知っておきたいパソコン用語辞典
- インターフェース
- 接点のこと。機器と機器を接続するための端子形状や、電気信号のやり取りのルールを定めたものを「ハードウエアインターフェース」と呼ぶ。また、機器をユーザーが操作する場合の情報提供の方法や画面デザイン、操作装置、操作方法を「ユーザーインターフェース(UI)」と呼ぶ。
- Windows
- 「ウインドウズ」。米・マイクロソフト社のパソコン用OSのブランド名。世界で最も普及しているOSであり、最新版はWindows10。
- ウエブカメラ
- パソコンなどに接続して、リアルタイムに映像を転送することができるカメラ。パソコンに標準装備されるもののほか、USBで接続する周辺機器もある。
- ウエブブラウザー
- ウエブページ(ウエブサイト)を閲覧するのに用いるアプリ。単にブラウザーともいう。パソコン用としては、マイクロソフトの「Edge」や「インターネットエクスプローラー(IE)」、Googleの「Chrome」などがある。
- エクセル
- マイクロソフト製の表計算アプリ。「オフィス」に含まれるほか、単体でも販売されている。
- HDD
- ハードディスクドライブの略。ガラスや金属の円盤(ハードディスク)を回転させ、磁気を使ってデータの書き込み/読み出しをする構造。パソコンに内蔵される代表的な記憶装置であり、デスクトップパソコンには3.5インチ(型)のものが、ノートパソコンには2.5インチのものが搭載されることが多い。
- HDMI
- 映像と音声のデジタル信号を転送するのに使われるコネクター(端子)の規格。テレビやビデオレコーダー、パソコンなどに採用されている。
- SSD
- ソリッドステートドライブの略。半導体素子(フラッシュメモリーチップ)を用いた記憶装置で、従来のHDDの代替として利用される。HDDと違い、機械的な回転部を持たないため消費電力と発熱量が低く、無音で衝撃にも強い。データの読み書きも、基本的にHDDより高速。
- OS
- オペレーティングシステムの略。パソコンなどのデジタル機器を利用するための基本的な部分を担っているプログラム。パソコン用ではWindowsとmacOSが有名。
- オールインワン
- 全部入りの意味。主にディスプレイ一体型で、主要な周辺機器も内蔵されているデスクトップパソコンを指しており、「オールインワンPC」などとも呼ぶ。
- オフィス
- ビジネスで使うことが多い文書作成(ワープロ)、表計算、プレゼンテーションなどのアプリをセットにしたもの。マイクロソフト(MS)の「オフィス」が有名。同社の「オフィス」と互換性があるアプリを「オフィス互換アプリ」という。
- 拡張子
- →ファイル
- 「グーグル」。検索サービスをはじめ、各種ネット関連サービス、製品を提供する企業。本社はアメリカ。スマホ用のOS、Androidなども開発する。また、同社が開発したアプリ名称としても使われる。
- クラウド
- インターネットを介した先にある装置やサービスを指す。インターネットを空に浮かぶ雲(クラウド)に例えている。インターネット上にデータ(ファイル)を預けるサービスは「クラウドストレージ」と呼ばれる。
- グラフィックチップ
- →GPU
- クロック
- コンピューターを構成する各種部品を動かす際の基準となるタイミングのこと。単位はヘルツ(Hz)。CPUの場合は、駆動周波数ともいう。CPUが、3Gヘルツのクロックで動いている場合、1秒間に30億回の計算をしていることになる。
- コア
- CPU内部の計算回路を指す。計算回路を一つしか持たないCPUをシングルコアCPUといい、二つ持つCPUはデュアルコアCPUという。複数コアを持つCPUを総じてマルチコアCPUという。
- Core i
- 「コア アイ」。米・インテル社のCPUのブランドの一つ。パソコン用の主力製品で、「Core i3」のように、末尾に数字がつく。数字が大きいほど高性能。
- 光学ドライブ
- 盤面をレーザー光線で読み取る方式の記憶装置の総称。CD、DVD、BDといったディスク各種の読み取り、または書き込みができる。複数のディスクに対応したものは「マルチドライブ」などという。
- 再起動
- OSをいったん終了させ、その後に自動的に起動させる操作。「リブート」ともいう。
- サインイン/サインアウト
- →ログイン/ログアウト
- CPU
