【プロが厳選】最新ホットプレートのおすすめ4選 人気はおしゃれで日常使いできるタイプ

調理家電

これまでホットプレートは、複数のプレートを付属させることで商品力をアピールしてきた。しかし、準備や片づけが面倒でしまいっぱなしというケースも。最新のホットプレートは、日常使いできるよう工夫がみられる。今回はホットプレートのトレンドと人気4製品(ブルーノ、象印、パナソニック、プリンセス)の特徴を見ていこう。

目指せ!家電選びの達人今回の家電は「ホットプレート」

機能性重視で、見た目は二の次。焼き肉やお好み焼きのときに出して使うけど、あとは戸棚にしまいっぱなし。そんなイメージを覆す、カジュアルなホットプレートが話題になっている。使いやすくするために、スタイリッシュに進化した4機種を集め、その実力を探った。

ホットプレートの進化

スタイリッシュになり、日常的に使える存在に

これまでのホットプレートは、たこ焼きや深鍋、焼き肉用の波型鉄板など複数のプレートを付属することで多様性を持たせ、商品力をアピールしてきた。しかし、そのぶん重くなったり、扱いにくくなったりという面もあった。便利だが、準備や片付けなどの煩わしさもあり、出番がどんどん減っていく。最後は、しまいっぱなしになるケースもよく見られた。

最新型のホットプレートは、そういった点が、大きく解消されている。これまでの「イベント的にときどき出す」という使い方ではなく、「日常的に使いこなす」というコンセプトのもと、さまざまな工夫が施されている。

最新ホットプレート注目の4機種はコレ!

新しいデザイン家電、「STAN」シリーズ

象印
STAN. EA-FA10
実売価格例:1万6200円

●消費電力/1200W●温度調節/最高250℃●コード長/約2.5m●サイズ/幅445mm×高さ140mm×奥行き305mm●重量/4.8kg

象印が展開するデザイン家電「STAN」シリーズの製品。手が触れてやけどをしないようにプレートを本体ガードで囲う構造や、軽い力でセットできるフック付きのプラグなど、シックな近代的デザインに使いやすさが詰まっている。

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ホットプレートと2口のIHを兼ね備えた

パナソニック
IHデイリーホットプレート KZ-CX1
実売価格例:4万7900円

●消費電力/1400W●温度調節/最高250℃●コード長/約1.9m●サイズ/幅593mm×高さ46mm×奥行き323mm●重量/4.9kg

ホットプレートと2口IHヒーターを兼ね備えた万能タイプ。左・右で温度設定が変えられるので、温度帯の違うメニューも同時調理できる。1400ワットの高火力ときめ細かい温度設定で、炒め物から煮込み料理までおいしく仕上げる。

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おしゃれホットプレートの先駆けモデル

プリンセス
テーブルグリルピュア
実売価格例:2万1600円

●消費電力/1300W●温度調節/最高250℃●コード長/約2m●サイズ/幅614mm×高さ70mm×奥行き222mm●重量/3.4kg

おしゃれホットプレートの先駆けとなった、オランダ家電メーカーの製品。食器としても使えるという白いプレートを採用し、これまでのホットプレートの概念を打ち破った。1〜2人用のミニサイズタイプも人気となっている。

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軽量で扱いやすく、カジュアルに使える

ブルーノ
オーバルホットプレート
実売価格例:1万7280円

●消費電力/1200W●温度調節/最高250℃●コード長/約1.8m●サイズ/幅390mm×高さ150mm×奥行き260mm●重量/2.8kg

2014年に登場し、累計販売台数130万台を突破した大ヒット商品の第2弾。平面、たこ焼き、深鍋のプレートがセットになっており、多彩なメニューが手軽に作れる。軽量で扱いやすく、カジュアルに使える一台。

まずは、いちいち収納する手間を省くため、出しっぱなしにしても見栄えのする、スタイリッシュなデザインを採用した。インテリア性が高いので、テーブルの上に置きっぱなしでもだらしなさが感じられない。片付ける場合も、見える場所に置いておけるので、すぐに取り出せる。また、たくさん付属していたプレートは最小限に絞り、扱いやすさを優先した。

