アニメ好きの新年といえば、毎年恒例の「冬アニメ」のスタートですよね!みなさんは今期どの作品を観るか決めましたか?年間100作品以上のアニメを観ているアニオタライターが今期のイチオシ作品を徹底レポート。何を観ようか悩んで決められない!という方は、この記事を参考に第一話を観てみてください。
今期の録画予約もうした?
2021年がスタートし、清々しい気分で仕事や趣味に勤しんでいる方は多いのではないでしょうか。アニメ好きの新年といえば、毎年恒例の「冬アニメ」のスタートですよね!みなさんは今期どの作品を観るか決めましたか?この毎クールごとのアニメの選定って、楽しい作業でもありますが、作品数も多いので結構悩みますよね。
そこで、年間100本以上のアニメを観ているアニオタライターが今期のイチオシ作品を徹底レポート。何を観ようか悩んで決められない!という方は、この記事を参考に第一話を観てみてください。
のんのんびより
田舎と幼少時代にノスタルジーを感じる
まずは今期で3期目を迎える「のんのんびより」から。何を隠そう筆者の今期の大本命はこの作品なのですが、「のんのんびより」シリーズの魅力はなんといっても「リアルな田舎描写」これにつきます。作中に描かれるのは、地方在住・出身者なら必ず目にしたことのあるようなのどかな景色。(しかも今期もめちゃくちゃ背景作画に気合が入ってます!)幼少期に駆け回った田畑や川を思い出してめちゃくちゃノスタルジックな気分に浸れます。
主人公の宮内れんげ(通称れんちょん)たちが繰り広げるやりとりが、田舎での小中学生時代を思い出すようなリアルさがあるのも高ポイント。休み時間に友だちと教室で定規落としをしたり、給食のカレーをおかわりしたり、川で捕まえたカブトエビを飼ったり…。懐かしさと癒しのインフレーションがすごすぎて、アニメが終わるとしんみり寂しい気持ちになってしまうほどです。
Dr.STONE
ついに司帝国との決戦が開幕!
週刊少年ジャンプの人気作品「Dr.STONE」の2期も今期放送されます!こちらも大注目の作品です。この作品の舞台は、全人類が謎の現象により石化してしまったことで文明を失った「ストーンワールド」。石化から目覚めた天才科学者の主人公・石神千空が、科学の復興を目指し、ひとつひとつ現代の科学技術をストーンワールドに蘇らせていきます。1期は、そんな科学文明の復興を目指す千空が「科学王国」として勢力を拡大していくまでのお話でした。
2期は千空率いる「科学王国」と、同じく石化から蘇り、「武力」によって世界を統制しようとする勢力「司帝国」が、ストーンワールドの命運をかけ熱戦を繰り広げます。千空が2期ではどんな科学技術を復興させるのか、今からとても楽しみです。
怪物事変
新感覚なダークファンタジーにワクワク
こちらは今期のダークホース的作品「怪物(けもの)事変」。最初はノーマークだったのですが、1話を観た際、思いがけない面白さで一気に惹きこまれました。「怪物」とあるようにストーリーは伝奇ものなんですが、ちょっと昭和レトロな探偵ものっぽい雰囲気もあり、バトルシーンもけっこう本格的だったり、とにかく見応えがありました。
1話を観終わった後、さっそく原作にも手を出してしまったのですが、原作を読んで、さらにアニメ1話の出来の良さを再確認できました。今後ストーリーがどんな風に映像化されるのかが楽しみです。「怪物」の世界はやっぱり不気味だしグロテスクなシーンもあるけど、登場キャラはみんな愛嬌があってどこか憎めないかんじ。主人公の夏羽が自分の過去を知る日は来るのか?今後の展開に目が離せません!「蟲師」とか好きだった人はハマりそう。
ゆるキャン△
キャンプ好きの女子高生の日常を丁寧に描写
本格的で丁寧なキャンプ描写と可愛い女子高生たちの繰り広げる日常ドラマで大人気の「ゆるキャン」2期も放送中。今期の本命アニメはこれ!という人も多そうですね。自然豊かな風景の中で焚火をしたり、美味しいキャンプご飯を作って食べたり…と、観ているだけでほっこりした気分になります。かなりのインドア派である私ですらキャンプに行きたくなる魔法にかかってしまう作品。舞台になっている山梨・長野・静岡を旅行したくなること間違いなし。
キャンプ描写ももちろんですが、この作品は、登場人物の女子高生たちのやりとりというか「距離感」がめっちゃ心地いいんです。キャンプ用品を買うためにバイトしたり、キャンプをする部活「野クル」の活動をしたりするなかで交流を広げていく彼女たちですが、みんなそれぞれにキャンプに求めるもの(1人で行きたい、みんなで行きたいなど)が異なっていたり、キャンプにいく頻度などに温度差があったります。でも、それをみんな受入れあっていて、「自分の好きなようにやってる」感が観ていてほっとします。
はたらく細胞 BLACK
自分の身体の健康を意識する大人向けアニメ
人間の体内にある赤血球・白血球をはじめとする様々な細胞や菌を擬人化させ、人の体内で起きている様々な病気や怪我をストーリーにした「はたらく細胞」。「はたらく細胞 BLACK」は、その斬新な設定で一躍有名になった「はたらく細胞」のスピンオフにあたる作品です。
舞台は、働き疲れ、生活習慣もガタガタな「大人」の体内です。健康体が舞台となっていた「はたらく細胞」とは異なり、ストレスや生活習慣の悪さが原因でボロボロになってしまっている体の中で、赤血球である主人公たちが「終わることのない労働」に追われるという、文字通りかなり「ブラック」なストーリーになっています。特にめちゃくちゃ怖かったのが「喫煙」のシーンです。酸欠になった赤血球がゾンビみたいな顔で死んでいくシーンが恐怖すぎました。「ちょっとくらいいいや」と思ってる自分の生活習慣が、自分の体内でどんな影響をもたらすのか、自分の健康への意識が変わる作品です。
PUI PUI モルカー
可愛さとカオスのはざまで「集団幻覚」の声も
最後はちょっと番外編的な意味合いも込めて、ストップモーションアニメ「PUI PUI モルカー
」のご紹介。この作品で登場するのは、モルモットと車を掛け合わせた「モルカー」というキャラクター。表情も動きも愛らしく、一見ほのぼのアニメなのかと思いきや、「モルカー」に乗っている人間たちの「闇」や「モルカー 」がインフラとして機能している世界線が考察の対象になるなど、大人たちの間でこのアニメが空前の話題作になっているんです。
確かに、1話から「ながら運転」でモルカーを渋滞させる迷惑な運転手や、銀行強盗など、自分のことしか考えてないはためいわくな人間が「モルカー 」たちを巻き込みます。そんな人間たちに脅されて怯えたり、救急車で運ばれる人を見て涙したり、罠のニンジンむしゃむしゃ食べたりと、かなり自我がある「モルカー」にシュールさを感じずにいられません。予告PVでは、まだ放送されていない回のカオスなシーンを試し見することができます。これからどんな話になっていくのか、地味に楽しみな作品です。
まとめ
1月になり、ぼちぼち放送が開始しつつある今年の冬アニメ。何観ようか迷っている方も、すでに観始めている方も、この記事を読んで気になった作品がある方は今期のリストに加えてみてください。まだ話数もたまっていないので、追いつくなら今!配信サイトで観られる作品も多いので、要チェックです。