現在公開中の劇場版「鬼滅の刃(きめつのやいば)」無限列車編。社会現象となるほどのブームを巻き起こしている作品で、子供からも大人気。でも、この作品は大人にこそ観て欲しい魅力が詰まっています。そんな「無限列車編」を、26歳でオタク女子編集部員である私が「ネタバレなし」で徹底レビューします!

一大ブームとなった”鬼滅の刃”

子どもに大人気!大人には?

今年、2020年の社会現象と言っても過言ではないほど、一大ブームを巻き起こしている漫画「鬼滅の刃」(以下、鬼滅)。普段は漫画やアニメなどのコンテンツに触れない人も、この作品はアニメやグッズなどで一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

鬼滅は、過酷なバトルシーンや、異形の脅威「鬼」による残酷な仕打ちなどが描かれた作品であるにもかかわらず、幼児や小中学生のあいだでも絶大な人気を誇る作品。

子ども世代からの人気の理由は、主人公の竈門炭治郎、妹の竈門禰豆子をはじめとしたキャラクターデザインの「ポップさ」や、「水の呼吸」といったバトルシーンで繰り広げられる技名の「キャッチーさ」などが挙げられるでしょう(ちなみに私は胡蝶しのぶさんのファンです)。

『鬼滅の刃』原作漫画はココがお得
▼会員登録で「半額」キャンペーン!▼

しかし、「子ども向けなの?」という問いには「NO」と答えさせていただきます。アラサー世代の私が観ても、十分観ごたえのあるストーリーなので、もちろん大人でも十分に楽しめます。それどころか、大人だからこそ沁みる部分のある作品だと思います。

登場人物のみせる「覚悟」が美しい

私がこの作品の魅力だと感じたのはやはり、主人公の炭治郎の純粋さです。家族のために恐怖を克服して勇敢に鬼に立ち向かい、残酷な仕打ちをした鬼にすら同情し赦しを与えようとする炭治郎。そんな彼の姿に涙した人も多いのではないのでしょうか。こうした彼のピュアさは「無限列車編」でも健在。澄み切った彼の心は様々な登場人物の心を解きほぐしていきます。

また、これはどの登場人物にもいえるのですが、みんな10代〜20代という若さにして、人一倍「覚悟」を持って生きています。それぞれの隊士は、鬼に家族を殺されていたりと、壮絶な過去を抱えながらも、絶望の中でも必死に自分を奮い立たせ、命を賭けて戦っているのです。

覚悟を持って生き、恐怖を乗り越え鬼と戦う登場人物たちの姿はとても悲しくもあり、同時に美しくもあります。そんなキャラクターたちの姿が、観る人の心を惹きつけているのだと思います。

無限列車編のあらすじ

さて、ここからが本題です。現在公開中の映画、劇場版「鬼滅の刃」無限列車編は、TVアニメ「鬼滅の刃」の続編にあたる作品。まずはそのあらすじを確認していきましょう。

蝶屋敷での修行を終えた炭治郎たちは、次なる任務の地、《無限列車》に到着する。そこでは、短期間のうちに四十人以上もの人が行方不明になっているという。禰豆子を連れた炭治郎と善逸、伊之助の一行は、鬼殺隊最強の剣士である《柱》のひとり、炎柱の煉獄杏寿郎と合流し、闇を往く《無限列車》の中で、鬼と立ち向かうのだった。

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 公式サイトより

大人が楽しめる見どころ

一大ブームを巻き起こしている「無限列車編」ですが、この映画が老若男女に人気の秘密は、キャラ人気やストーリーの良さだけではありません。以下では、この映画の大人向けの楽しみ方をご紹介していきます。

①日本最高峰・最新鋭の映像美を劇場で

すでに鬼滅のアニメをご覧になっている方には今更感もあるかもしれませんが、この作品の見所はその映像美。鬼滅のアニメシリーズのほか、「Fateシリーズ」や「衛宮さんちの今日のごはん」などのアニメを手掛けた制作会社、ufotableさんの技術が今回も炸裂していました。実は鬼滅のアニメをやっていたときから、「こんなすごい映像なら映画館の大きなスクリーンで見たら感動するだろうな」とずっと期待していたので、映画化が決まった時は思わずガッツポーズをしました。

アニメシリーズの那田蜘蛛山編、19話「ヒノカミ」など、アニメでもたびたび戦闘シーンの「神作画」回を送り出してきたufotableさんですが、今回の映画ではそれを上回る迫力のバトルを大画面で見ることができました。

