信頼性と権威性を持つブランドを重ねたら最強だ。「カシオ×スズキ」と「クラークス×ランドローバー」、日本と英国のアウトドアイメージを持つブランドのコラボが発表された。日本では、カシオから女子用耐衝撃ウォッチBABY-Gに、アウトドアを楽しむ女性向け「WANDERER SERIES(ワンダラーシリーズ)」として、スズキの軽自動車ハスラーとコラボしたモデルが11月16日に発売。一方英国ブランドでは、イギリスの老舗靴メーカー・クラークスと高級4WDメーカーのランドローバーがコラボし、2018年秋コレクションで3種類のメンズシューズ「Life.Limitless」シリーズが発表された。ブランドを楽しみたい人は注目。あなたならどちらを選ぶ?(特選街web編集部)
アクティブな女子向けコラボモデルがカシオとスズキから
信頼性と権威性を持つブランドを重ねたら魅力的。「カシオ×スズキ」と「クラークス×ランドローバー」、日本と英国のアウトドアイメージを持つブランドのコラボが発表された。
日本のブランドでは、カシオから女性用耐衝撃ウォッチBABY-Gに、アウトドアを楽しむ女性向け「WANDERER SERIES(ワンダラーシリーズ)」の新製品として、スズキの軽自動車ハスラーとコラボしたモデルが11月16日に発売された。
特徴的なのはBABY-Gのボディとハスラーは同じナチュラルなアイボリーカラーとされているところ。そして時計の針にはビビッドなオレンジを配色。野外でも見やすいように視認性の高いバーインデックスが採用されている。また内蔵のブラックライトに反応して発光するネオンイルミネーターで、ライトを点灯するとインデックスや針がネオンカラーに光る。価格は1万3,000円(税抜)。
スズキのハスラーは2014年のデビュー以来、年間7~10万台近く売れているヒットモデル。先ごろフルモデルチェンジしたジムニーとともに絶好調スズキをけん引するモデルだ。人気の秘密はSUVイメージを持つデザイン。ただ、たくさん売れると、街で同じクルマとすれ違ってしまう。そこで特別仕様車で、市場の差別化へのリクエストに応えた形だ。
ハスラーはこのコラボした特別仕様車「WANDERER」を設定。同時にグレードのGとGターボに衝突被害軽減ブレーキ「デュアルカメラサポート」を標準装備するなど、一部仕様変更を行った。他内装ではカラーパネルやシートのパイピング設定色の見直し、メッキフロントグリル、メッキドアハンドルを採用した上級イメージの新グレードの「J」と「Jターボ」を設定した。特別仕様車「WANDERER」は160.812/173.448万円(税込・2WD/4WD)。
商品企画として見ると、ブランディングに大成功しているBMW MINIを思い起こさせる。手を変え品を変え、新規バリエーション車種や特別仕様車やコラボレーションやイベントなどで、ブリティッシュイメージのMINIという一つの大きなブランドに成長した。ドイツBMWの信頼性とブリティッシュデザインコラボの成功例でもある。少し大げさかもしれないが、スズキのハスラーはその可能性、つまりブランドと成長する途上にあるとさえ思う。
ちょっと高級なコラボは英国クラークスとランドローバー
一方、英国のブランドでは、イギリスの老舗靴メーカー・クラークスと高級4WDメーカーのランドローバーがコラボ。2018年秋コレクションで3種類のメンズシューズが発表された。これはランドローバーの走破性と多用途性からインスピレーションを得た「Life.Limitless」シリーズで、両ブランドに共通する高い耐久性とブリティッシュデザインを採用。今後5年間で秋と冬、合計10の「Life.Limitless」コレクションを展開する予定だ。11月15日から販売はクラークスオンラインストアで行われる。
クルマもシューズも共通するのは都市から山岳まであらゆる地形に対応するよう「グリップ力」「環境」「安定性」の3つに基づいてデザインされている点だ。
3種類のうち最軽量の「CLR51.N」(28,000円 税抜)は最も万能で多用途性に優れ、「CLR53.N」(30,000円 税抜)は厳しい環境でも足を保護し、安定感もあり快適な履き心地を追求したモデル。
クラークスは1825年創業の靴メーカー。今なお単一の木型による靴型の手作業によるカービングから始め、先進技法、テクノロジーや素材を使うことで現代的テーラーメードの靴を作り続けている。1950年に発表されたデザートブーツは多くの人が魅力を感じる象徴的デザインだ。そのアーカイブには22,000以上のスタイルが保存されている。
ランドローバーは1948年以来、本格的4WDモデルを製造し続けている。「ランドローバー」「レンジローバー」「レンジローバースポーツ」「ディスカバリー」「ディフェンダー」など、いずれも高級SUVの代表的車種。また英国王室御用達ブランドとしても有名だ。
とはいえクルマには少々大きな予算が必要。まずは時計やシューズのコラボモデルから、Wブランドのファッションを楽しむのもいいかも。あなたならどちらを選ぶ?
リリース元/カシオ、スズキ、クラークスジャパン、ランドローバー