Wi-Fiルーターの設置は、基本的には回線業者(プロバイダー)からレンタルされている宅内機器にケーブル類をつなぐだけなので難しくない。スマホ、パソコンのつなぎ方まで手順を追って解説しよう。

購入したルーターを部屋に設置して、インターネット回線とつなぐ

《今回使用したWi-Fiルーター》

バッファロー
WSR-2533DHP3
1733Mbpsの11acに対応した、4×4アンテナ内蔵のミドルクラス機。IPv6対応、MU-MIMOなど、家庭内のWi-Fi利用に必要な機能はすべて搭載している。3階建て、6人までの家族向け。

画像1: 【インターネットの接続方法】Wi-Fi5対応ルーターの設置・設定を図解

Wi-Fiルーターを購入したら、部屋に設置しよう。設置といっても、基本的にはケーブル類をつなぐだけなので難しくない。

Wi-Fiルーターは、回線業者(プロバイダー)からレンタルされている宅内機器に接続する。

通常、回線業者からは光ファイバーを電気信号に変換する「ONU」(光モデム)と、契約者識別を行いインターネット回線を複数の有線LAN機器や電話に分配する「ブロードバンドルーター」(レンタルルーター)の二つがレンタルされている。

NTTのフレッツ系などでは、ONUとブロードバンドルーターが一体化したルーターがレンタルされている。

作業は、Wi-Fiルーター本体の「WAN端子」(INTERNET端子)と、レンタルルーターの「LAN端子」を、LANケーブルで接続すればOKだ。LANケーブルはWi-Fiルーターに付属しているが、長さの合うものを別途用意してもいい。

ケーブル接続は、各機器の電源を切った状態で行い、接続後にONU→レンタルルーター→Wi-Fiルーターの順に電源を入れる。


①端子の場所を確認しよう

画像1: 購入したルーターを部屋に設置して、インターネット回線とつなぐ

❶「AUTO」で回線種別や接続方法を自動判定する機能がオンになる
❷動作モードを切り替えるスイッチだが、上のスイッチが「AUTO」のとき、このスイッチは無効になる
❸有線LAN接続のパソコンや、各種家電などをLANケーブルでつなぐための端子
❹レンタルルーターやONU内蔵レンタルルーターなどの宅内機器の「LAN端子」と接続する。
❺専用ACアダプターをつなぐ。多くのWi-Fiルーターは電源ボタンがない。


②Wi-Fiルーターをネットにつなぐ

最近のWi-Fiルーターは、原則として設定が不要だ。ケーブル類を正しくつなぎさえすれば、Wi-Fiが使えるようになる。

購入したWi-Fiルーターの情報を記録しておく

画像2: 購入したルーターを部屋に設置して、インターネット回線とつなぐ
画像3: 購入したルーターを部屋に設置して、インターネット回線とつなぐ
画像2: 【インターネットの接続方法】Wi-Fi5対応ルーターの設置・設定を図解

ルーターの設置場所によっては、後で情報を見るのが大変

屋内にある回線業者からレンタルされた機器(ONUとルーター)の位置を確認する

Wi-Fiルーターと接続するのは「レンタルルーター」。この機器がどこに設置されているかを確認し、Wi-Fiルーターをどこに設置するか検討する。

画像4: 購入したルーターを部屋に設置して、インターネット回線とつなぐ

ONUとレンタルルーターの電源を切る

ケーブル接続は各機器を電源をオフにして行う。電源スイッチがない機器が多いので、ACアダプターのケーブルを抜くことで電源を切る。

AUTO/MANUALスイッチの設定を確認する

通常、工場出荷時に「AUTO」になっているが、念のため、ケーブル接続前に「AUTO」になっていることを確認しておこう(機種により名称などは異なる)。

画像5: 購入したルーターを部屋に設置して、インターネット回線とつなぐ
画像3: 【インターネットの接続方法】Wi-Fi5対応ルーターの設置・設定を図解

このモデルは、出荷時に「AUTO」になっているはず

レンタルルーターのLAN端子と購入したWi-FiルーターのWAN端子をLANケーブルでつなぐ

レンタルルーターの「LAN端子」とWi-Fiルーターの「WAN端子(この製品ではINTERNET端子)」をWi-Fiルーター付属のLANケーブルでつなぐ。

画像6: 購入したルーターを部屋に設置して、インターネット回線とつなぐ

ONUとレンタルルーターの電源を入れる

Wi-Fiルーターの電源が切れている状態で、ONUの電源を入れ、完全に起動したことを確認してから、レンタルルーターの電源を入れて完全に起動させる。

画像7: 購入したルーターを部屋に設置して、インターネット回線とつなぐ
画像4: 【インターネットの接続方法】Wi-Fi5対応ルーターの設置・設定を図解

設置場所に置いてから電源を入れよう

Wi-Fiルーターの電源を入れる

ONUとレンタルルーターが起動していることを確認して、Wi-Fiルーターの電源を入れる。電源スイッチがない機種はACアダプターのケーブルを差すだけでいい。

画像8: 購入したルーターを部屋に設置して、インターネット回線とつなぐ
画像5: 【インターネットの接続方法】Wi-Fi5対応ルーターの設置・設定を図解

Wi-Fiルーターの電源は最後に入れる

しばらく待ち、ランプの状態を確認する

Wi-Fiルーターの電源を入れると1~2分程度で起動が完了する。ランプの状態を取扱説明書と比較して異常がないか確認する。

画像9: 購入したルーターを部屋に設置して、インターネット回線とつなぐ
画像6: 【インターネットの接続方法】Wi-Fi5対応ルーターの設置・設定を図解

このモデルの場合、通常は全部が緑点灯なら正常

スマホとWi-Fiルーターをつなぐ

暗号化キーを入力するだけで設定できる!

