【2021年最新】次に来る漫画5選!今ぜったいに読むべきおすすめ作品をアニオタライターが厳選

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2021年になり、そろそろ新しい漫画に手を出したいと思っているけど、どの作品が面白いのかわからない…そんなあなたに今年ブレイク間違いなしの作品をご紹介。怪獣8号や怪物事変、九龍ジェネリックロマンスなど、話題沸騰中の注目作品のおすすめポイントをわかりやすく解説しています。ネタバレもないので安心して読んでください。

2021年、どの漫画がアツイ?

2020年は鬼滅の刃や呪術廻戦、チェンソーマンなど、ダークテイストなバトル漫画が大ヒットし、話題を呼びましたよね!今年、2021年はどんな漫画がブームを巻き起こすのか、今からとても楽しみです。

そこで、今年流行しそうな注目作品を読んでみたい!つぎに読む漫画が決まらない!というあなたに向けて、おすすめ作品を厳選しました。どの作品も世界観・ストーリー重視なので、老若男女が楽しめる作品。ストーリーに関するネタバレも避けているので、安心して読んでください。ぜひ、ステイホームのお供に2021年の話題作をどうぞ。

怪獣8号

おじさん主人公の”ヒーロー”感が爽快

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まずは筆者も今年大注目の作品「怪獣8号」から。この表紙を見ただけでは、「シン・ゴジラ」のようなシリアスな特撮モノっぽい雰囲気を感じますが、予想に反して「友情!努力!勝利!」という少年漫画の王道ストーリー感が強いのがこの作品の特徴。

その秘密は主人公の日比野カフカ(32歳)が、中年主人公でありながら、少年のような真っ直ぐな信念と「こいつが来たら大丈夫だ!」と思わせてくれる安心感をもっていることに帰結します。カフカの相棒?役の市川レノとの掛け合いもなんだか微笑ましくてニコニコしてしまいます。「TIGER AND BUNNY」のようなバディものが好きな人にもおすすめです。

ただし、「怪獣発生率が世界屈指となっている日本」という世界観の設定にリアリティ(もしこの設定が現実に起きたらもっと世界は混沌として雰囲気も暗くなってるはず)やシリアスさを求めてしまう人はすこし物足りなくなるかもしれません。今後カタストロフィー的展開が訪れないとも限りませんが、近年流行している残虐性の高いストーリーやエログロ系の少年漫画とは違い、ストーリーが基本的に明るいので安心して読めます。できれば、今後もこの王道スタイルで突き通して欲しい…。

チ。

宗教対科学の世界観が好きな人に

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こちらはSNSでも話題沸騰中の作品。まだ「地動説」が解明されていない時代のお話です。当時は天動説が宗教的な理由から通説とされており、それを揺るがすような学問・研究は異端とされ厳しく罰せられていました。主人公はそんな時代の空気に逆らわぬよう波風立てずにエリート街道を突っ走るつもりが、あれよあれよと「地動説」への底無しの興味と熱意に突き動かされていきます。

この作品の面白さは、「地動説」をめぐる登場人物たちの言葉や行動から、人がそれぞれの人生を生きることの意味を真正面から問いただしてくる、角度の鋭利なストーリー。日々をのうのうと生きている社会人の筆者は、目的のために魂を燃やしながら生きている登場人物の、迷いや無駄が一切ないセリフのひとつひとつに心がえぐられました。もう「来世に期待」とか言うのやめよ…。

気になった人はとりあえず1巻を読んでみてください。衝撃のラストシーンに、気付いたら2巻を手に取っていること間違いなし。

怪物事変

キャラ全員推せるホラーテイストの王道ストーリー

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2021年の冬アニメにもなっており、絶賛放送中の「怪物事変」。こちらは筆者が今年一番注目している作品と言っても過言ではないかもしれません。タイトルに「怪物」とあるように、ストーリー自体はかなりダークテイストというか、グロテスクな一面もあるので、耐性がない人は注意が必要かも。しかし、主人公を初めとしたほとんどの登場人物が基本的に明るくて人懐っこくて優しいので、かなり安心して読めます。重要キャラがバタバタと死ぬ…みたいな展開もないのが個人的に気に入っています。

