今や季節を問わず必需品となったマスク。お洒落の一部として、デザイン性を求める人も増えています。ただ、どうせなら見た目と機能性を両立できたらいいですよね。そんな中、京都の伝統工芸品の西陣織と京くみひもを使用した「ハレの日マスク」が登場。京都・烏丸のホステル「HOSTEL Ebi」と「西陣工房」が企画・製作したシルク100%の商品です。
「ハレノヒ」「洛」「ORIGAMI」の3デザイン
「ハレの日マスク(西陣織くみひもマスク)」のデザインは3種類。淡いカラーにさりげなく浮かび上がる和柄が上品な「ハレノヒ」、秋冬にかけて活躍しそうな深みのあるシックな色柄の「洛(らく)」、折り紙のような花模様とパステルカラーの組み合わせが華やかな「ORIGAMI(織り+雅味)」。価格はすべて3,520円(税込)です。
中でも「ハレノヒ」「洛(らく)」は立体型マスク、「ORIGAMI(織り+雅味)」は一枚生地仕立てのプリーツマスクとなっています。その日のコーディネートに合わせて、数種類を使い分けてみても楽しそう。
シルク100%の西陣織&京くみひも
西陣織の大きな特徴は、「多様な色糸の組み合わせと、精密に織り上げる文様の美しさ」。「ハレの日マスク(西陣織くみひもマスク)」には、子孫繫栄や無病息災、魔除等の意味が込められた模様があります。
同じく歴史ある伝統工芸品の京くみひもは、細やかな職人技が光る色鮮やかな美しさが特徴。マスクの色を抑え目にして、京くみひもの色をアクセントにしてもお洒落です。西陣織と京くみひもは、共にシルク100%。見た目の華やかさのみならず肌触りの良さも兼ね備えています。
シルクの高い機能性
実は、シルクは吸湿性・放湿性・通気性・保温性に優れており、「夏は涼しく、冬は温かい」という優れた機能を有する素材なんです。通気性にも優れているので、マスクが曇りにくいというメリットがあります。
さらにUVカット効果もあり、美容面でも期待大。肌触りが滑らかなので、長時間付けていても心地よく、耳も痛くなりにくい。季節を問わずマスクを身につけなければならないコロナ禍においては、まさにピッタリの素材といえるでしょう。
コロナ禍で打撃を受けた観光業に支援を
新型コロナウイルスの感染拡大により、京都の観光業は大打撃を受けました。「ハレの日マスク(西陣織くみひもマスク)」は、そんな状況を打開すべく誕生しました。
いつもは大勢の観光客で賑わっている京都の街ですが、今年は世界中の人々が国内外の旅行を自粛しています。この状況を危惧した「HOSTEL Eb」が、近年衰退している伝統工芸品である西陣織&京くみひもを活用したマスクづくりを思い立ち、販売に至ったそうです。
京都が誇る伝統工芸品、西陣織と京くみひも。これまでは、敷居が高く、簡単には手が出せないイメージが強かったかもしれません。しかし、面積の小さいマスクであれば、毎日のお洒落に気軽に取り入れることが可能です。日常生活でもストレスの多いコロナ禍だからこそ、上質なものを身に着けて「小さな贅沢」を楽しんでみてはいかがでしょうか。
SHOP Ebi | HOSTEL Ebi オンラインストア| 西陣織マスク
HOSTEL Ebiが西陣織マスクを中心に、京都の伝統工芸品の現在を紹介します。全国発送無料。消費税込み価格。
www.hostel-ebi.com
◆平本良太
クレジットカードやキャッシュレス決済の最新情報に明るいWebライター。ファッションやグルメを中心にトレンド記事も手がける。