TVS REGZAは、3年ぶりに全面刷新した高画質映像処理エンジン「レグザエンジンZRα(ゼットアールアルファ)」を搭載したレグザ最高峰モデルとして、「タイムシフトマシン 4K有機ELレグザ X9900Lシリーズ」を発売した。
TVS REGZA
タイムシフトマシン 4K 有機 EL レグザ X9900Lシリーズ
●実売価格:55X9900L(55V型)=38万5000円程度、65X9900L(65V型)=55万円程度
新高画質映像処理エンジン「レグザエンジンZRα」搭載タイムシフトマシン4K有機ELレグザ
TVS REGZAは、3年ぶりに全面刷新した高画質映像処理エンジン「レグザエンジンZRα(ゼットアールアルファ)」を搭載したレグザ最高峰モデルとして、「タイムシフトマシン 4K 有機 EL レグザ X9900Lシリーズ」を発売した。
本製品は、ディープニューラルネットワーク(DNN)のAIエンジンを搭載した高画質映像処理エンジン「レグザエンジンZRα」により、リアルタイムでの高ビット精度の信号処理と最新の超解像技術を実現しており、その場にいるかのような臨場感、手を伸ばせば触れられるかのような質感の再現を可能としている。
パネルには、新世代高コントラスト有機ELパネルを採用したことで、自社開発高冷却インナープレートと組み合わせにより、約2割パネルの輝度を向上させている。明るく鮮やか、かつ、黒の引き締まった美しい映像を楽しむことができる。
また、「AIナチュラル フォーカス テクノロジー」によって映像のエリアごとにニューラルネットワークによる分析を行い、被写体と遠景を識別してそれぞれの部分に適した超解像処理を実施。被写体を高精細に描き出しつつ、遠景の超解像処理を抑制することで、奥行き感、立体感のある映像を実現している。
さらに、「美肌AIフェイストーン ZRα」AIが映像内にある顔領域をリアルタイムで検出し、顔の肌の色がカラーシフトしているかをより高精度に判定。ドラマなどで照明等の影響により不自然にカラーシフトした顔色をより自然な色に補正ししてくれる。また、人物に適した超解像処理を施すことで、立体感のある美しい人物映像を描き出すことが可能だ。
その他、ネット動画を高画質に映し出すことができる「ネット動画AIビューティZRα」によって、ネット動画の特性に合わせ、さまざまな高画質処理を行うことで、コントラストと精細感を向上させることを可能にしている。今回新たに開発したバンディングスムーサーは、人物などの精細感は保ちながら、背景など広範囲に発生しているバンディングノイズを低減させることで、さらに高画質化を実現している。
音質面では、実用最大出力合計値90Wのマルチアンプ駆動の「重低音立体音響システムXHR」の搭載により、2Wayバスレフボックスメインスピーカー、スクリーンスピーカー、重低音バズーカ、トップツィーター、サイドツィーターなど合計10個のスピーカーを駆動。センターにスピーカーを配置することで、画面から音が出ているようなリアルで立体感のある音場を実現している。また、ハイレゾオーディオにも対応しており、ハイレゾ音源を再生できるほか、HDMI入力時やネット動画再生時などにおいて、音源をハイレゾ相当にアップスケーリングしてくれる。これにより、楽器の音色やその場の空気感など今まで聴こえなかった音のディテールやニュアンスを楽しむことができる。
その他、放送済みの番組をいつでも見られる「タイムシフトマシン」の搭載により、地上デジタル放送を最大6チャンネル録画することができるうえ、見たい放送番組をいつでも視聴することができるため、予約なしで、「あとで」見る/見逃した番組を「これから」見るといった自由な視聴スタイルを実現している。
本機には、新4K衛星放送を楽しめる4Kチューナーを2基内蔵しており、4K放送を視聴しながら別の4K放送の番組を別売の外付けUSBハードディスクに録画するといったこともできる。また、タイムシフトマシン用とは別に地上/BS・110度CSデジタル放送チューナーを3基内蔵しているから、番組を視聴しながら同時に別の2番組をUSBハードディスクに録画することが可能だ。
人気の番組をランキング形式で表示する「レグザナビ」や、これから放送される新ドラマや特番などをテレビ情報誌のように表示する「番組ガイド」により、見たい番組をすぐ見つけることができるだけでなく、簡単に番組録画することも可能。番組単体での録画はもちろん、おまかせ録画を設定することもできる。
また、見たいシーンだけを視聴することができる「シーン/出演者」機能も搭載。時間がないときでも、音楽番組や情報バラエティ番組などで、興味のあるシーンやコーナーだけをすぐに視聴できる。
今回、リモコンのデザインも刷新し、新しくネット動画にダイレクトにアクセスできるボタンを拡充したほか、お気に入りのネット配信サービスやHDMI入力端子を登録し、ボタンひとつで起動できる「My.Choice」ボタンを2つ搭載したことで、より便利に使いやすくなった。
本体サイズは、55V型モデルの「55X9900L」が幅123.2cm、高さ74.3cm、奥行き31.3cm、
重さは、21.5kg(卓上スタンド含む)/20.5kg(本体のみ)。一方、65V型モデルの「65X9900L」は、幅145.2cm、高さ86.8cm、奥行き33.6cm、重さは、29.5kg(卓上スタンド含む)/28.5kg(本体のみ)となっている。
※価格は記事作成当時のものです。