ドライブレコーダーの人気が半端ない! すぐにでも購入したい人も多いと思われるが、価格もピンキリだし、何を基準に選んだらいいかわからないのが実情だ。購入時にチェックしたいポイントをまとめてみた。

カメラ性能
レンズ画角や暗い場所への対策が大事。あおり対策にはリアカメラ

ドライブレコーダー(ドラレコ)は、走行中の状況をいかにきちんと記録できるかが重要だ。

まず、カメラの性能をチェックしよう。

基本的な仕組みはデジカメと同じだが、車内という特別な環境で使うため、ドラレコならではのポイントがある。

一つが、レンズの画角だ。

ドラレコは、周辺の状況を確実にとらえることが大切。

そのため、フロントウインドウ全体が映るようになっている機種が多い。

対角解像度で少なくとも130度、できれば140度以上は欲しいところだ。

次に、撮像センサーだ。

一般には「高画素=高画質」と考えられがちだが、高画質な映像は、画素数だけでは得られない。

解像度はフルHD(1920ドット×1080ドット)以上あれば十分で、さらに、暗い場所に強く、明暗差があっても鮮明さが失われないことが重要だ。

そこで、暗さに強いソニー製センサーの採用モデルや、センサーサイズの大きいモデルがねらい目となる。

また、HDRやWDRといった機能にも注目したい。これらは明暗差の激しい状況でも、白飛びや黒つぶれを抑えた映像にする映像補正技術だ。機種によって効果は異なるが、ダイナミックレンジを拡大する機能として押さえておきたい。

ドラレコのカメラはここを押さえよ!

画像: 「HDR」は、ダイナミックレンジを拡張して鮮明な映像として記録する機能。「WDR」は、露出補正を行うことで逆光補正効果を得られるというもの。

「HDR」は、ダイナミックレンジを拡張して鮮明な映像として記録する機能。「WDR」は、露出補正を行うことで逆光補正効果を得られるというもの。

最近は、後方からの〝あおり運転〟対策も求められるようになってきた。

そのため、フロントとリアの二つのカメラがセットになった製品もいくつか登場している。

カメラが二つあっても、一つは車内専用という製品もあるので、注意したい。

リアカメラとのセットモデルにも注目!

データシステム
DVR3100
実売予想価格:2万9800円(2018年夏発売予定)

画像: データシステムの新機種は、前後のカメラともにフルHDで記録。最新のプロセッサーとソニー製センサーを採用した。

データシステムの新機種は、前後のカメラともにフルHDで記録。最新のプロセッサーとソニー製センサーを採用した。

操作性
ここぞというときに迷わずに操作できるガイド表示があると便利

ドラレコは、エンジン始動で自動的に記録が始まるので、ふだんは使い勝手が気にならない。

しかし、ここぞというときに手動で撮影したり、画質や記録方式などを設定したりする場合は、直感的に操作したいもの。

そんなときに便利なのが、画面上に表示される操作ボタンのガイド表示だ。

これがあれば、ボタンの機能が変わっても、迷わずに操作できる。

タッチ操作対応のモデルもあるが、確実性ではボタンが安心だ。

●画面に説明があると、手動撮影時などに役立つ

画像: 各操作ボタンの機能を画面で表示してくれると、操作で迷わずに済む。写真は、ケンウッド・DRV-830。

各操作ボタンの機能を画面で表示してくれると、操作で迷わずに済む。写真は、ケンウッド・DRV-830。

記録性能
microSDの容量に注意。イベント記録や信号問題対策も確認を

ドラレコで撮影した映像は、付属するmicroSDカードに記録されるが、常時録画をしていくと、容量がいっぱいになるたびに古いデータから上書きされていく仕様になっている。

しかし、容量が少ないと、すぐに上書きされてしまうため、最低でも16Gバイト程度の容量は必要で、最大容量はできるだけ大きいほうがいい。

最大容量は機種によって幅があり、中には、カードスロットを二つ装備し、256Gバイトの大容量を実現しているモデルもある。
 
また、衝撃を検知した際には、「イベント記録」といって上書きされない特別なフォルダーに自動的に映像が保存される。

衝撃検知の感度は、任意設定できることも知っておこう。

●衝撃検知時は別のフォルダーに保存

画像: 衝撃を検知すると、「イベント記録」モードになり、その前後の映像も含め、上書きされない別フォルダーに保存される。手動で操作して、お気に入り映像として保存できる機種も多い。

衝撃を検知すると、「イベント記録」モードになり、その前後の映像も含め、上書きされない別フォルダーに保存される。手動で操作して、お気に入り映像として保存できる機種も多い。

そのほか、注意したいのがフレームレートだ。

デジカメで一般的な30fpsでは、西日本で信号が映らない場合がある。

この問題に対策済みかどうか購入前に確認しておこう。

●27.5fpsで信号消灯問題を回避

画像: 30fpsでは、西日本でLED信号の点灯が記録できないケースがある。写真の機種のように27.5fpsに設定できるなら、全国どこでも信号の記録がしっかり行える。

30fpsでは、西日本でLED信号の点灯が記録できないケースがある。写真の機種のように27.5fpsに設定できるなら、全国どこでも信号の記録がしっかり行える。

付加機能
場所を記録するGPS、防犯に役立つ駐車監視や運転支援など多彩

ドラレコには、さまざまな付加機能が搭載されている。

例えば、GPS機能があれば、撮影した場所の位置を自動記録してくれる。

これをパソコンのビューワーソフトで再生すると、地図上に位置を表示し、さらに加速度センサーによる加減速もグラフで表すなど、運転状況までも把握できるようになっている。

●撮影場所を地図上に表示可能

画像: ドラレコのmicroSDカードをビューワーソフトで読む込むと、走行した映像のデータを確認することができ、地図上に表示することも可能。

ドラレコのmicroSDカードをビューワーソフトで読む込むと、走行した映像のデータを確認することができ、地図上に表示することも可能。

また、エンジンを切った後の駐車中も監視を続けるドラレコが増えている。

内蔵バッテリーで行うタイプは監視時間に限度があるが、バッテリー直結型の機種であれば、長時間にわたって監視を継続できる。

ただし、この場合、ドラレコのクルマへの取り付けはやや煩雑になり、別売のオプションが必要な機種も多い。

もう一つ、採用が進んでいるのが安全運転支援機能だ。

速度超過や車線逸脱、発進遅れの警告といった機能により、ドライバーのうっかりミスを防ごうというものだ。

ただ、機種により精度に違いがあり、誤作動することもけっこう多い。

機能を過信せず、万が一のときの安心機能として使うべきものと考えたい。

●発進遅れも通知するが……

画像: 安全運転支援機能だが、クルマ純正の機能に比べれば、必ずしも高精度な支援を行うわけではない。参考程度と考えておこう。

安全運転支援機能だが、クルマ純正の機能に比べれば、必ずしも高精度な支援を行うわけではない。参考程度と考えておこう。

解説/会田 肇 (自動車評論家)

※価格は記事制作時のものです。

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