ストーリーは「怪物(けもの)」である主人公が、探偵事務所で「怪物」関連の事件を解決しながら自分自身の過去や両親を探す、というもの。ちょっとレトロな探偵漫画っぽい雰囲気がありながら、「蟲師」などの和製ファンタジーを彷彿とさせるような世界観も楽しめる作品です。「怪物」たちのの描写がひとつひとつすごく丁寧で、読者が一見「うわっ」と嫌悪感を抱きそうなシーンすら、すんなり理解させる説得力があります。

何度も言いますが、この作品はとにかくキャラが良い。無機質なようで実は熱いハートを持っている主人公もいいし、彼と凸凹トリオを形成しているツンデレガキ大将・織、完全に性格がギャルな男の娘・晶のキャラクターのバランスが絶妙で微笑ましい。あと、ヒロインの紺ちゃんのかわいさは異常です。はやくアニメで紺ちゃんの魅力が広まって欲しい!

映像研には手を出すな!

オタクのための聖書みたいな漫画

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アニメ化もされており、もうすでに話題作ですが、もっともっといろんな人が読むべきだなと個人的に思っている作品。この作品には基本的にオタク気質な登場人物しか出てきません。けれど、登場するオタクたちの生き様は多様です。同じアニメ好きでも、設定や世界観を考えるのが好きな人、アニメーション自体をこだわることに情熱を燃やす人、そもそも作品のプロデュースに興味がある人…など。個人的にはこのオタク描写のリアルさがめちゃくちゃ好きです。

特に「映像研」に所属する主人公たちは、それぞれに突出した能力をそれぞれ持っていて、お互いに得意不得意を理解し合い、足りない部分を補い合いながらアニメを作っていく姿がカッコいい。アニメを作ることに関しては、学生ものの漫画でよくある「ゆるさ」みたいなものは一切なく、ガチで魂を燃やしながら描いてる。「映像研」の活動は「部活動」という枠組みに甘んじることはありません。

この作品はオタク気質な人ほど読んでみて欲しいです。ロボットでもアニメでも、何か一つの物をずっと好きでいる人や、何かを夢中で(プライドを持って)作り続けている人など、それぞれに共感できるキャラがいるはず。ちなみに筆者は2巻の映像研とロボ研の会議のくだりで大号泣してしまいました。ロボットは現実的な戦闘には向いていないのかもしれないけれど、その存在にロマンを感じる人の心は確かに存在していますよね…。(詳しくは漫画を読んでください笑)

九龍ジェネリックロマンス

ノスタルジックさとホラーのバランスが癖になる

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「恋は雨上がりのように」の眉月じゅん先生の最新作。舞台は香港の九龍。九龍といえば、「攻殻機動隊」「ブレードランナー 」「恋する惑星」などの様々な映像作品の舞台やモチーフになっており、日本人にとっても独特なノスタルジーを感じさせてくれる街。サイバーパンク好きで「九龍城砦」や「重慶大厦」を知らない人はいないでしょう。物語は、そんな九龍を舞台に、社会人男女のちょっと大人な恋愛模様(?)を描いた作品。

九龍が舞台なだけあって背景作画もすばらしく、見開きになっている絵も多いので、普段漫画は絶対にKindle派の筆者ですら「紙で読みたい」と思った作品です。最初はそんなノスタルジックな街の中で繰り広げられるほろにが系ラブストーリーなのかなと思って読み進めていたのですが、1話のラストでまさかのホラー展開に衝撃…(詳しくはネタバレになってしまうので伏せます)今後の展開が気になりすぎてすぐに2巻を購入しました。

サイバーパンク×大人のラブストーリーというだけでも結構フェチ全開(主人公の鯨井さんの容姿にもめちゃくちゃフェチズムを感じてしまう)な設定ですが、そこにホラー要素が絡んできて、個人的にはより一層好きなテイストの作品になりました。サイバーパンク系の世界観が好きな人はもちろん、「恋は雨上がりのように」が好きだった人もとりあえず1巻を手にとってみて欲しいです。

まとめ

今年も注目作品が目白押し。コロナ禍でなかなか外出しづらい今、気になった作品をかたっぱしから読むチャンスととらえておうち時間を充実させましょう。面白いストーリーはステイホームのマンネリや憂鬱をふっとばしてくれるはず。

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森野ごり実(フリーライター)

年間100作品以上のアニメを観ている20代半ばのオタク女子フリーライター。好きなアニメは少女革命ウテナ・サムライチャンプルー・交響詩篇エウレカセブン。サブカルチャー系記事全般を手掛ける。

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