次に、スマホとWi-Fiルーター(親機)をつないでみよう。スマホなど子機との接続は、「Wi-FiルーターのSSIDを探して」「暗号化キーを入力する」の2手順が原則。これを覚えておけば、ほかの機器にも応用できる。

接続に必要となる情報のうち、「SSID」は、親機を特定するための名前と考えればいいだろう。工場出荷時に設定されるSSIDは、Wi-Fiルーターの本体や付属の情報カードに記載されている。

一般的なWi-Fiルーターでは、5Gヘルツ帯、2.4Gヘルツ帯が別のSSIDになっており、どちらの周波数帯を使うか選択できるようになっている(メッシュWi-Fiは、周波数帯の区別はない)。

また、機種によっては、インターネット接続以外の機能を制限した「ゲスト用SSID」が用意されている場合もある。これは、来客に暗号化キーなどを知られずにWi-Fiを使ってもらうための機能だ。

「暗号化キー」は、Wi-Fi通信のデータを暗号化して、他人から盗まれないために使うパスワードと考えればいい。端末側の設定時にこれを入力しないと、Wi-Fiを利用することができない。

セキュリティの観点から、自宅のWi-Fiを使う家族以外には原則として教えてはいけない。

かつては、端末とWi-Fiルーターのボタンを押す自動設定機能を使った方法が人気だったが、採用する端末が減っていることもあり、現在は手動設定が主流。ただ、今回使用したバッファロー機も含め、多くの機種が専用アプリを使った設定を用意している。


iPhoneを接続する
*アップル・iPhone 11を利用

親機のSSIDと暗号化キーをメモしておこう

子機(スマホなど)の手動設定に必要となるSSIDと暗号化キーは、親機(Wi-Fiルーター)の本体や付属カードに記載されている。これを写真に撮るか、書き留めておく。

画像1: スマホとWi-Fiルーターをつなぐ
画像7: 【インターネットの接続方法】Wi-Fi5対応ルーターの設置・設定を図解

スマホカメラでSSIDや暗号化キーを撮影しておくと便利

iPhoneの「Wi-Fi」をオンにする

「設定」から「Wi-Fi」をタップし、「Wi-Fi」をオンに。「ネットワーク」欄に周囲にあるWi-Fiルーターがリスト表示されるので、自分のWi-FiルーターのSSIDを見つけてタップする。

画像2: スマホとWi-Fiルーターをつなぐ

ルーターの暗号化キーを入力する

iPhoneの「パスワード」欄に、親機の暗号化キーを入力し「接続」をタップ。「Wi-Fi」の項目に自分のSSIDが表示されていれば接続完了。

画像3: スマホとWi-Fiルーターをつなぐ

ブラウザーでウエブサイトが表示できればOK。

画像4: スマホとWi-Fiルーターをつなぐ

Androidを接続する
*シャープ・AQUOS sense 3を利用

機種により方法が異なる。キー入力が確実

Androidスマホの場合、Wi-Fi設定方法として、WPSボタンの機能やアプリを利用するやり方があるが、すべての機種に共通するわけではない。

やはり、主流はSSIDと暗号化キーを手動で入力する方法だ。なお、AmazonのFireシリーズも、ほぼ同じ方法となる。

操作方法は、Androidの「設定」から「ネットワークとインターネット」項目を開く。

「Wi-Fi」をオンにすると、周囲にあるWi-Fiルーター(親機)のSSIDがリスト表示される。そこから自分が使うSSIDを選択してタップ。暗号化キーを入力して「接続」をタップすればいい。

「Wi-Fi」項目に、自分のWi-FiルーターのSSIDが表示されれば接続成功である。

画像8: 【インターネットの接続方法】Wi-Fi5対応ルーターの設置・設定を図解

Androidも手動入力が主流

スマホの「Wi-Fi」をオンにする

「設定」→「ネットワークとインターネット」で「Wi-Fi」をオンに。オンにしたら、項目名をタップし、リスト表示。

画像5: スマホとWi-Fiルーターをつなぐ

スマホの「Wi-Fi」をオンにする

Wi-FiルーターのSSIDをタップして「暗号化キー」を入力。ステータスバーにWi-Fi(扇形)マークが出ればOKだ。

画像6: スマホとWi-Fiルーターをつなぐ

パソコンとWi-Fiルーターをつなぐ

手順はスマホなどとほぼ同様で簡単!

近年のパソコンは、ほぼ例外なくWi-Fi(無線LAN)機能を内蔵しているので、通常は子機などの準備は不要。Wi-Fiルーターとの接続設定を済ませれば、Wi-Fi経由でインターネットに接続できる。

Windows10の場合、タスクトレイの「ネットワーク」アイコンをクリックすると、周囲のWi-Fiルーターがリストアップされるので、そこから自分が使うSSIDを選択してクリック。「ネットワークセキュリティキーの入力」欄に、Wi-Fiルーターの暗号化キーを入力すればいい。

Macの場合も、メニューバーのWi-Fiマークをクリックして、同様に手動入力で設定する。


Windowsパソコンを接続する

タスクトレイの「ネットワーク」をクリック

タスクバーの地球儀マークか扇形のWi-Fiマークをクリックして、リストから自分の使うWi-FiルーターのSSIDを選択。「接続」をクリックする。

画像1: パソコンとWi-Fiルーターをつなぐ

メモした暗号化キーを入力する

「ネットワークセキュリティキーの入力」という欄に暗号化キーを入力。「次へ」をクリックするとWi-Fiに接続される。

画像2: パソコンとWi-Fiルーターをつなぐ

◆解説/福多利夫(フリーライター)
◆イラスト/中山 昭(絵仕事 界屋)

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