【冬アニメのおすすめ】雪や寒風、氷…冬が舞台の名作を紹介 泣いて笑えるハートウォーミングな3作品

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連日厳しい寒さが続く今こそ観たくなる、「冬」をモチーフとした筆者オススメのアニメをご紹介します。「季節」というテーマはどんな人にとっても普遍的なものですが、オタクにとって「冬といえばこれ!」な定番はどういった作品なのでしょうか?趣味趣向は違えど多くの方が同意してくれること間違いなし…な名作を、私見でチョイスしてお伝えしていきます。

今こそ「冬が舞台」の名作を観るチャンス

2021年下半期のアニメも佳境に差し掛かり、来期に備えて放映リストをチェックしている方も多いのではないでしょうか。筆者も個人的に『明日ちゃんのセーラー服』『岸辺露伴は動かない』『スローループ』など、放映前から放映を楽しみにしている作品がいくつか思い当たります。

しかし、あえてこのタイミングで、過去の名作に目を向けることもオススメです。フレッシュな新作を楽しむのも良いのですが、腰を据えて「まだ観られていない」作品を消化するチャンスと考えられるでしょう。特に冬が舞台となる作品は、正に寒さの厳しくなってきた今こそ、視聴するには絶好のタイミングです。そこで今回は、「冬」をテーマに確かな支持を集める作品をピックアップしていきます。

万人におすすめできる「冬の定番アニメ」を厳選

とはいえ、一口に「名作」と言ってもその内容はさまざまです。作風の好みや求めるテイストは、人それぞれ異なるでしょう。ただ、中にはそんな懸念を脇に追いやってまで勧めたくなる名作も、確かに存在するのです。趣味趣向を乗り越えて万人が「面白い」と感じられるような、冬の定番アニメをご紹介します。

Kanon(2006)

『Kanon』は「泣きゲー」の金字塔と目されるKeyブランド第1弾の美少女ゲームを原作として、京都アニメーションが見事にアニメ化を成功させた作品です。「冬=Kanon、夏=AIR」と断言できるほどの圧倒的な季節性は、繰り返し視聴しても一切飽きない仕上がりになっています。

冬といえばKanonと呼ばれるほどの名作。

www.tbs.co.jp

主人公・相沢祐一が、舞台となる「雪の街」へ7年ぶりに帰郷し、5人の少女たちと出会います。その過程で、かつての記憶を取り戻し、そしてさまざまな「きせき」を体験していく…というあらすじです。内容は直球のラブコメとなっています。

原作を忠実に再現した脚本により、視聴を進めるにつれて予想だにしない展開へと二転三転していくストーリーの巧みさ、そして胸を刺すような感動を存分に味わうことができます。「一昔前の萌え系」と高を括っていると、泣かされること間違いなし。必見です。

東京ゴッドファーザーズ(2003)

「Kanonには少し抵抗が…」という方にオススメしたいのが、2003年に上映された映画「東京ゴッドファーザーズ」です。『パーフェクトブルー』『千年女優』『パプリカ』などで知られる今敏氏が監督を務めたコメディで、クリスマスの奇跡をテーマにした洒脱な仕上がりは正に「大人向け」のアニメ。

この作品のテーマは「クリスマスの奇跡」。

www.sonypictures.jp

音楽にはゲーム『MOTHER』シリーズや映画『アウトレイジ』など多数の作品にて劇伴を手掛けた鈴木慶一氏と盟友バンド・ムーンライダーズが参加し、普通のアニメでは決して味わえない渋さが何とも言えない魅力を演出しています。

元競輪選手・元ドラァグクイーン・家出少女の3人が、クリスマスの夜にゴミ捨て場で赤ちゃんを拾い、親元へ届けるために奔走する…というシンプルなストーリー。その中に喜怒哀楽と愛情が詰まっており、笑えて泣ける優しい雰囲気にあふれています。Kanonに引き続き、こちらも奇跡を題材とした作品として、冬の季節に楽しみたいところです。

宇宙よりも遠い場所(2018)

2018年は『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』『ゆるキャン△』『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』など多数の名作が話題となった年でしたが、中でも今なお高い支持を誇るのが、南極観測隊を題材とした『宇宙よりも遠い場所』です。

3作目は、南極観測隊を題材とした『宇宙よりも遠い場所』。

yorimoi.com

友達と青春の思い出を作りたい純情な主人公と、母を南極で亡くした経験を持つ少女、芸能活動の多忙さで友人を作れないタレント、理由あって高校を中退してフリーター生活を送る少女。彼女たちが出会い、南極を目指して奮闘する、といったストレートな青春モノですが、これが非常に泣けます。

なにより、「まだ見ぬ場所へ行くための挑戦」という一貫したメッセージや、南極観測隊についての緻密な描写、厳冬を抜けた先の美しい風景などが相まって、珠玉の名作へ仕上がっているのです。

とにかく、まずは一度観て!…と未見の方に勧めたくなるような、語り継がれるべきタイトルとして真っ先に挙がるようなクオリティの作品です。

まとめ

今回は「冬」をテーマに、筆者オススメのアニメ作品をご紹介しました。動画配信サービスが普及した今、気軽に過去の名作も視聴できるからこそ、「一体どれから観るべきか…」と新たな悩みに直面した方も多いのではないでしょうか。AIのサジェストも良いですが、たまには何となくオススメされたタイトルを、まずは1話だけ視聴してみることが新たな出会いに繋がれば何よりです。暖かくして健やかなアニメ生活をお過ごしください。

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松島広人(フリーライター)

Webディレクターとしてコンテンツの企画・編集・校正・執筆・SEOを担当する傍ら、フリーランスのWebライターとしても精力的に活動。業種・業界を問わず多数のジャンルを手がける。ポップカルチャー・サブカルチャーにも精通しており、幅広い知識を活かしたライティングを得意とする。

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