夏に向けてDCモーター搭載扇風機の最新モデルが続々と登場している。注目は羽の形だ。シャープからは、蝶の羽根の形状を応用したネイチャーウイング採用の「PJ-J3DG」が登場。東芝は、新形状10枚羽根の「F-DSX1000」を、ドウシシャは「カモメファン」シリーズの使い勝手を向上させた「FKLU-303D」を投入。注目の最新扇風機を紹介しよう。
シャープ、東芝、ドウシシャが今季の新製品を投入!
夏に向けて、シャープ、東芝、ドウシシャからDCモーター搭載扇風機の最新モデルが続々と登場した。
シャープは、さまざまな蝶の羽根の形状を応用した「ネイチャーウイング」を採用することで、肌に当たってもより不快感のない自然な風を指向しており、その正統進化モデルを投入。アサギマダラ蝶の羽根のくびれとうねり、アゲハ蝶の羽根の「尾状突起」に加え、蝶の羽根の筋の形状も応用した「トリプル・ネイチャーウイング」を採用。7枚羽根ながら21枚羽根相当の滑らかな風を実現しただけでなく、消費電力はそのままに、最大風量もアップした。
シャープ PJ-J3DG
実売価格例:3万3260円
東芝も、羽根の進化に注目したい。大きな羽根5枚と小さな羽根5枚を組み合わせた「新形状10枚羽根」によって渦巻き状の気流を発生させ、従来機よりもさらに遠くへ風を届けることができる。羽根を回す回転軸が円を描くように動くことで、羽根全体が旋回して気流を拡散させる「旋回風」を実現。これによって風の到達範囲を広げている。
東芝 F-DSX1000
実売価格例:3万20円
ドウシシャの「カモメファン」シリーズは、カモメの羽根の形状を応用した羽根を採用。さらに、今季は使い勝手の向上にも注力した。本体羽根の横にダイヤルとタッチセンサーを搭載する操作部を配置したことで、かがみ込まなくても電源のオン・オフや風量調節などの操作ができるようになった。ボタンを押す必要がなくなり、デザイン面でもスッキリ。従来の性能を維持しつつ、なじみやすい使い勝手を実現している。
ドウシシャ FKLU-303D
実売予想価格:3万110円
いずれのモデルも、快適な風を目指して進化を遂げた。店頭などで新モデルの風に当たってみるといいだろう。
※価格は記事作成時のものです。
TEXT/安蔵靖志(IT・家電ジャーナリスト)