プレートは、適度な深さを持たせるなどして、さまざまな料理に対応できるようになっている。そのため、焼き肉やお好み焼きだけでなく、ハンバーグや肉じゃがといった定番のおかずも、テーブルの上で調理が可能になっている。パエリアやアヒージョのようなパーティーメニューが作れるほか、プレートにパンや目玉焼き、ソーセージなどを並べて、温かい朝食をとるのも人気のスタイルだ。

目の前で調理しながら食べるというライブ感は、食事をより楽しくする。オープンな状態で料理することで、家族みんなが調理に参加しやすくなる。家庭における家事のシェアが進んでいく中で、多彩な調理ができる新型ホットプレートは、好都合なアイテム。火を使わないため、卓上で安全かつ気軽に使えるメリットもある。

ホットプレートの注目トレンド

1.おしゃれな本体デザイン

北欧デザインやレトロ調などを採用。出しっぱなしでも違和感がなく、しまう手間を省いた。見栄えがよく、インテリアや食器代わりにも使える。

2.熱源&プレートの工夫

プレートは手入れがしやすいように、コーティング加工が施されている。熱源はほとんどがヒーター式で、パナソニックのみIH。高火力でスピーディだが、そのぶん高価だ。

3.多彩な調理への対応

製品によっては、適度な深さを持たせることでスープや鍋ものに対応。ふたをして煮込み料理や炊飯も可能だ。魚を丸ごと煮込むアクアパッツァなど、インスタ映えする料理も。

4.片付け・手入れのしやすさ

日々の使用を考慮し、外して洗えるパーツが多い。また、簡単に洗えるように軽い素材を採用するなど、長く清潔に使える工夫がされている。

話題のホットプレート4製品のそれぞれの特徴をチェック!

メンテナンス性の向上

サッと拭くだけ、丸洗い可能など、手軽さがアップ

毎日手軽に使えるようにするため、メンテナンス性が高いのも、共通する特徴の一つだ。

例えば、パナソニックのプレートは、全面をフッ素コーティングすることで、汚れがこびりつきにくくなっている。キッチンペーパーで表面を拭き取り、軽く洗い流すだけなので、大きなプレートでも手入れが楽だ。熱源はIHのフラットパネルで、こちらもサッと拭くだけで済む。

プリンセスは、プレートの真ん中の穴から余分な油が落ちる構造で、プレートに汚れがたまることを防いでいる。パナソニック同様、手入れは拭き取りと洗い流しで事足りる。プラスチック製の油受け皿も取り外しでき、簡単に洗浄が可能だ。

ブルーノは、プレートが3枚ついているが、いずれも軽量で扱いやすく、簡単に洗える。ヒーター部分はフラットな埋め込み式で、汚れが拭き取りやすい仕様だ。食材やスープのこぼれを防ぐ、くず受けのトレーも外して洗えるから、清潔に使える。

象印は、ヒーター部分を取り外すことで、本体のガード部も洗える。プレート表面はこびりつきにくい凹凸加工で、角の内側も丸くカーブさせるなど、細部にもこだわった。卓上のホットプレートから直接、料理を取り分ければ、使う食器の数を減らすことが可能。油やソースのついた皿を何枚も洗うより、手入れが簡単なプレートを1枚洗うほうが、はるかに手軽だ。新型のホットプレートは、片付けの手間の軽減にも貢献してくれる。

