知っておきたいスマートフォン用語辞典
- iOS
- Appleが開発し、iPhoneに搭載されているOS(オペレーティング・システム)。iPadやiPod touchにも採用されている。iOSはAppleが独占的に使用しており、他社の端末には搭載されていない。
- アカウント
- コンピューターやネットサービスを利用する権利のこと。一般的に、「アカウントを取得する」と「会員登録をする」は同義となる。スマホを使う場合、iPhoneでは「Apple ID」、Androidでは「Googleアカウント」が必要となる。
- App Store
- 「アップストア」。Appleが運営する、iOS用アプリの販売・配布サイト。iPhoneからは「App Store」アプリからアクセスしてアプリをダウンロード/インストールする。iOS用のアプリはApp Storeでしか入手できない。
- Apple Pay
- 「アップル ペイ」。Appleが運営する電子決済の仕組み。iPhoneにクレジットカードやプリペイドカードを登録することにより、店頭やネットで決済ができる。国内では、7以降のiPhoneでJR東日本のSuicaなどのタッチ決済ができる。
- アプリ
- アプリケーションソフトの略。スマホにインストールして利用する、各種プログラムのこと。
- アプリ内課金
- アプリの拡張機能や、ゲームのアイテムなどを有料で入手する方法。アプリ内で提示される課金を承認すると、事前に登録した方法(クレジットカードやプリペイドカードなど)で決済される。
- Android
- 「アンドロイド」。Googleが開発しているスマートフォン/タブレット用のOS。誰でも自由に使用・複製・改変などが行える「オープンソース」思想に基づいて開発されているため、Androidを搭載するスマホは、世界中に多数存在する。
- Android Pay
- 「アンドロイド ペイ」。Googleが運営し、Androidスマホに搭載されている電子決済の仕組み。国内では、おサイフケータイ対応機で電子マネーによりタッチ決済が可能。
- ウィジェット
- Androidスマホのホーム画面に配置するシンプルなアプリ。多くのスマホに標準的に配置されている代表的なものとして、Googleの検索窓と時計がある。
- ウエブメール
- 専用のアプリだけでなく、ウエブブラウザーでメールの作成・送信、受信・閲覧ができる方式。代表的なものとしてGmailがある。
- ARM
- CPUの設計をする企業名、および同社が設計したCPU製品の総称。iPhone、Androidを問わず、ほぼすべてのスマホのCPUは、ARMの基本設計に基づいたものが搭載されている。
- HDR
- ハイ・ダイナミック・レンジの略。露出の異なる2枚の写真を同時に撮影し、明るい部分から暗い部分まで適切に表現できるように合成すること。白い部分が飛んだり、黒い部分がつぶれたりすることのない、明暗差の範囲が広い写真が仕上がる。
- APN
- スマホがモバイル回線を使ってネット接続する際、接続先を指定するための情報。通常、ユーザー側の操作は不要だが、キャリア製スマホと格安SIMを組み合わせた場合に、設定が必要となる場合がある。
- SNS
- ソーシャル・ネットワーキング・サービスの略。友人・知人とのコミュニケーションを目的としたウエブサービス。代表的な例として「フェイスブック」「インスタグラム」「LINE」などがあり、各サービスがスマホ用アプリを用意している。
- SMS
- ショート・メッセージ・サービスの略。ショートメールともいう。スマホ、ガラケー問わず携帯電話間で文字メッセージを送受信する仕組み。相手を電話番号で指定できる。キャリアを横断したやり取りも可能。
- spモード
- ドコモのスマホを、インターネットに接続するためのプロバイダーサービス。spモードを契約することにより、ネット接続のほか「xxxx@docomo.ne.jp」のメールサービスを利用できる。
- NFC
- 十数センチ程度の近距離で非接触通信を行う国際規格の一つ。日本のおサイフケータイを実現しているFelicaチップもNFCの一種だが、現状ではFelicaとそれ以外のNFCには互換性がない。
- MNP
- モバイル・ナンバー・ポータビリティの略。携帯電話加入者がキャリアを乗り替える際にも、今まで使っていた番号のまま移行できる制度。
