本機は、ハンディ型とスティック型のいいとこ取りをした一台。また、髪の毛もペットの毛も絡まないという新開発「ブラシレスパワーフィン」を採用している。バッテリーは2本同梱し、合計で最長40分稼働する。
「しまった!」金田一耕助のように思わず駆け出し、そのまま飲み屋に駆け込み、勢いよく話したくなる!そんな事件な製品を毎月ファイリング。その事件性を“スゴ腕”家電探偵こと滝田勝紀が丹念に捜査して暴く!
スマートでエレガントなルックス。今年度No.1のシステム掃除機
米国での実績から、EVOFLEX(エヴォフレックス)が上陸直後に”ダイソンキラー!”として話題となったのがシャークニンジャである。その後、ハンディ掃除機であるEVOPOWERが空前の大ヒット。日本国内でも、電光石火の速さで台数シェア1位の座を獲得した。
そんな衝撃的なデビューを果たしたシャークの最新掃除機、EVOPOWER SYSTEM(エヴォパワー システム)は、ハンディ型とスティック型のいいとこ取りをした一台。スリムなハンディ部に、スティック用の延長管や各種ノズルをシステマティックに装着するだけでスマートに使用できる。
今回の事件家電ファイル
シャーク
「EVOPOWER SYSTEM CS401シリーズ」
実売価格例:4万9500円
ハンディ型EVOPOWERの特徴をスティック型でも生かせるようにシステム化し、日本市場向けに開発した製品。髪の毛もペットの毛も絡まないという新開発「ブラシレスパワーフィン」を採用。バッテリーは2本同梱し、合計で最長40分稼働する。
スマートでエレガントなルックスにもかかわらず、掃除能力の高さは折り紙付き。ハンディ掃除機としては、かなり強力な吸引力であることはもちろん、特筆すべきは、新開発「ブラシレスパワーフィン」を搭載したところ。
あらゆる床に密着し、大きなゴミから細かいホコリまで、一度でより多くのゴミを吸い取れる。やっかいな長い髪の毛やペットの毛も強力に取り除いき、ブラシに毛が絡まった場合も、掃除しているうちにすべて吸い込んでしまうので、メンテナンスフリーだ。
ココが事件だ!
髪の毛もペットの毛も絡まないブラシ
新開発のブラシレスパワーフィンは長い髪の毛もペットの毛も強力に取り除く。フローリングやカーペットなどあらゆる床に常に密着し、ムラなく効率よくゴミをキャッチ。余計な手入れが必要ない。
軽いから片手でラクラク掃除でき、あらゆる方向にヘッドがスイスイと動くので、自由自在に扱える。
なおかつ、ゴミ捨てもボタンを押すだけと簡単で、ゴミが周囲に飛び散りにくく、手で触らなくて済むから衛生的だ。今年度No.1の掃除機といっても過言ではないだろう。
ココが事件だ!
ハンディにも布団掃除機にもサッと変更
手元のリリースボタンをつまむだけでハンディ型に。家具の上や狭い場所の掃除も気づいたときにサッと手に取って使える。メインのヘッド部と同様の構造を採用したミニモーターヘッドで、布団もきれいにできる。
ココが事件だ!
本体はもちろん交換バッテリーも充電可
掃除機をドックに戻すだけで、自動的に充電が開始。アクセサリーもすべてドックにすっきり収納できる。バッテリーは2本同梱し、そのうちの1本は、いつでもドックで常に充電されている。
解説者のプロフィール
滝田勝紀(たきた・まさき)
クリエイティブ・エディター&プロデューサーで、家電スペシャリストとして「All About」の家電ガイドを務める。30代男性向けのオフを充実させる電子雑誌『ds』編集長に就任。ドイツで開催される「IFA」ほか、海外展示会取材経験も豊富。
※価格は記事作成時のものです。
■解説/滝田勝紀