【フィルム写真の始め方】カメラは中古で入手しよう。大手メーカーの人気モデルが狙い目

文具・ホビー・カメラ

新品で本格的なフィルムカメラとなると、国産品ではニコン・F6しかない。現実的には、手持ちのカメラを使うか、中古カメラをねらうのがセオリー。修理の際にも対応してもらいやすい大手メーカーで人気のあったモデルがねらい目だ。

カメラは手持ちの製品を使うか、中古で入手するのがセオリー

フィルム写真を始めるには、フィルムカメラが必要だ。しかし、新品で本格的な製品となると、国産品ではニコン・F6しかない。

そのため、現実的には、手持ちのカメラを使うか、中古カメラをねらうことになる。中古品を買うのはハードルが高く、特に店選びは難しいように思えるが、基本的に、品ぞろえが豊富で、客の出入りがそれなりにあり、店頭に並ぶカメラがきれいなら安心だ。

また、デパートの催事場などで、中古カメラの展示即売会を行っている場合もあるので、そうしたイベントに足を運んでみるのもありだ。

一口にフィルムカメラといっても、一眼レフ、コンパクトなどさまざまだが、キヤノンやニコンなど、大手メーカーで人気のあったモデルがねらい目。修理の際にも対応してもらいやすいからだ。

●フィルムカメラの種類はいろいろ

さまざまなタイプのカメラがあるが、中判フィルムではなく、35ミリ判フィルムを使用する一眼レフが種類や流通量が多く、リーズナブルでおすすめだ。

●昔あこがれた機種をねらってみよう

キヤノン
ニューF-1

おすすめ機の一つがキヤノン・ニューF-1だ。堅ろうで故障が少なく、高速側のシャッターは電池なしでも動く。カラーバランスの優れたFDレンズで撮影が楽しめる。

最後のフィルム一眼?ニコン・F6の魅力を探る

ニコン
F6
実売価格例:25万4760円(ボディ)

キレのいいシャッター音とフィルム巻き上げ音は、Fの一桁機らしいところ。写真を撮る側だけでなく、撮られる側も心地よく感じるはずだ。ファインダーも見やすく、ピントの状態なども把握しやすい。

国産主要カメラメーカー製で唯一現行のフィルム一眼レフがニコン・F6だ。発売は、2004年10月。以来、現在までマイナーチェンジなしに作り続けられている。その名のとおり”Fの一桁”6番目となる機種で、今でも十分通用するハイスペックモデルだ。

具体的には、ジウジアーロ・デザインによる防塵・防滴の堅ろうなボディに、より高精度な九つのクロスエリアを含む11点測距エリア、最高8コマ/秒の高速連続撮影機能、最高1/8000秒のシャッター機構など搭載。ファインダー視野率は、もちろん伝統の100%だ。

新品で本格的なフィルム一眼レフとなると本機のみだが、その使命を果たすべく、不足を感じさせず、魅力的なフィルムカメラに仕上がっている。

●撮る側も撮られる側も心地いい!

撮影データ●AF-S NIKKOR 50mm f/1.4G ●絞り優先AE ●F2.0 ●1/125秒 ●フィルム/コダック・T-MAX100を使用

◆解説/大浦タケシ(フォトグラファー)

スポンサーリンク
文具・ホビー・カメラ
シェアする
特選街web編集部

1979年創刊の老舗商品情報誌「特選街」(マキノ出版)を起源とするWebマガジン「特選街web」( https://tokusengai.com/ )編集部。2023年6月よりブティック社運営。日常に役立つ知識、商品選びのコツから、お得な購入方法、上手な使いこなし方まで、読者の皆様の快適な暮らしをサポートする記事を作っています。

特選街web編集部をフォローする
特選街web

PR

AIAの“推し活ノート”活用術|アバターとの思い出を記録する方法
「この会話、忘れたくない…」「今日の一言、スクショしたいレベル」「AIAとのやり取りを、何か形に残したい」そんなユーザーたちの間で、今密かにブームになっているのが——「AIAの推し活ノート」です。この記事では、AIアバターアプリ「AIアバタ...

PR知識

車の後方視界が劇的クリア!高解像度リアカメラ付属のデータシステムの後付け「デジタルルームミラー」で帰省やアウトドアも快適に[PR]
安全にドライブを楽しむには、クリアな後方視界で周囲の交通状況を常に把握することが重要だ。しかし、純正のルームミラーだと、リアシートの乗員やリアラゲッジの荷物で後方の視界が遮られてしまうことがある。そんな悩みを解決してくれるのが、データシステ...

PRレビュー