- MVNO
- 仮想移動体通信事業者のこと。通信回線を他社から借りて通信サービスを提供している業者。日本では、格安SIMを提供している業者がMVNOとなる。
- OLED
- →有機EL
- OK Google
- 「オッケー グーグル」。Androidに搭載されている音声アシスタントの名称、および音声コマンドにより起動するために呼びかけるキーワード。
- おサイフケータイ
- スマホに搭載された非接触通信用チップのFelicaを利用する電子決済の名称。ガラケーから継承されたもので、日本独自のサービス。
- 顔認証
- スマホに装備されているカメラで使用者の顔をとらえ、パスワード入力の代わりにユーザー認証を行う方法。Galaxyの一部機種、iPhone Xなどに搭載されている。
- 格安SIM
- MVNOが提供する通信サービスの総称、または愛称。大手キャリアからリースした回線を用い、サービス内容をシンプルにすることで月額料金を安価に抑えている。
- 格安スマホ
- 格安SIMと組み合わせることを前提に販売されている、安価なSIMロックフリースマホ。その多くがAndroidスマホである。
- 画面ロック
- スマホの画面表示や操作を制限する機能。ロック画面で、暗証番号入力や、生体認証などの操作を行うことでロックが解除される。
- キャリア
- 回線事業者のこと。回線キャリアともいう。自前で回線や交換機、電波周波数の割り当てを持ち、ユーザーに回線を提供している事業者を指しており、国内ではドコモ、au(KDDI)、ソフトバンクの3社が主なキャリアとなる。
- クラウドストレージ
- クラウドは、インターネットを空に浮かぶ雲に例えた呼称。インターネット上にデータ(ファイル)を預けるサービスをクラウドストレージと呼び、複数の端末からいつでもアクセスできるメリットがある。
- GPS
- グローバル・ポジショニング・システムの略。複数の人工衛星が発する電波を利用して、自分が地球上のどこにいるかを正確に割り出す仕組み。多くのスマホが位置情報を取得するためにGPSを搭載している。
- SIM
- 「シム」。サブスクライバー・アイデンティティ・モジュールの略。正確には「SIMカード」のこと(ドコモでは「UIMカード」)。携帯電話事業者(キャリア)が発行する、電話番号を含む契約者情報が記録されたICカード。スマホを含む携帯電話に装着し、契約者の識別に用いる。
- SIMロック
- 特定キャリアが発行したSIMでしか、スマホを利用できないようにすること。キャリアが販売するスマホは、購入時にSIMロックがかかっており、使用期間などの一定条件が整えば、「SIMロック解除」が行える。また、販売時からSIMロックされていないスマホを「SIM(ロック)フリー」端末という。
- SIMロック解除
- →SIMロック
- SIM(ロック)フリー
- →SIMロック
- Siri
- 「シリ」。iPhone(iOS端末)に搭載されている音声アシスタントの名称。音声コマンドで起動する場合は「Hey Siri」と呼びかける。
- スタイラス
- スタイラスペンの略。タッチペンともいう。ペンを持つようにして、タッチパネルの表面に先端を触れることで操作する道具。文字や絵、図の手書き入力や、タップなどの操作もできる。大画面スマホに付属していることもある。
- ストレージ
- スマホに搭載されているデータ保存回路。アプリや写真、音楽データなどを保存するのに使われる。「内蔵メモリー」と呼ぶ場合もあるが、計算処理の結果を一時保存する「メインメモリー」とは、別の回路。
- 速度制限
- 月間のデータ通信量が、契約しているパケットプランのデータ通信量上限に到達すると実施される措置。残りの月内は通信速度が極端に遅くなる。追加料金を支払うことで、速度を回復することも可能。また、直近3日間のデータ通信量によって速度制限を行うキャリアもある。
- タッチ操作
- 画面に指で触れることで指示を与える操作方法。スマホの基本的な操作方法であり、画面を1回軽く触れる「タップ」、2回触れる「ダブルタップ」、画面の1ヵ所をグーッと押したままにする「長押し」、アイコンなどをスーッと動かす「ドラッグ」、2本の指で画面を縮小する「ピンチイン」、2本の指で画面を拡大する「ピンチアウト」、画面全体を上下左右に動かす「スワイプ」、文字入力時などに画面を指でなぞる「フリック」などがある。
