日立「R-KC11R」は、定格内容積113リットルで、年間消費電力量は388キロワット時(冷凍設定時)。年間電気代の目安は1万476円。本体サイズは、幅460ミリ×高さ1110ミリ×奥行き585ミリで、重さは31キロ。スマホアプリと連係して食材の在庫を管理できるのも、大きな特徴だ。
庫内の食品の残量から購入タイミングまで、スマホでいつでも確認できる!
コロナ禍で大きく変化したことの一つが食生活だろう。テレワークやリモート授業の普及により、自宅で食べる機会が増えたり、不要不急の外出を避けるため、食品をまとめ買いするようになったりした家庭も多い。
こうした状況を背景に、食材の管理のしやすさに着目して開発されたのが、日立の「スマートストッカー R-KC11R」だ。用途に合わせて冷凍(約マイナス18℃)、冷蔵(約2~6℃)、常温(約15℃)の温度帯から選べる「ぴったりセレクト」を採用。「冷蔵」は、ドアポケットを除く庫内がチルド温度(約2℃)で湿度約80%の「まるごとチルド」も選べるようになっており、食品の鮮度が長持ちしやすい。
日立
R-KC11R
実売価格例:8万7780円
二つの棚の重さを検知し、在庫を管理できる!
スマホアプリと連係して食材の在庫を管理できるのも、大きな特徴。庫内の2段めと5段めに重量センサーを搭載し、重さによって在庫を管理。アプリに管理したい食品を登録すれば、ストック状況を確認できるだけでなく、食品が少なくなると通知してくれる機能も備えている。2段め、5段めともに最大15キロまで管理できるので、米やペットボトル飲料などの在庫も管理できる。1段め、4段めの棚を外せば、2リットルのペットボトルをそれぞれ12本ずつ常備できる。
そのほか、よく使用するECサイトを事前に登録しておけば、アプリの「購入する」ボタンから登録したECサイトに移動して足りない食品を購入できる。
リビングなどどんな部屋にも似合うデザイン
まとめ買いが増えると、食品ロスを防ぎながら冷蔵庫や収納スペースも含めた食材を管理することは難しい。パナソニックの最新冷蔵庫など、食材管理ができる製品は本機以外にも登場しており、こうした製品の普及が我々の食生活をさらに変えていく可能性がありそうだ。
※価格は記事作成時のものです。
TEXT●安蔵靖志(IT・家電ジャーナリスト)