ユーザーの声を基に改良を施したプレミアムモデル「Shark EVOPOWER EX」を実際に使ってみた。従来比で吸引力は2倍。駆動時間も延びた。隙間用ノズル、マルチノズル、ミニモーターヘッド、フローリング用延長ノズルが付属するのもお得。
テレワーク中の『特選街』編集部。だったら、自宅でいろいろ試しちゃおう! ということで、編集長が気になるモノをチェックしていきます。
編集長が在宅deチェック!
シャーク
「Shark EVOPOWER EX」
実売価格例:2万9700円(WV406JGG)
2倍になった吸引力で、ゴミがどんどん取れる。細かな使い勝手は、まだまだ改良できそう
ユーザーの声を基に改良を施したプレミアムモデル。従来比で吸引力は2倍。駆動時間も延びた。この価格で、隙間用ノズル、マルチノズル、ミニモーターヘッド、フローリング用延長ノズルが付属するのはお得。
SPEC
●運転時間/エコモード:約35分、標準モード:約20分、ブーストモード:約8分●充電時間/約3.5時間●サイズ(使用時)/幅62mm×高さ390mm×奥行き69mm●重量/680g
付属ブラシの3本は充電台に収納が可能
ミニモーターヘッドでじゅうたんもOK
約3年前、日本市場に参入以来、コードレスハンディ掃除機市場で大人気のシャーク。そのEVOPOWER(エヴォパワー)が、「EX」としてパワーアップした。早速、使ってみよう。
まず、従来機とサイズを比べると、長さは約3センチ短くなり、重量は60グラムほどアップ。グリップ部は、やや太くなっている。
機能面では、新たに3種類(標準/ブースト/エコ)の掃除モードを用意(従来は1モード)。掃除する場所や条件によってセレクトできるようになった。
グリップが太いのは、バッテリーが大きくなったためで、運転時間は、「エコ」で約35分、「標準」で約20分と、大幅に向上(従来は約12分)。その分、本体は重量増となったが、全体のバランスは崩れていない。
さて、肝心の吸引力だが、従来機比で2倍になったという。床や壁の隅、ソファー、換気口、空気清浄機のフィルターなどで使ってみたが、吸い込み力はけっこう快感。ホコリが速攻で見えなくなった。
ちょっと惜しいのは、「隙間用ノズル」のブラシ毛が従来機よりも15ミリほど短い点。床の隅やソファーでは快適に使えるが、換気口やフィルターでは、奥にあるホコリをかき出しにくかった。毛が長めのブラシもあるとうれしい。
「ミニモーターヘッド」の威力は快感だ。じゅうたん上を往復させると、ペット(犬)の毛やホコリがみるみる取れた。
ゴミ捨てレバーの位置は、本体表側から裏側へと変更されたが、電源ボタンの真裏にレバーがあるため、人差し指でレバーを引く際に親指で電源を入れてしまう心配がある。
また、フィルターの取り外し方やメンテ方法は、もう少しわかりやすい説明書きが欲しい。
本機の能力の高さは間違いないと思う。あとは、細かな使い勝手の向上に期待したいところだ。
今月のオマケ話…
デザインについて触れられませんでしたが、本体は「グレージュ」(グレーとベージュの中間色)というオリジナルカラー塗装で、しっとりとした質感です。部屋の中に違和感なく置けると思います。
※価格は記事作成時のものです。
◆テキスト/吉田正之(月刊『特選街』編集長)