9月になってもエアコンの電源が切れないほど暑い日が続いているが、エアコンで気になるのは、やはり汚れ。自動掃除機能はずいぶん前から搭載されているが、最近、新たな取り組みも行われている。その一つが、ここで紹介する日立の「凍結洗浄」。その仕組みをのぞいてみたい。
熱交換器の汚れを凍らせて洗い流す!
日立
Xシリーズ
実売価格例:23万7900円(14畳用)
エアコンは、内部にカビが付着してにおうことがある。そこで、ホコリやカビが付着しやすい熱交換器を自動で掃除する「凍結洗浄」を搭載したのが本機だ。
内部の熱交換器を冷やしすぎると霜が付いてしまうことがあるが、日立はそこに着目。熱交換器のフィンに付着したホコリやカビを霜で覆い、それを溶かすことで洗い流すという仕組みを実現した。人の動きや間取りなどを「くらしカメラAI」で検知し、人がいない時間帯を見計らい、自動的に洗浄するため、部屋の快適性を損ねることなくエアコン内部の清潔性を保ってくれる。
従来のエアコンでは、フィルターのみだった自動掃除機能だが、本機ではフィルターから熱交換器まで、手間いらずで清潔性を保ってくれるのでありがたい。
結論
熱交換器の防汚コーティング、フラップを取り外しての洗浄など、本体内の清潔性向上がエアコンのトレンド。その中でも、本機は断トツに便利なモデルだ。
●室内機サイズ/幅798mm×高さ295mm×奥行き374mm ●室内機重量/16.5kg
解説/安蔵靖志(IT・家電ジャーナリスト)
※価格は記事制作時のものです。