(2021/05/06更新)最近、TwitterなどのSNSでちらほら目にする「Among Us(アマングアス/アモングアス)」というワード。宇宙船を舞台に繰り広げられる人狼のような心理戦が楽しめるゲームで、人気YouTuberの実況動画や日本語版が発売され、今まさに話題沸騰中なんです。この記事では、詳しいルールの説明や遊び方を解説。ぜひプレイ前のイメトレの参考にしてみてください。
有名実況者らの動画で人気上昇
最近、TwitterなどのSNSでちらほら目にする「Among Us」というワード。みなさんはご存知ですか?「Amon Us」とは、宇宙船を舞台に繰り広げられる人狼のような心理戦が楽しめるゲーム。昨年12月に日本語版のソフトが発売されたことや、有名Youtuberらの実況動画が火付け役となり、2018年に発表されたゲームにもかかわらず、今まさに話題沸騰中のゲームなんです。
ゲーム自体の面白さはもちろんですが、オンライン対戦がしやすいことも人気の理由のよう。スマホのアプリはiOS、Androidに対応しており、無料で遊べます。その他にも、有料でPCのアプリやSwitchのソフトでも遊ぶことができ、どの方法で遊んでいる相手とも自由にオンライン対戦ができます。(詳しくは後述)zoomやDiscordなどのツールを用いてオンライン通話をしながら遊ぶことが想定されているので、まさにコロナ禍において大人数で集まることが難しい中で、オンラインで楽しく盛り上がれるパーティーゲームとして注目が集まっています。
どんなゲームなのか雰囲気を知りたいという人はぜひYoutubeにたくさんアップされている実況動画を観てみてください。かわいらしい宇宙飛行士のキャラクターに騙されてはいけません、割と本格的な心理戦が繰り広げられていて、やりごたえ&見応えがあります!
どんなゲーム?
概要
「Among Us」は、2018年にInnerSloth社によって開発されたオンラインマルチプレイヤー・ソーシャルディダクションゲーム。2020年12月にニンテンドーSwitchで日本語版ソフトが配信され、日本でも一気に認知度が高まりました。
対戦人数
対戦可能人数は4~10人。登場人物はみな宇宙船のクルーという設定です。その中に妨害工作を行うインポスターが紛れ込んでいます。(インポスターになるのは1〜3人まで設定可能。プレーヤーのなかからランダムに選ばれます)このゲームはクルー陣営、インポスター陣営に分かれて行います。
クルーは、インポスターを排除し、それぞれに課せられたタスクを完遂することを目的に、インポスターはクルーの殺害、サボタージュと呼ばれるタスクの妨害を目的に行動します。
ルール
具体的にルールをみていきましょう。
役がランダムに振り分けられる
ゲームがスタートすると同時に、プレーヤーはクルーかインポスターにランダムに振り分けられます。誰がどの役に振り分けられたかは、本人にしかわかりません。どちらの役になったかでその後の行動が変わります。クルーになった場合は、インポスターに殺されないよう注意しながらもタスクをこなすのみ。インポスターになった場合は、タスクを手伝うふりをするなりして上手にクルーの中に溶け込みながら、サボタージュやクルーの殺害を行うことになります。
では、クルーとインポスターの役割について詳しく観ていきましょう。このゲームには「アクションフェーズ」と「議論フェーズ」という2つのフェーズがあります。まずは「アクションフェーズ」について解説していきます。
アクションフェーズ
クルーはそれぞれに「タスク」が与えられます。インポスターに殺されないうちに極力早くタスクを終えるのが重要です。下の画像の左上に表示されているのがタスクの一覧です。
また、アクションフェーズでは、インポスター側もクルーの殺害や、サボタージュを行います。その際、殺害されたクルーを発見して報告し、「議論フェーズ」に移行させたり、サボタージュで起こった問題を制限時間内に解決する(解決できなければクルー側の敗北になります)などのイレギュラーな業務も発生します。
なお、クルーの勝利条件は、すべてのタスクを完了するか、すべてのインポスターを特定・排除すること。
次に、インポスター側のアクションフェーズについて説明します。インポスターがとれるアクションは、クルーの殺害と、サボタージュ(妨害工作)です。
クルーの殺害は、下の画像の右下に表示される「Kill」ボタンで実行できます。他のクルーに目撃されないように行う必要があり、タイミングが重要です。サボタージュも同様に右下のボタンから、クルーの「タスク」のようにマップで確認することができ、宇宙船内の酸素の供給を止めたり、停電させたりなど様々な妨害工作が行えます。
インポスターの勝利条件は、クルーを殺してインポスターの数と同じにするか、引き起こしたサボタージュが解決されることなく時間切れになること。
オンライン通話を行いながらプレイする「Among Us」ですが、この「アクションフェーズ」中は通話をミュートにしておく、というのも重要ポイントです。なぜなら、殺された瞬間に思わず声をあげてしまったり、すれちがったプレーヤーの名前を思わず呼んでしまったりするからです。純粋にプレイを楽しむためにも、通話のミュートはお忘れなく!
