての調理後は、ざっと汚れを落としておき、自宅で改めて洗うことになるでしょう。
フッ素樹脂加工が施されているおかげで、よほど大量の油を使った炒めものをするとか、ものすごく焦がしたのではないかぎり、その場でほとんどの汚れを落とすことができそうです。
金属性のヘラ、菜箸やスチールウールを使わないこと、火加減も中火までという、フッ素樹脂コーティングを傷つけず長持ちさせる注意は必要ですが、利点のほうがたくさんあります。
まとめ
目的に応じて持参するものを決めるとさらに便利に

製品重量:(約)1.67kg
特徴:ふっ素加工(少量の油で調理できるのでお手入れ簡単)、仕様:オール熱源対応「ガスコンロ」「IH」「シーズヒータ」「ハロゲンヒータ」「エンクロヒータ」「ラジエントヒータ」GAS・100V・200Vの加熱器具に使用できます。※オーブ...

収納ケースに入れてクルマに積んでおくと便利でしょう。筆者はセットのうち必要なものだけをケースに入れて持っていこうと思っています。
「キャプテンスタッグ Easy コンパクトクッカーセット」はソロから2人程度の人数なら、本格的な調理でも便利に使えそうだというのが筆者の感想です。
家庭用の調理器具のように厚手でしっかりしていて、ハンドルも大柄でゆるみなく固定できます。そのため、炒めものを作るときにも具材をフライパンでひっくり返しやすいのです。チャーハンや野菜炒めもしっかりと調理できそう。

ハンドルはしっかり固定できるので、炒めものにも使いやすいです。調理中は外しておき、必要なときに装着しましょう。
直径18cm程度というのは、ソロ向けにふさわしい大きさです。それでも、マルチポットにもフライパンにもそれなりの深さがあるので、2人前程度までならば十分快適に使えます。1人前ならばフライパンだけでも汁物が作れるのではないでしょうか。
収納ケースに入れておけばかさばらないので、ふだんはまとめてクルマに積んでおくのもいいでしょう。
筆者はフライパンかマルチクッカーのどれかと、蓋とハンドルを、人数や作りたい料理に応じてそのつど組み合わせて、木製のヘラや古布、ウェットティッシュなどをいっしょにケースに入れて持ち出そうと思いました。
ケースに収納するさいにマルチポットやフライパンはそれぞれ古布や古新聞などで包んでおくと、傷防止にも汚れ落としにも使えそうです。ハンドルはダイソーで見つけたニットのペットボトルホルダーにぴったり収まりました。

収納ケースに入れる際には、マルチポットやフライパンは古布や新聞紙で保護すると、コーティングにも傷がつきにくいでしょう。ハンドルはダイソーで見つけたニットのペットボトルホルダーがジャストサイズでした。
「何を作ろうかな」「どの鍋が向いているかしら」などと計画をたてながらパッキングをするのも、なんだかわくわくしませんか。本製品を持ち出して本格的に使えるような暖かい季節がくるのが、待ち遠しくなってきました。