- セントラルプロセッシングユニットの略で、中央処理装置と訳す。単に「プロセッサー」と呼ぶこともある。コンピューターを構成する主要部品で、計算処理を受け持つ部分。パソコンの頭脳に相当する。
- GPU
- グラフィックプロセッシングユニットの略。コンピューターを構成する主要部品で、3D画像を表示する際に必要となる計算処理を行う。3Dを多用するゲームや、デザイン・設計用途のパソコンでは高性能なGPUが搭載される。
- 指紋認証
- 指紋センサーを使って指紋を読み取り、事前登録した指紋と合致したときに特定の操作を自動化すること。多くの場合、パソコンのログインのためのユーザーID、パスワード入力を行う際に利用される。
- シャットダウン
- OSを終了して、パソコンの電源を切ること。OSを終了せずに一時的に電源を切ることは、「スリープ」や「スタンバイ」などという。
- スタイラスペン
- ペン型の入力装置。タッチパネルの表面に先端を接触させ、手書きで文字や絵を入力する。指のタップやスワイプと同等の操作も可能。
- ストレージ
- データ(ファイル)を保存する記憶装置の総称。HDDや光学ディスク、フラッシュメモリー(半導体メモリー)など、記録方式や媒体は問わない。通電していない状態でも保存したデータが消失しないものを指す。
- スリープ
- OSを終了させず、パソコン各部の機能を一時的に停止し、節電している待機状態のこと。電源を切っているときより、素早く稼働状態に復帰できる。
- スロット
- 溝の意味。メモリーカードなど、薄いメディアを差し込む場所。
- Celeron
- 「セレロン」。インテル社のCPUのブランドの一つ。主に低価格パソコン用という位置付けで、販売数としては最も多い製品。
- タッチパッド
- 接触センサーを装備した板の表面を指でなぞることで操作する入力装置。主にノートパソコンに装備され、マウスの代替として使用する。
- タッチパネル
- 接触センサーを備えた液晶画面。画面に表示されているアイコンやボタンを、直接指で触れることで操作する。タブレットパソコンや2in1パソコンに採用されている。
- タブレットパソコン
- ディスプレイ部分だけを持ち運ぶスタイルのパソコン。画面がタッチパネルになっており、画面を直接指で触ることで操作する。
- 2in1
- 「ツーインワン」。ノートパソコンとしても、タブレット端末としても使えるタッチパネル搭載パソコンを指す。ディスプレイ部分とキーボードが取り外せるデタッチャブルタイプと、ディスプレイを回転させて、画面の裏側にキーボードを折り畳むコンバーチブルタイプがある。
- DVD
- デジタルデータを記録する、光学ディスクの一つ。パソコン用としては、読み取り専用のDVD-ROM、一回のみ書き込み可能なDVD-R、書き換え可能なDVD-RWやDVD-RAMがある。
- デスクトップ
- WindowsやmacOSなどで、OS起動後に表示される操作画面。アプリを起動するアイコンやファイル、ファイルを保存するフォルダーなどを配置できる。
- デスクトップパソコン
- 机の上に置いて使う、据え置き型パソコンのこと。
- 動作周波数
- →クロック
- ドラッグ&ドロップ
- マウスや指を使った操作の一つ。マウスの場合、アイコンを左クリック(Macではクリック)したまま移動させ(ドラッグ)、目的の場所まで運んで指を離し、落とすように配置(ドロップ)すること。
- ハードディスク(ドライブ)
- →HDD
- バイト
- Byte。デジタルデータのサイズを表す単位。デジタルデータの最小単位は、2進法の1桁であるビット(bit)であり、それが8桁あると1バイトと単位が変わる。1バイト=8ビットとなる。
- PC
- パーソナルコンピューターの略。パソコンともいう。
- BD
- ブルーレイディスクの略。CD、DVDに続く第3世代の光学ディスクのこと。読み出し専用のBD-ROM、一回のみ書き込み可能なBD-R、書き換え可能なBD-REがある。容量は23Gバイトから128Gバイトまであり、50Gバイト以上の書き込み可能なものは、BD-XLと呼ばれる。
- bps
- ビットパーセカンドの略で、1秒間に何ビットのデータを転送できるかを表した単位。通信速度を表すのにM(メガ)やG(ギガ)などを組み合わせて使われる。
- ファイル
