ボーズは、サウンドバーの新製品として、Dolby Atmos対応モデル「Smart Soundbar 900」を発売した。本製品は、2018年に発売された「Smart Soundbar 700」の後継モデルで、新たにDolby Atomosに対応したのが大きな特徴のモデルだ。
ボーズ
Smart Soundbar 900
●価格:11万9900円
ボーズは、音楽や映画などあらゆるコンテンツを臨場感たっぷりの高音質で再現する、Dolby Atmos対応の新型サウンドバー「Smart Soundbar 900」を発売した。
本製品は、新たに搭載したDolby Atomosと独自の空間音響処理技術を融合させることにより、他のサウンドバーでは再現できなかった立体的な音響空間を生み出すことを可能にしている。立体的な音響空間を生み出すため、本機では、キャビネットに9つのスピーカーを搭載。新しく搭載された2台のアップファイアリング(天井反射)ダイポールスピーカーによって、まるで天井埋め込み型のスピーカーから聞こえてくるかのようなサウンドを実現している。
さらに独自のPhaseGuideテクノロジーとの連係ににより、サウンドをビームのように多方向に放射し、これまでにない程の広域なエリアをカバーすることが可能となった。その結果、スピーカーのないところから音が聞こえてくるような感覚を体感することができ、より臨場感のあるサウンドを楽しめるようになっている。これにより、例えば映画のシーンでは、ヘリコプターの飛行音が頭上で響き、俳優がリスナーのすぐ横を通り過ぎるかのような臨場感を生み出すことが可能になり、ミュージックビデオにおいては、歌手が中央左に立ってパフォーマンスしている時は、部屋の中央左で演奏が聞こえてくるなど、シーンに応じたリアルなリスニング体験を提供してくれる。
Dolby Atmos以外のコンテンツでも、Bose TrueSpaceテクノロジーが信号をリミキシングし、上方向への音の広がりを補完することで、天井にスピーカーを追加しなくても、Dolby Atmos対応のコンテンツと同じような、高さを感じられる音景を創り出すことができる。
また、内蔵のBose QuietPortテクノロジーにより、優れた低音性能を発揮し、コンテンツをどの音量域で再生したとしても、ひずみを生じさせることはなくサウンドを再生してくれる。さらに、家具の配置やサウンドバーの設置場所により音質に干渉がある場合など、同社独自のADAPTiQが音場を自動補正して、どのような環境でも常に音響パフォーマンスを最適化してくれる。
本製品の高さは、わずか58mm、奥行きは107mm、幅は1045mmと、50インチ以上のテレビの下にもスッキリと収まるサイズになっている。 筐体は、角をなくしたデザインが特徴で、天面には耐衝撃性強化ガラスを採用している。ラップアラウンドのメタルグリルに、滑らかな質感と美しいラインを取り入れ高級感あるモデルに仕上っている。
本製品のセットアップは極めてシンプルで、HDMI eARCでテレビとケーブル1本で接続するだけで完了する。Wi-Fi、Bluetooth、Apple AirPlay2 、Spotify Connectに対応しているので、お気に入りのデバイスを本機で再生することもできる。また音楽やポッドキャストをワイヤレスでストリーミングできるChromecastも搭載。Wi-Fi経由でボーズの他のスマートスピーカーとグループ化することで、他のボーズ製品からもChromecast機能のシェアが可能だから、家中シームレスでオーディオ体験を楽しめる。
GoogleアシスタントとAmazon Alexaの内蔵により、音声コントロールに対応しているAmazon Alexaでコールへの応答や発信も可能にするなど、他のサウンドバーでは不可能な機能を実現している。音声コマンドでサウンドバーのコントロールに加えて、テレビやケーブルTV、衛星放送のチューナーのコントロールも可能になり、Alexaに話しかけるだけで、テレビが別の入力になっていたとしても、お気に入りのチャンネルにすぐに切り替えることができる。
オプションとして、ベースモジュールや、ワイヤレスでサラウンドスピーカーが用意されており、いずれもシームレスに連係し、より完全なホームシアター体験を実現することができる。
本体サイズは、幅104.5cm、奥行き10.7cm、高さ5.82cm、重さは約5.75kg。Bluetoothのバージョンは4.2。接続端子は、HDMI eARC、光デジタルを備えている。本体カラーは、ブラックとホワイトの2色。
※価格は記事作成当時のものです。