デカフェも対応!パナソニックの全自動コーヒーメーカー「NC-A57」を徹底テスト

調理家電

注目のミル付き全自動マシン「パナソニック NC-A57」は豆挽きから始められるところが特徴。まず、ペーパーフィルターをセットし、作りたい量に合わせてタンクに水を入れてセット。続いて、豆をミルに投入してふたをする。コース選択ボタンで「リッチ」か「マイルド」を指定して、「豆」のスタートボタンを押すだけだ。実際にテストした。

パナソニック
NC-A57

実売価格例:2万5700円

豆挽きから抽出までできる全自動タイプのコーヒーメーカー。沸騰させたお湯を活性炭フィルターに通して浄水する。デカフェ豆もおいしく作れる専用モードがある。SPEC●消費電力/800W●サイズ/幅220mm×高さ345mm×奥行き245mm●重量/3.0kg●カップ数(容量)/5カップ(670mL)

●プロフィール 豆、粉両対応のミル付き全自動コーヒーメーカー。豆の挽き方(粗挽き/中細挽き)、コーヒー抽出方法(リッチ/マイルド)、酸味調整の有無など、味の調整が可能。デカフェ豆にも対応する。活性炭フィルターを使った沸騰浄水機能も搭載。

ここがマル〇 作るのも、掃除するのも簡単で、味を変える機能も確実に効く。現状で、ドリップ式コーヒーメーカーの理想的な製品だと思える。

ここがバツ✖ あえていえば、ミルのフィルター(刃)の位置が奥まっていて取り替えにくいことと、電源コードは、もう少し長いほうがよかった。

コーヒーは香り豊かで操作もわかりやすい

ミル付き全自動マシンということで、豆挽きから始められるところが本機の売り。まず、ペーパーフィルターをセットし、作りたい量に合わせてタンクに水を入れてセット。続いて、豆をミルに投入してふたをする。コース選択ボタンで「リッチ」か「マイルド」を指定して、「豆」のスタートボタンを押すだけだ。すると、ミルが豆を挽き、お湯が落ちてきて、コーヒーが抽出される。一人分のホットコーヒーを「リッチ」コースで作ったところ、約6分でできた。

■豆からも粉からも作れる

専用スプーンで計った豆を、上部のミル部分に入れる。お湯はミルの上からミル全周にかかるように落ちてくる。粉から淹れることも可能。

水の量は、タンク側面にアイスコーヒー用、ホットコーヒー用、ホットのマグカップ用がプリントされているので、それに従えばいい。豆/粉の量も、付属の「豆量ガイド」に、アイス/ホット/マグカップごとに記載されており、準備、操作は簡単だ。ドリッパーのふたの取り付け忘れなどは警告音が鳴るので、失敗はほとんどないだろう。

出来上がったコーヒーは、香り豊かで、やはり飲む直前に豆を挽くのは、絶対的な正解だと実感した。また、普通に作ると、何か物足りない味になるデカフェ豆(カフェインレス)も試したが、専用コースで作るとコクがあり、いわれなければデカフェ豆と気づかないレベルの味だ。

■2種類のメッシュフィルターを付属

メッシュフィルターは粗挽き(上)/中細挽き(下)の2種類が付属。粗挽きを使うと、渋みが少なくなり、アイスコーヒーにはこちらが向く。

メンテナンスも簡単で各パーツも洗いやすい

また、味以上に感動したのは、作ったあとのメンテナンスが楽なこと。ミルに粉が付着しているのではないかと思ったが、自動的にミル内の粉をすべてドリッパーに落としてくれる「自動洗浄」機能が効いていて、付着した水分を取るだけでいい状態だった。ペーパーフィルターが入るドリッパー部分も、簡単に取り外せるので、使用済みのフィルターを捨てたあとは、ドリッパー自体を水道でジャブジャブと流し洗いをすればいい。サーバーも口が広いので、中に手を入れて洗えた。

本機は、ミルのフィルターや抽出コース、酸味を除去する機能などで味を変えられる。同じ豆で一とおり試してみたが、どれも確実に味が変わる。あとちょっと苦みが取れれば……といった、自分好みに近づけていけるのはありがたいし、楽しい。

テキスト/福多利夫(フリーライター)

※価格は記事制作時のものです。

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