本機のポイントは、専用スマホアプリ「キッチンポケット」と連係できること。「ごはん・おかずあたため」や「飲み物あたため」「オーブン・発酵」などの標準メニューに、自分がよく作るレシピを、アプリからダウンロードして送信するだけ。よく使うメニューや設定を10個まで「お気に入り」へ登録できる。
「しまった!」金田一耕助のように思わず駆け出し、そのまま飲み屋に駆け込み、勢いよく話したくなる!そんな事件な製品を毎月ファイリング。その事件性を“スゴ腕”家電探偵こと滝田勝紀が丹念に捜査して暴く!
機能を追加して自分仕様にカスタム可能なオーブンレンジ
高価な電子レンジを思い切って買ったのに、結局ほぼ”レンチン”しか使わず、持て余している人も多いのでは? 自分がよく使う機能だけを詰め込める、そんな都合のいい電子レンジなんて、あるわけないよね?
いいえ、あるんです。「フルスペックよりマイスペック」。あえてベーシックな高機能だけに絞って搭載し、自分が使いたい機能を”後載せ”できる。そんなうれしすぎるIoT対応オーブンレンジをパナソニックが発売した。
今回の事件家電ファイル
パナソニック
ビストロ NE-UBS5A
実売価格例:7万2600円
ポイントは、専用スマホアプリ「キッチンポケット」と連係できること。「ごはん・おかずあたため」や「飲み物あたため」「オーブン・発酵」などの標準メニューに、自分がよく作るレシピを、アプリからダウンロードして送信するだけ。よく使うメニューや設定を10個まで「お気に入り」へ登録できる。さらに、角皿は標準搭載だが、グリル皿やスチームポットは”後載せ”可能。「グリル」や「トースト」「フライあたため」、そして、茶碗蒸し、プリン、蒸しケーキなどの「蒸し料理」、さらにはゆで卵など、通常、電子レンジでは困難なレシピもできるようになるのだ。
さまざまなライフスタイルの人々にも長く使い続けてもらえるカスタマイズ性能の高さに加え、どんなキッチンインテリアにも調和するミニマルデザインのホワイトボディも”美しい”の一言。Z世代から高齢者まで、誰もが快適に使い続けられる一台だ。
ココが事件だ!
「キッチンポケット」アプリでレシピを後載せ
「キッチンポケット」アプリでグリル皿、スチームポットを追加して機能をアップデート可能。メニューは随時更新され、キーワードに合わせておすすめレシピなどを選べる。
ココが事件だ!
スチームポットとグリル皿でレシピが広がる
予熱不要で裏返さなくても両面を焼くことができるグリル皿、スチームを閉じ込めて、短時間で茶わん蒸しなど「蒸し料理」ができるスチームポットなども後から追加可能だ。
ココが事件だ!
IoTライス&クッカーも同時に発売
ご飯を炊くだけでなく、電気調理鍋として調理専用レシピをアップデートできる、新しいコンセプトのIoT炊飯器、SR-UNX1も同時発売している。5.5合炊き、実売価格例は5万600円。
解説者のプロフィール
滝田勝紀(たきた・まさき)
クリエイティブ・エディター&プロデューサーで、家電スペシャリストとして「All About」の家電ガイドを務める。ドイツで開催される「IFA」ほか、海外展示会取材経験も豊富。新メディア「Beyond」のプロデューサーに就任。
※価格は記事作成時のものです。
■解説/滝田勝紀