富士フイルム「FUJIFILM X-E4」は、Xシリーズの「E」タイプの機種で初めてチルト式の液晶モニターを搭載。これにより、ハイアングル撮影やローアングル撮影が快適に行えていい。カメラを地面近くまで下げ、モニターのチルト機能を利用してかわいらしい福寿草を撮影してみたが、曇天下でも黄色や緑色などの色再現がみごとだ。

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富士フイルム「FUJIFILM X-E4」

実売価格例:10万8900円(ボディ)

●プロフィール
高品位ボディや独自の色再現技術などが高く評価されているXシリーズ。これらの特徴を継承しながら、より小型・軽量化を図ったのが本機だ。可動式モニターの採用や「プログラム(P)」ポジションの新設などもポイント。

画像: フィルムカメラを彷彿とさせる、上質な材質とデザインが魅力。安定感を重視するなら、別売のハンドグリップやサムレストを装着するといいだろう。

フィルムカメラを彷彿とさせる、上質な材質とデザインが魅力。安定感を重視するなら、別売のハンドグリップやサムレストを装着するといいだろう。

SPEC
●撮像素子/APS-Cサイズ CMOS(23.5㎜×15.6㎜)●有効画素数/約2610万●レンズマウント/FUJIFILM Xマウント●記録画素数/最大6240ドット×4160ドット●ファインダー/0.39型(有機EL・約236万ドット)、倍率:約0.62倍、視野率:約100%●ISO感度/160~1万2800、拡張下限80、上限5万1200●連続撮影速度/最高約30コマ/秒●液晶モニター/3.0型(約162万ドット)●記録媒体/SD/SDHC/SDXC(UHS-I対応)●電源/専用リチウムイオン●サイズ/幅121.3㎜×高さ72.9㎜×奥行き32.7㎜●重量/364g

モニターはチルト式で、自分撮りも可能

Xシリーズの「E」タイプの機種は、ファインダーを搭載しながらも上部がフラットなボディを採用。そのクラシカルなデザインや、マグネシウム合金製軍艦部の質感、エッジ処理の巧みさなどが魅力である。

さらに本機では、Eタイプで初めてチルト式の液晶モニターを搭載。これにより、ハイアングル撮影やローアングル撮影が快適に行える。また、上方向に180度反転することで自分撮りにも対応した。
一般的に、液晶モニターにチルト機構を組み込むとボディの厚みが増すことが多いが、本機は、その出っ張り感がないのはうれしい。ただ、前作のX-E3にはあった前面グリップと背面の指当てがないため、ホールド時の安定感はいま一つ。

しかし、別売のハンドグリップやサムレスト(ホットシュー部に装着するアクセサリーで、右手親指を引っかけることでカメラのホールド性を向上させることができる)を装着することで、ホールド感については改善できるだろう。

なお、レリーズ時の音や感触は、上位機種のX-T4やX-H1などと比べると、少し安っぽい印象だ。

スッキリした印象の背面

画像: 右手の指置きがないため、スッキリした印象の背面。チルト式3.0型液晶モニターは、高解度タイプ(約162万ドット)に進化した。

右手の指置きがないため、スッキリした印象の背面。チルト式3.0型液晶モニターは、高解度タイプ(約162万ドット)に進化した。

シャッターダイヤルに「P」ポジションを新設

撮影機能で感心したのが、シャッターダイヤルにPポジションが新設されたこと。これにより、レンズの絞りリングに関係なく、迅速にプログラムオート撮影が行える。

撮像素子と画像処理エンジンは、フラッグシップモデルX-T4と同じ「2610万画素・X-Trans CMOS4」と「X-Processor4」を搭載。だから、写りも満足度が高い。高感度撮影においても、解像力や細部の描写は、標準感度上限値のISO1万2800くらいまで、また、色再現については、拡張上限値のISO5万1200まで良好だった。

基本性能が高く、加えて、趣味性の高さも味わうことができる一台といえる。

黄色や緑色などの再現性がみごと

カメラを地面近くまで下げ、モニターのチルト機能を利用してかわいらしい福寿草を撮影。曇天下だが、黄色や緑色などの色再現がみごと。

画像: 標準ズームXC15-45㎜で撮影

標準ズームXC15-45㎜で撮影

おすすめ度…A

上位機の仕様を継承しつつ、小型・軽量化。基本性能も、趣味性も高い

ココが〇

チルト式モニターの搭載により、極端なアングルや自分撮りも快適になった。Pポジションの新設で、迅速なプログラムオート撮影が可能。

ココが✖️

ボディ内手ブレ補正が非搭載。レリーズ時の音や感触は高級感に欠ける。グリップや指置きがないので、ホールド時の安定感がいま一つ。

※文中の「オススメ度」は、「A+」から「C−」までの9段階評価になっています。

※価格は記事作成時のものです。
●解説/吉森信哉 (フォトグラファー)

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