デザインも使い勝手も劇的アップ「ホットプレート」4製品の特長

パナソニック KZ-CX1

●プレート

表面がフッ素加工されており、ソースの汚れも一拭きできれいになる。面が広く、餃子が一度に60個焼けるなど、ダイナミックな調理も。やや重いのが難。

●操作

「専用プレート」「IH」「揚げ物」の選択や温度調節が、レバー操作で簡単にできる。タイマー設定もできるので、煮込み調理にも便利。

●調理の特徴

IHの高火力で、炒め物も短時間でシャキッと仕上げる。左・右の温度が変えられるため、同時に別々の調理が可能。プレートを外せば、2口コンロとしても使える。

象印 STAN. EA-FA10

●プレート

強度が高く、丈夫で長もちなトリプルチタンセラミックコートの遠赤平面プレート。表面はディンプル仕上げで、焦げつきにくい。

●調理の特徴

深さ4センチの深型プレートで、「焼く」「煮る」の調理が可能。パエリアやチョコレートブラウニーのほか、スパゲティをゆでて、ソースを絡めて仕上げることもできる。

●片付け

プレートだけでなく本体ガードも丸洗い可能。角に丸みを持たせたデザインで、汚れが残りにくく手入れが楽。

ブルーノ オーバルホットプレート

●プレート

3タイプのプレートが付属。平面/たこ焼きプレートは、内面にフッ素樹脂塗膜加工、鍋プレートはセラミックコートを施している。

●調理の特徴

平面プレートは通常より深めの仕様で、煮込み料理や炊飯も可能。直火調理ができる深鍋は、スープや鍋料理に。たこ焼きプレートでは、いろいろな一口メニューが作れる。

●片付け

くず受けトレーは、外して丸洗い可。ヒーターは埋め込み式で、汚れが除去しやすい構造。

プリンセス テーブルグリルピュア

●プレート

アルミダイキャストにセラミック加工を施し、高い熱伝導率と蓄熱性を実現。中央の穴で油を切るので、油跳ねが少なく、快適に使える。

●調理の特徴

遠赤外線効果で食材にムラなく火を通すため、肉や魚、野菜をおいしく焼き上げる。肉料理は余分な油が抜けてヘルシーに。デザインを生かし、食器として使う方法も(写真右)。

●片付け

中央の穴から油を落とせるので、プレートの汚れがさっと落とせる。油の受け皿は、取り外して洗浄が可能。

多彩な使い方に対応

鍋調理対応、2口IHなどそれぞれの特徴が光る

ホットプレートは、加熱するだけのシンプルな家電だが、大きさや形、構造などによって、それぞれの製品に特徴が見られる。

だ円形状のブルーノは、サイズ感が手ごろで、スープやおでんなどの汁ものが見栄えよく作れる。また、深鍋の使い勝手がよく、ガスの直火にかけられるほか、残った料理を入れたまま、鍋ごと冷蔵庫で保存することも可能だ。たこ焼きプレートでは、アヒージョやプチスイーツなども作れ、幅広いレパートリーが楽しめる。なお、ほかの機種に比べると火力がやや弱めになっている。

火力の強さが光るのは、パナソニック。IHのハイパワーで、野菜炒めなども短時間でシャキッと仕上げる。左・右の面で温度が変えられるほか、プレートを外せば2口コンロとしても使えるオールラウンドプレーヤー。プレート面が広くてゆったり使えるが、出しっぱなしにするには、テーブルの大きさもそれなりに必要になる。

プリンセスは、食卓を一気に華やかにするインテリア性が大きなポイントだ。それでいて十分な火力を持っており、遠赤外線効果で、肉や野菜をしっかりおいしく焼き上げる。白いプレートが料理を引き立てるので、お寿司やデザート類を乗せて食卓に並べるなど、ホットプレート以外の使い方ができるのもおもしろい。

象印は、シンプルなデザインの中に、老舗ならではの気遣いが散りばめられている。やけどがしにくい構造や、2.5メートルのロングコード、堅ろうで耐久性の高いプレートなど、ツボを押さえた作りで安心感が持てる。本体にすっぽり収まるプラグケース(付属品)は、調理中はレシピブックスタンドとしても使えるなど、無駄がない点も気持ちいい。

まとめ

ホットプレートは目的に合わせて選ぶのが◎

スタイリッシュなホットプレートは、食卓を華やかに盛り上げる効果がある。デザインで選ぶのもいいが、目的に合わせて吟味してほしい。

カジュアルに使いたいなら、価格が手ごろで多彩に使えるブルーノ。小さい子供がいるなら、安全性が確保された象印がいいだろう。インテリア性とヘルシー調理にこだわるならプリンセス。調理器具として本格的に使いこなしたいなら、パナソニックが向いている。

※価格は記事作成時のものです。

●監修/中村剛
「TVチャンピオン」スーパー家電通選手権で優勝の実績を持つ家電の達人。家電製品総合アドバイザー、消費生活アドバイザー。東京電力「くらしのラボ」所長。現在、暮らしに役立つ情報を動画(Facebook)で配信中。

●取材・執筆/諏訪圭伊子(フリーライター)

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