- ユーザーが扱いやすいように集積されたデータのかたまり。内容は画像や音楽といったデータや、アプリ本体となるプログラムなど、さまざま。Windowsの場合、ファイルの末尾に「.txt」といった「拡張子」と呼ばれる文字列をつけることで、そのファイルがどのような種類のものかを区別している。
- ファイルシステム
- HDDやUSBメモリーといった記憶装置で、データを管理する方式。OSによって異なる方式が採用されており、そのOSが対応していない方式の記憶装置を接続しても内容を読むことができない。
- VGA
- ビデオグラフィックスアレイの略。640ドット×480ドットの解像度を指し、それを表示するための規格名でもある。米・IBMの初期のパソコンに採用され、それ以降パソコンのアナログ映像出力の標準となっている。端子形状も規格化されており、代表的なインターフェースであるD-Sub15ピン端子のことをVGA端子とも呼ぶ。
- フォルダー
- ファイルを保存・管理するための保存場所。複数のファイルを入れる箱という概念であり、フォルダー自体に名前をつけることで、中に入れるファイルの種別や用途を見分けやすくする。フォルダー内にもフォルダーを作ることができ、大元のフォルダーを「ルートフォルダー」、フォルダー内に作られるフォルダーを「サブフォルダー」という。
- ブルートゥース
- Bluetooth。パソコンやスマートフォンなどのデジタル機器と、その周辺機器をワイヤレスで接続するための規格。マウスやキーボード、スピーカーやヘッドセットといった近距離で使用する機器との通信を前提としている。使用する電波は2.4Gヘルツ帯。ファイル転送に使われることもある。
- ブルーレイディスク
- →BD
- プロセッサー
- →CPU
- Micro USB
- 「マイクロ ユーエスビー」 →USB
- Mac
- 「マック」。米・アップル社が製造・販売するパソコンの総称。元々は製品名である「Macintosh」の略称である。搭載されるOSは同社製の「macOS」であり、ハードウエア、OSともに同社の独自設計、独占販売となっている。主力製品として液晶一体型の「iMac」や、ノートパソコンの「MacBook」がある。
- 無線LAN
- →LAN →Wi-Fi
- メディア
- 媒体と訳す。コンピューター用語としては、データを保存するための物理的な機器や部品を指すことが多い。例えば「配布メディアは、DVDとUSBメモリー」といった使われ方をする。
- メモリー
- 記録装置全般を指す言葉だが、単独で「メモリー」といった場合には、コンピューターの主要部品である「メインメモリー」を指すことが多い。メインメモリーは、CPUが計算処理をするときに、計算結果や参照するデータなどを一時的に保存するためのもの。容量が大きいほどパソコンの性能は高くなる。
- UI
- →インターフェース
- USB
- ユニバーサルシリアルバスの略。パソコンなどのデジタル機器に、周辺機器を接続するための規格、および端子。転送規格の互換性を保ったまま、USB1.1→2.0→3.0→3.1と高速化され、最大転送速度は3.1で10Gbps。端子サイズ・形状としては、標準的なUSB(形状はAとB)、Mini USB(主にB)、Micro USB(主にB)、USB Type-Cがある。
- USB Type-C
- USBの端子形状の一つ。端子の裏表の区別がなくなり、どちら側に挿しても正常に使用できる。端子サイズも、統一された。
- LAN
- ローカルエリアネットワークの略。一つの建物内のパソコンやスマホ、家電などをネットワークでつなぐこと。ケーブルでつなぐと「有線LAN」になるが、無線でつないだ部分は「無線LAN」と呼ぶ。
- ログイン/ログアウト
- ログインは、コンピューターに対して、自分が登録されているユーザーであることを示す情報を入力し、操作する権利(アカウント)を得ること。通常は、事前に登録したユーザー名とパスワードを入力する。「ログオン」または、「サインイン」ともいう。ログアウト(ログオフ/サインアウト)は、操作権利を返上し、コンピューターをロックすること。
- ワード
- マイクロソフト製のワープロ(文書作成)アプリ。「オフィス」に含まれるほか、単体でも販売されている。
- Wi-Fi
- 「ワイファイ」。無線LANのこと。無線LAN機器の業界団体が、他社製品との互換性試験に合格した製品にWi-Fiマークを付与したことから転じて、無線LANそのものを指すようにもなった。