本機は、タンクに水を入れて充電器にセットするだけでスタンバイOK。無線LANに接続すると、スマホでの遠隔操作やスケジュール管理ができる。何度か掃除して部屋の間取り図を完璧に覚えると、キッチンだけを掃除させることなども可能。もちろん水拭きだけでなく、から拭きもこなせる。
今回のスゴ腕家電ファイル
アイロボット ブラーバ ジェットm6
「しまった!」金田一耕助のように思わず駆け出し、そのまま飲み屋に駆け込み、勢いよく話したくなる!そんな事件な製品を毎月ファイリング。その事件性を“スゴ腕”家電探偵こと滝田勝紀が丹念に捜査して暴く!
解説者のプロフィール
滝田勝紀(たきた・まさき)
クリエイティブ・エディター&プロデューサーで、家電スペシャリストとして「All About」の家電ガイドを務める。30代男性向けのオフを充実させる電子雑誌『ds』編集長に就任。ドイツで開催される「IFA」ほか、海外展示会取材経験も豊富。
今回の事件家電ファイル
アイロボット ブラーバ ジェットm6
実売価格例:7万5470円
水拭きを人がやる時代は終わった!ルンバとの連係機能はまさに未来
もはや、水拭きを人がやる時代は完全に終わった!と強くいい切れるほど、スゴい拭き掃除ロボットが発売された。
ブラーバ ジェットm6の登場は、それほどセンセーショナルな事件である。
これまでのブラーバ ジェット250は、ルンバと比べると、まだ人がかかわる必要があった。充電は自動ではなかったし、スタートボタンを押さないとスタートしなかった。
だが、ブラーバ ジェットm6は違う。拭き掃除に、ほとんど人がかかわらなくていいのである。ルンバの最高級モデル、i7と同様、ブラーバ ジェットm6は最高の頭脳を手に入れたからだ。
タンクに水を入れておけば、あとは充電器にセットするだけで、いつでもスタンバイOK。無線LANと接続することで、スマホでの遠隔操作やスケジュール管理も可能だ。
また、何度か掃除して部屋の間取り図を完璧に覚えれば、キッチンだけを掃除するといったこともでき、より効率的な拭き掃除が行えるようになった。もちろん、水拭きだけでなく、から拭きもこなせる。
さらに驚くのは、ルンバとの連係機能「Imprint(インプリント)リンク」だ。これは、ルンバi7でゴミを吸い取ったら、続いて、ブラーバ ジェットm6が拭き掃除をするというもの。
まるでロボットどうしが、「俺(i7)が床を掃いたから、次は、お前(m6)が床を拭いて!」と会話しているよう。いよいよ目の前に未来がやってきた感じは、まさに事件である。
ココが事件だ!
部屋のマップや間取り図を作成できる
「iAdapt3.0ビジュアルローカリゼーション」により、部屋のマップや間取り図を作成。各部屋に名称を付け、「リビングは週2回、キッチンは毎日」というように各部屋ごとに掃除できる。
ココが事件だ!
「Imprintリンク」でルンバから掃除を受け継ぐ
ココが事件だ!
付属するパッドは4種類。清掃モードは自動で設定される
解説/滝田勝紀
※価格は記事作成時のものです。