議論フェーズ
最後に「議論フェーズ」についての説明です。先ほど説明したように、クルーが殺害されたクルーを発見した場合、インポスターの正体を議論し合うフェーズに移行します。
その際、制限時間内に話し合いを行い、一番怪しいと思った人物に投票を行います。票が一番集まった人は、正体がインポスターであろうとクルーであろうと船外に追放されます。決め手にかける場合は投票をパスすることも可能です。また、同票が複数あった場合は追放されません。パスした人と同数でも同様です。
ちなみに、この議論フェーズは、マップ上のボタンを押して「緊急会議」を行うことでも発生します。これは、インポスターの怪しい行動を見かけた時などに活用できますが、サボタージュ中など特定の条件下では使えないので注意が必要です。
デバイスごとの遊び方
Among Usはさまざまなデバイスで遊ぶことができます。それぞれにメリットがあるので、どれで遊ぶのが一番自分に合っているかを確認しましょう。
スマホ
iOS、Android対応のアプリで遊ぶことができます。スマホで遊ぶ一番のメリットは、アプリが無料でDLできること。スマホさえあればどんな人でも気軽に誘えるところがいいですよね。
PC
PC版はスマホ版と異なり有料ですが、お値段は520円と比較的安価です。画面が広く操作性が高いので、ゲームを本格的に遊びたい人におすすめです。また、アバターの宇宙飛行士たちはコスチュームの変更が可能ですが、スマホ版やスイッチ版と比べPC版はコスチュームのバリエーションが豊富。
Nintendo Switch
Switch版のいいところは、日本語でプレイ可能なところ。他のソフトが日本語対応されていない中で、唯一の日本語対応ソフトです。お値段はPC版同様520円。SwitchをもっているならPC版よりこちらを買った方がいいかもしれません。また、ソフト購入とは別に、Nintendo Switch Onlineに加入していないと友人とのオンライン対戦ができないので注意が必要。
プレイする際の疑問点
友だちを4人以上集める必要がある?
プレイ人数4人以上、と聞いて「そんなに誘える友人がいない」と思ってしまった人、いませんか?わたしもその1人です。(笑) もちろん、友人たちと時間が合って人数が揃えば、「PRIVATE」プレイで友人たちと遊べばいいのですが、そうでない場合は匿名の相手とオンライン対戦ができるのでご安心ください。「PUBLIC」の「Find Game」で参加したいゲームを探しましょう。
チャットが英語って本当?
となると、匿名の相手とのチャットが外国語の可能性があります。一応ゲームをプレイする際に、言語を選ぶことができますが、日本語のゲームを探すのは数的に結構難しいと思います。よって、ほとんどの人が義務教育で学んでいるはずの英語のゲームを探すのが無難でいいでしょう。ほとんどのゲームのチャット欄は簡単な単語の応酬が続くだけで、そんなに読むのが難しくなかった!という声も多いです。
呼び方は「アモングアス」「アマングアス」どっち?
このゲームが普及するまで日本人にはあまり馴染みのなかった「Among」というワード。ゲームユーザーの間でも「アマングアス」派と「アモングアス」派が存在し、しばしばどちらの読み方が正しいのか議論になっていました。しかし、3月に公式発表で「アモングアス」が正しい名称であることが発覚。以来、「アモングアス」を使うユーザーが増えています。
編集部メンバーもやってみた
ここまで読んで、「で、本当に面白いの?」「意外と覚えることが多いけどちゃんとできるのかな?」と思った人は多いはず。筆者自身も始める前はそう思っていました。しかし、実際プレイしてみると、案外サクサクゲームが展開していくな、という印象に。
「宇宙人狼」と称される「Among Us」ですが、終始議論し続けなければいけない通常の人狼とは違い、各々の役割をはたすアクションフェーズがあるので、淡々と進行していきます。したがって、話し合いで演技するのがうまくいかず人狼が苦手だった人にもおすすめのゲームです。
また、役割が2種類しかないので、ゲームの展開もシンプルです。筆者も何度もプレイしていますが、だいたい6〜10分程度でゲームが終わってしまうことが多いです。
筆者は上の画像のスクショを撮った際、6人でプレイ(インポスターは1人設定)していましたが、できればプレーヤー8人以上で、インポスターは2人いた方がもっと複雑な展開になって面白くなりそうだなと思いました。
クルーも楽しいのですが、インポスターで勝った時の達成感はカクベツ。インポスターはクルーの時以上にしっかりと戦略を考えて動くので頭を使います。特に、クルーを殺害したり、サボタージュを行うタイミングには細心の注意が必要です。誰かに怪しい挙動をみられると議論フェーズで真っ先に白羽の矢が立ってしまうので(笑)でもそうなっても自分の演技力でその場を乗り切る猛者もいて、ゲームが予想外の展開になっていくこともしばしば。
また、このゲームにはステージが3種類あり、ステージ毎にかなり難易度が変わります。中には密室が発生するシーンも。(私は何度も密室でインポスターに殺されました。笑)簡単なステージはすぐに要領を覚えてしまうので、ぜひいろんなステージを試してみてください。
(2021/03/19追記)かねてより2021年初頭に公開が予定されていた新マップ「The Airship」が3月31日に追加されることが発表されました。このマップが追加されることでステージが4つに増えます。「Among Us」公式Twitterではこの新マップのプレイ動画を観ることができます。
まとめ
人気沸騰中のゲーム「Among Us」。気になるけどなかなか手を出す勇気がない…という方も、この記事を読んで、プレイの具体的なイメージがついたのではないでしょうか?実際にプレイしてみると、意外と感覚的にできるゲームですし、プレイ時間もそこそこ短め。気になっている方はまず無料アプリをダウンロードしてみてください。オンライン飲み会のマンネリ予防にもおすすめです。