「ティファール トゥイニー オートスチーム DV9120J0」は、ハンガーにかけたまま衣類のシワが取れ、時短家電としても話題の衣類スチーマー。またアイロンとしても使えるのが特徴。実際に使ってみた。
今回のテストアイテムはこちらティファール トゥイニー オートスチームDV9120J0
実売価格例:9590円
プロフィール
ハンガーにかけたまま衣類のシワが取れ、時短家電としても話題の衣類スチーマー。本機は、アイロンとしても使える2WAYタイプとなっている。平均15グラム/分という「パワフル連続スチーム」で他社との差別化を図る。
SPEC
●スチーム量/15g/分
●水タンク容量/60mリットル
●立ち上がり時間/40秒
●スチーム連続運転時間/約4分
●消費電力/1200W
●コード長/約2.6m
●サイズ/幅100mm×高さ115mm×奥行き325mm
●重量/830g(水タンクが空のとき)
便利なアクセサリーが付属する
水タンクは取り外しが可能
3倍のスチーム量を3秒間噴射する機能も
ティファールといえば、蒸気量の多いスチームアイロンが人気だが、本機は、それをそのまま縮小したような製品といえる。28個もの噴射口があり、そこから1分間に15グラム(平均)のスチームを放出する。この蒸気量は、このクラスではナンバー1だ。
実際、シワもよく落ちる。トリガーを引き、蒸気を当てながらなでるだけで、洗いざらしのシャツや、ズボンにくっきりついた座りジワが、みるみるきれいになっていく。
白くて濃い大量スチームでケアするのは、たっぷり泡立てた石けんで洗っているようで気持ちがいい。また、約3倍のスチーム量を約3秒間噴射する機能もついており、これが予想以上に、手ごわいシワに効果的だった。
スチームの連続使用時間は、最長4分間。例えば、男性用のシャツの前と後ろ、両腕部分にしっかり当てても、2枚はいける。途中で水がなくなっても、補給すればすぐに再スタートでき、ストレスはほとんど感じない。
また、Yシャツなどをピシッと仕上げたい場合は、アイロンとしても使用可能だ。かけ面が大きくて滑りもよく、なじみのあるアイロン型の形状も相まって、プレスしやすい。スタンド金具がついており、作業中にチョイ置きできるところも気が利いている。
女性が使うにはグリップ部が太め
残念なのは、グリップ部が女性が持つには太めなこと。タンクに水を入れると、本体の重さが900グラム近くになるため、トリガーを引きながら蒸気を当て続けると、腕がかなりだるくなる。構造上、難しい部分があるかもしれないが、腕への負担を軽減する対策を考えてほしい。
とはいえ、スチームの威力はピカイチなので、パワーや速さを求める人には、かなり重宝するだろう
まとめ
衣類スチーマーとアイロンの2WAYタイプ。シワがスッキリきれいになる衣類スチーマー
ここが〇
大量のスチームが安定的に噴出され、スピーディにシワ取りが可能。セラミックのかけ面は滑りがよく、アイロンとしても使いやすい。
ここが×
グリップ部が太めで、トリガーを引きながらスチームを当て続けるのは難しい。スチームの威力は文句なしなので、改善を期待したい。
※価格は記事作成時のものです。
解説/諏訪圭伊子 (フリーライター)