電子レンジのおすすめは日立「ヘルシーシェフ」! 機能・デザイン・コスパで最強

調理家電

過熱水蒸気オーブンレンジ「ヘルシーシェフ」は、精緻性を感じさせる黒×シルバーのミニマルデザイン。単色系の液晶ディスプレイ搭載し、ツマミの周囲が必要なときにだけ地味に光る演出もいい。もちろん機能は抜群だ。「クックパッド」と連係で人気の殿堂入り30レシピを手軽に作れる。

今回のスゴ腕家電ファイル
日立 過熱水蒸気オーブンレンジヘルシーシェフ MRO-W10X

「しまった!」金田一耕助のように思わず駆け出し、そのまま飲み屋に駆け込み、勢いよく話したくなる!そんな事件な製品を毎月ファイリング。その事件性を“スゴ腕”家電探偵こと滝田勝紀が丹念に捜査して暴く!

解説者のプロフィール
滝田勝紀(たきた・まさき)
クリエイティブ・エディター&プロデューサーで、家電スペシャリストとして「All About」の家電ガイドを務める。30代男性向けのオフを充実させる電子雑誌『ds』編集長に就任。ドイツで開催される「IFA」ほか、海外展示会取材経験も豊富。

今回の事件家電ファイル
日立 過熱水蒸気オーブンレンジヘルシーシェフ
MRO-W10X

実売価格例10万2370円

赤外線温度センサーと重量センサーの「Wスキャン」で、食材の重さと温度を測る高機能オーブンレンジ。加熱に必要なパワーや時間を算出し、火加減を自動コントロールする点が特徴。ハンドルとダイヤルには落ち着いた色みを採用した。

ミニマルデザインと、キャッチーな機能が融合した最強の電子レンジ

日立の家電は、これまでオシャレ要素ゼロといっても過言ではなかった。使い勝手や機能は抜群によくて、まさにキング・オブ・日本メーカー!と呼びたくなるほど、冷蔵庫にしろ洗濯機にしろ、個人的にもかなり推せる家電はたくさんあった。が、デザインは残念なものばかりだった。

しかし、今回のヘルシーシェフは、デザインで事件を巻き起こす。もしかして”バルミューダ”を意識したのか?といいたくなるほど精緻性を感じさせる黒×シルバーのミニマルデザイン。単色系の液晶ディスプレイを搭載したところや、ツマミの周囲が必要なときにだけ地味に光る演出など、きちんとデザインできるメーカーだったのかと感心させられた。その証拠に、発表会でおそらく初めて、社内の担当デザイナーを登場させたほどの自信作である。

赤外線温度センサーと重量センサーの「Wスキャン」などにより、加熱性能などは優れているヘルシーシェフ。そこに、よりキャッチーな要素として、レシピ検索サイト「クックパッド」で殿堂入りした30レシピを新たにオートメニューに追加した。さらに、無線LANに対応し、独自のスマホアプリ「ヘルシーシェフアプリ」と連係。毎日の献立をアプリ上で決めて、そのまま本体の操作を行えるなど、いわゆる最新のIoT機能まで備えている。

実は、本機の価格は、ライバルメーカーより安い設定になっている。これを選ばない手はないだろう。

ココが事件だ!
デザイン性の高さは高級キッチンにもマッチ

日本メーカーの電子レンジがやりがちな派手めな配色は採用せず、モダンで落ち着きのあるデザインに。液晶パネルやツマミの周囲の光も寒色系で◎。

ココが事件だ!
「クックパッド」のレシピを自動で作れる

「クックパッド」との連係により、人気の殿堂入り30レシピを、Wスキャン調理を使ってオートメニューで、手軽に作れるのはうれしい。

ココが事件だ!
目を離しても安心。アプリがお知らせ

専用スマホアプリの「ヘルシーシェフアプリ」。献立を決めるだけでなく、本体から離れていても、プッシュ通知で予熱終了や調理終了などがわかる。

※執筆時が2019年9月のため、製品の「実売価格例」は、消費税8%込みの額を表記しています。ご了承ください。

解説/滝田勝紀

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