握ってこすってきれいにできる! ミット型のスチームクリーナー【やりすぎ家電】

掃除機

世界に無数に存在する家電の中には、斬新すぎる発想を持った製品が少なくない。本連載では、思わず人に話したくなる、世界の知られざる「やりすぎ家電」を、家電スペシャリストの滝田勝紀が、丹念に発掘、レポートする。

ブラック・アンド・デッカー
SteaMitt FSH10SM
実売価格例:1万4590円

手にはめて使える、業界初のミット型スチームクリーナー。高温スチームを当てることで汚れを浮かせると同時に、高い除菌効果も得られる。本体は1.66キロの軽量コンパクト設計。延長ホースは約1.3メートルあり、置いたままでも楽に作業ができる。

複雑な形状でもミットをはめて楽々磨けるスチームクリーナー

最近は、マッチョなデザインの掃除機など、ハウスキーピング家電を数多く出している米国ブラック・アンド・デッカーだが、元々はドリルや電動ノコギリなど、工具メーカーとして有名である。

今回は、そんな同社ならではの“やりすぎ感”あふれるユニークな逸品をご紹介。

その名も、SteaMitt(スチーミット) FSH10SM。誰もがお気づきだろうが、スチームとミットを組み合わせたダジャレ的造語ネームだ。

使い方は簡単。ボイラーである本体に水を入れて、そこから伸びたホースの先端にあるミットを手にはめるだけ。

スチームが噴き出すミット部に付属のマイクロファイバーパッドを装着することで、いつもの拭き掃除に近い感覚で、テーブルなどの汚れをスチームの力で拭き取ることができる。

ミット部に付属のマイクロファイバーパッドを装着する。

電源をオン。

スチームが放出される。

最も本領を発揮するのは、蛇口やガスレンジの五徳などのように曲面の多いものや、凹凸のあるものを掃除するとき。

蛇口はU字だったり、円筒形だったりと、普通に掃除しようとしてもかなりめんどうだが、そこを握ってこするだけでこびりついた水垢が簡単に取れ、スチームで除菌できるのだ。

また、五徳の場合は、鍋やフライパンを乗せるためとはいえ、複雑な形状をしていて、ややとがっていたりもする。ぞうきんやら使い古した歯ブラシなどで、焦げなどを丁寧に取ろうとしても、

実際にやってみるとなかなかうまくいかないどころか、へたをすると手を切ってしまう危険性もある。

でも、本機を使えば、とにかく握って、こすり続けるだけで、汚れが簡単に取れてしまうのだから、かなりの驚きだ。

汚れているのはわかっているが、掃除をするのがめんどうで、ついつい放置してしまっている場所が、家の中にはいくつかあるもの。

だが、このミットをはめて、つかんでみるといい。汚れが落ちるのはもちろん、その罪悪感やらストレスやらも、一緒にきれいに洗い流してくれるはずだ。

ズバリ、ココがやりすぎ!

ミット形状で高温スチーム噴射!

ミット型をしたヘッド部分。白いネットの中に手を入れて使う。手のひら側は熱を通さないシリコン素材で、高温スチームを噴射しても、まったく熱くない。

電源を入れて約20秒でスチーム噴射

給水タンクに水を入れ、本体の電源を入れると約20秒(最初の電源起動時のみ45秒)でスチームを噴射することができる。タンク容量は100ミリリットル。

専用アクセサリーキットも多彩!

専用アクセサリーキット FSHSMAも別売で用意(4320円)。ミットにつけるパッドのほか、ハンディ型として使えるブラシ類もセットになっている。

解説/滝田勝紀(フリーランスライター)
◆Profile/フリーランスの編集者で「All About」の家電ガイド。ITメディアの「滝田勝紀の白物家電スゴイ技術」ほか連載多数。ドイツで開催される「IFA」ほか、海外展示会取材経験も豊富。電子雑誌「デジモノステーション」ディレクターも兼任している。

※表示の価格は、記事制作時のものです。

スポンサーリンク
掃除機
シェアする
特選街web編集部

1979年に創刊された老舗商品情報誌「特選街」(マキノ出版)を起源とし、のちにウェブマガジン「特選街web」として生活に役立つ商品情報を発信。2023年6月よりブティック社が運営を引き継ぎ、同年7月に新編集部でリスタート。

特選街web編集部をフォローする
特選街web

PR

【ドライブ中に純正ナビでテレビ視聴!】データシステム・テレビキットシリーズから最新車種対応のカー用品『TTV443』が登場!
長時間のドライブで同乗者に快適な時間を過ごしてもらうには、車内でテレビや動画を視聴できるエンタメ機能が欠かせない。しかし、純正のカーナビは、走行中にテレビの視聴やナビ操作ができないように機能制限がかけられているのがデフォルト……。そんな純正...

PRガジェット