画像: 『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』公開中PV youtu.be

『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』公開中PV

youtu.be

特に上弦の参の鬼・猗窩座とのバトルシーンはまさに熱戦にふさわしい神作画でした。こちらの公開中トレーラーで少しだけ観ることができます。このシーンはつぎつぎと繰り出される技やカメラワークが目まぐるしく、もう一回じっくり見返したい!と思うほどでした。この映像美を堪能するだけでもチケット代の元は取れると思います。

②炎柱:煉獄杏寿郎の圧倒的カリスマ性

「無限列車編」の人気の秘密は、なんと言ってもこの話で最もフォーカスされる人物・炎柱の煉獄杏寿郎のカリスマ性です。炭治郎たちの所属する鬼殺隊の隊士の中でも最強の剣士と謳われる煉獄さんですが、その人間性からも老若男女に人気のようです。

画像: 煉獄杏寿郎(劇場版「鬼滅の刃」 無限列車編公式サイト・人物情報より) kimetsu.com

煉獄杏寿郎(劇場版「鬼滅の刃」 無限列車編公式サイト・人物情報より)

kimetsu.com

激しいバトルの最中も、煉獄さんの口からは力強い名ゼリフが連発。日々の生活に忙殺されているアラサーOLの私も、思わずハッとさせられるような、じんわりと沁みる名言の数々でした。そんな煉獄さんの言葉に心を打たれた人たちが、様々な形で彼の言葉を共有し合っています。個人的に一番面白かったのが、西本願寺の掲示板に関するこちらのツイート。

煉獄さん(御年20歳)のお言葉。私より6歳も年下なのに、言葉だけでこの貫禄…。惚れてしまいそうです。SNS上でも、映画を見終わった男性が「(煉獄さんの)夢弟子になりそう」と感想をつぶやくなど、男女問わず魅了する素敵な男性のようです。

※夢弟子とは、オタク用語「夢女子(2次元キャラクターに恋をしている女子のこと)」の弟子版。
思わず弟子入りしたくなるカリスマ性が煉獄さんにはあります。

③LiSAの歌う主題歌「炎」が沁みる

最後に強く推したいのが、LiSAさんの歌う主題歌「炎」です。物語のエンドロールで流れる曲ですが、物語を回想しながら聴くと、LiSAさんの優しくも力強い歌声に相まって、作中で味わった感動が次々に蘇っていくようでした。

劇場で聴く前に一度聴いてみたい!という方には「THE FIRST TAKE」というYoutubeチャンネルで投稿されている動画がおすすめ。「THE FIRST TAKE」は、一発撮りのパフォーマンスを鮮明に切り取るYouTubeチャンネル。臨場感あふれるアーティストの演奏が味わえて人気のチャンネルです。

数ある「THE FIRST TAKE」の動画の中でも特に、この「炎」の演奏は素晴らしく、初めて聴いた時に衝撃を受けて何度も聴いてしまいました。LiSAさんの想いのこもった歌声を、一度は聴いてみてくださいね。

画像: LiSA - 炎 / THE FIRST TAKE youtu.be

LiSA - 炎 / THE FIRST TAKE

youtu.be

「アニメを観てから」がおすすめ

以上、無限列車編の魅力をお伝えしてきました。最後にもう一つだけお伝えすると、この作品を十分に楽しむためには、できるだけ「アニメを見てから映画を観る」ことをおすすめします。

炭治郎をはじめとした各登場人物の背景や鬼殺隊の説明など、最初に知っておくべき情報についても、映画ではほとんど説明がなかった印象でした。初見で見てしまうと、理解が追いつかず疑問に感じてしまうシーンがあるかもしれません。原作を全て追う必要はありませんが、ある程度事前情報のある上で見た方が楽しめる作品と言えます。アニメの内容を理解してから観るのがベストでしょう。

まとめ

大人気アニメ「鬼滅の刃」の映画化とあって、注目を集め続ける「無限列車編」。公開から10日間で興行収入が100億円を突破するという史上最速の快挙も成し遂げています。30分おきに公開スケジュールを組んでいる映画館も少なくありません。これからもますます盛り上がりをみせてくれそうですね。

私が観た際も、人混みを避けるために公開初日を避け、レイトショーを取ったにもかかわらず、会場はほぼ満席という人気ぶりでした。しかし、世間はコロナ禍の真っ只中。マスク着用、咳エチケット、飲食時のマナーなど、感染対策や映画鑑賞のマナーには気をつけて臨みたいものですね。

This article is a sponsored article by
''.