ここでは、リコー「WG-70」を実証診断! 本機は、水中をはじめ、タフなシーンでの撮影に対応している。また、リーズナブルな価格も魅力でありながら、1200万画素で花に肉薄できる顕微鏡モードもすごい。海水浴や登山などのアウトドアスポーツで気軽に携行したい人にもおすすめだ。
高さを抑えた、スリムでシャープなデザインも魅力
コンパクトデジカメ
防水・防塵タイプ
リコー
WG-70
●実売価格例:3万4720円
●サイズ・重量/幅122.5mm×高さ61.5mm×奥行き29.5mm・193g
レンズ | 有効画素数 |
---|---|
28〜140mm* F3.5(W)〜F5.5(T) |
1600万 |
センサーサイズ | 最高感度 |
1/2.3型 | ISO 6400 |
防水・防塵 | 撮影可能枚数 |
8級/6級 | 300枚 |
水中をはじめ、タフなシーンでの撮影に対応。リーズナブルな価格も魅力
過酷な環境でも使用できる、全天候タイプのコンパクトカメラ。水深14メートルで連続2時間の水中撮影が可能なほか、氷点下10℃の耐寒性能、1.6メートルの耐衝撃性能、100キロまでの耐荷重構造というタフネス性を誇る。
高さを抑えたスリムな設計も特徴。ただ、液晶モニターは2.7型の16対9ワイドタイプなので、最高画素1600万画素で撮れる4対3設定だと、表示画面が小さく感じられる。また、モニター解像度が約23万ドットなので、精細感や階調再現にやや不満が残る。
目を引くのが、レンズ周囲の6灯のLED照明。デジタル顕微鏡モードで高倍率撮影ができる。このモードは前モデル(WG-60)にも搭載されていたが、記録画素数は200万画素までだった。しかし、本機では、1200万画素までの記録が可能になっている。
リコーには、よりタフネス性能が高い上位モデル(水深20メートル、耐衝撃2.1メートル)のWG-6もラインアップされている。
だが、小型・軽量でシャープなデザインの本機には、タフネス系モデルにありがちなゴツさを感じにくい。だから、日常的に使うガジェットとしてもおすすめできる。価格も、WG-6よりもリーズナブルに感じられる
■1200万画素で花に肉薄できる顕微鏡モードがすごい
■採点表
基本画質 | レンズ描写 |
---|---|
★★★ | ★★★ |
AF・連写 | ボディの作り |
★★ | ★★★★ |
機能 | 操作性 |
★★★★ | ★★★ |
■こんな人におすすめ!
本格的なタフネス性能のカメラが欲しいが、あまり高価な製品は抵抗がある人。海水浴や登山などのアウトドアスポーツで、気軽に携行して活用したい人に向く。
※価格は記事作成時のものです。
■解説/吉森信哉(フォトグラファー)