リビングでスマートスピーカーに献立相談ができるオーブンレンジ、ヘルシオが斬新だ!

調理家電

最近のオーブンレンジは、温めたり焼いたりといった単機能ではなく、総合的な「調理機器」と呼べるほど、実に充実した機能を搭載している。さらに、レシピの検索のほか、献立の提案までこなす機種もある。そんなオーブンレンジの先端を行くのが、シャープのヘルシオだ。

AIにより、家庭に合わせたメニューも提案してくれる

シャープ
AX-XW500
実売価格例:15万1140円

300℃以上に加熱した過熱水蒸気で、余分な油や塩分を落としたヘルシー調理が可能。上段で唐揚げ、下段で蒸し野菜など、別々の調理法を同時に行う「2段調理」や、食材の種類や温度、分量を問わず、一度に自動調理ができる「まかせて調理」など、便利機能を搭載。

「揚げ物を温めたい」などと呼びかけると、使いたい機能が呼び出せる「音声アシスト」や、クラウドサービスとの連係による献立相談など、独自の進化を遂げてきたシャープのヘルシオ。最新機では、スマートスピーカーと連係が可能になったことで、製品の前まで行かないとできなかった献立相談やメニュー設定が、リビングにいても可能になっている。

作った料理はAI(人工知能)が学習するため、それぞれの家庭に合わせて育っていくのも、大きな特徴。「いつものやつお願い」と呼びかけると、調理頻度の高いメニューを提案するようになるほか、「お肉が続いてるから、そろそろお魚料理を」といったアドバイスも聞けるようになる。

●スピーカーに話しかけて献立相談ができる

Amazon Echo(写真)やGoogle Homeなどのスマートスピーカーに対応。リビングやダイニングなど、離れた場所からも調理メニュー設定や献立相談が可能になった。

調理面では、高温と低温を組み合わせた「あぶり豊潤焼き」が追加され、外側は高温で香ばしく焼きつけ、内側は52〜54℃の低温でじっくり加熱するため、ジューシーで本格的な肉料理が可能になった。また、人気機能の「まかせて調理」と「惣菜さっくりあたため」が上下段で同時にできるようになり、調理効率もよりアップしている。

●高温から低温までプロ並みの火加減

高火力の過熱水蒸気で外側を一気にあぶった後、庫内を蒸気で満たして温度を下げ、低温でじっくり仕上げる「あぶり豊潤焼き」を搭載。ローストビーフは自動調理でき、プロの味に。

●本体サイズ/幅490mm×高さ420mm×奥行き430mm●本体重量/25kg

結論

調理の新機能は実用的で◎。献立検索はスマホのほうが速いものの、スマートスピーカーで相談することで、家族が献立に関心を示すようになる一面もある。

解説/諏訪圭伊子(フリーライター )

※価格は記事制作時のものです。

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