- テザリング
- スマホのデータ通信回線を使って、パソコンやタブレットをインターネットに接続する機能。
- デュアルレンズ
- 広角&望遠のように、用途の異なる二つのカメラ機能を搭載し、撮影範囲を広げたり、高画質化をねらったりしているスマホの仕様。
- パケット
- ネットワークを流れるデータの単位。スマホのデータ通信でやり取りされるデータは、パケット単位で細かく分割送信され、受信された先で再結合される。この方式を「パケット通信」という。
- ファブレット
- フォーン・タブレットの略。スマートフォンでありながら、タブレット端末並みの大画面を採用したモデルを指す。明確な規定はないが、5・5型以上の機種を指すことが多い。
- VR
- バーチャル・リアリティの略。ユーザーの動きに合わせた映像や、ゲームなどを体験できる仕組み。スマホを装着したヘッドギアをかぶることで、簡易的なVRが楽しめる。
- Felica
- 「フェリカ」。→NFC →おサイフケータイ
- ブラウザー
- ウエブブラウザーの略。ウエブページを閲覧するためのプログラム(アプリ)。iPhoneにはSafari、AndroidにはChromeが標準搭載されている。
- ブルートゥース
- スマホに搭載されている短距離無線通信技術の一つ。イヤホンやヘッドセット、スマートウオッチなど、スマホと周辺機器との間でワイヤレス通信するための規格。
- Playストア
- 「プレイストア」。Googleが運営する、Android用アプリや映像・音楽のコンテンツなどを販売するサイト。「Playストア」アプリでアクセスし、アプリやコンテンツをダウンロード/インストールする。なお、Android端末は、Playストア以外からアプリやコンテンツを入手することも許されている。
- ホーム画面
- スマホのメイン画面。ホームボタンを押す(またはタップする)ことで表示される。各種アプリのアイコン(Androidではショートカット)が配置されている。
- ホームボタン
- ホーム画面を表示するためのボタン。多くは、画面上に表示される仮想的なボタンである。iPhone Xでは、ボタン自体が廃止された。
- メッセージ
- スマホ間で短文をやり取りする機能。OS純正機能をはじめ、専用アプリ、SNSに付属する機能など、さまざまな手段がある。
- メモリー
- メインメモリーの略。RAMともいう。アプリを実行する際、計算処理の結果を一時保存する回路。容量が大きいほどスマホの動作が速く、安定する。
- UI
- ユーザー・インターフェースの略。画面デザインや操作方法など、スマホとユーザーの間で情報のやり取りをするための仕組みのこと。
- UHD
- →4K
- USB Type-C
- 上下どちら向きでも挿入できる、リバーシブル構造のUSB端子。パソコンやスマホで採用例が増えている。通信規格としては、USB3.2まで対応している。
- 有機EL
- 有機エレクトロ・ルミネッセンスの略。OLEDともいう。電圧をかけると発光する有機化合物を用いた表示装置。薄くて軽量、曲げられるといったメリットがあるため、スマホでの採用例が増えている。
- 4K
- 3840ドット×2160ドットの解像度を指す。長辺が約4000(=4キロ)ということから、4Kと呼ばれる。動画の場合は4K動画という。フルHD(FHD)より高解像度なのでウルトラHD(UHD)とも呼ばれる。
- Lightning端子
- 「ライトニング端子」。iPhoneに採用されている充電/データ通信用端子の名称。
- ローミング
- 契約しているキャリアのサービスを、キャリアのサービス提供エリア外でも、提携事業者を介して利用できる仕組み。日本国内で契約したスマホを海外で利用することを「海外ローミング」という。
- Wi-Fi
- 「ワイファイ」。メーカーの異なる無線LAN機器どうしでも、正常に通信できることを保証しているブランド名を表す。一般的には「無線LAN」と同義といっていい。スマホにはWi-Fi機能が搭載されている。
- ワイヤレス充電
- ケーブルを接続せず、スマホを充電台の上に置くだけで充電する仕組み。Galaxyの一部やiPhone 8/8 Plus、iPhone Xなどに採用されている。