文房具の進化が止まらない!持っているだけで仕事や勉強の時間がワクワク、楽しくなるアイデア満載の逸品をズラリと紹介します。今回は【メモる】のその2です。
→【メモる】その1はこちら
筆圧や筆跡を感知してスマホやパソコンに転送するスマートノート
ワコム
Bamboo Folio
標準価格:1万9224円(A5タイプ)
液晶タブレットなどの分野で独走するワコムのスマートノート。
専用パッドに任意の用紙をセット、付属のペン(デジタルインク)で文章やイラストなどを書けば、筆圧や筆跡を感知し、ほとんどリアルタイムにスマホやパソコンに転送する。
手書き文字を、テキストデータに認識させることも可能。クラウドサービスと連係させれば、情報共有もできる。
【チェックポイント】
パッドがそれなりの重量なので、小さなA5サイズが現実的。A4サイズは、絵やマンガを描く人にはいいかも。デジタルインクの専用替え芯は3本で実売1000円前後。
書類を収納したままの状態で書き込みができるクリアファイル
キングジム
カキコ
標準価格:600円(20ポケット)
クリアファイルに入れた書類に書き込みをしたいときは、ポケットからいちいち取り出すのが手間だ。
そこで、書類を収納しないファイリングをキングジムが提案。書類を取り出すことなく、ファイリングをしたままで書き込みを可能にした。
その仕組みは、驚くほど単純。
書類を上下のフラップで挟むのである。
当然、表面はむき出しになるが、けっこうしっかり固定されるので、書き込みもスムーズだ。
これなら打ち合わせをしながら書き込んだり、マーキングするのも楽だ。見開きで使えば、大判のA3書類もホールドできる。
ペンホルダーや小物収納ポケットが付くので、持ち歩くファイルノートとして活躍するだろう。
保存用ではなく、現在進行形用のファイルである。
【チェックポイント】
きちんとファイリングしたいが、取り出す手間がめんどうで、バラバラに保存していたら行方不明に…、そんな人におすすめ。取り出しやすいファイルでもある。
気軽にさっと書いて、さっと消せる、シンプルさが身上の電子メモパッド
キングジム
ブギーボード BB-10
標準価格:7000円
米国製の電子メモパッド「ブギーボード」の国内販売は、キングジムが手掛けている。
文具店や家電量販店で手軽に入手できるので、読者諸氏もどこかで見かけたことがあるだろう。
磁石付きのペンで砂鉄を吸い寄せて字や絵を描くボードがあるが、その液晶版といえる。
基本的に書いて・消す、黒板仕様のメモパッドである。
ブルートゥースでメモを保存・転送できる機種もあるが、「ブギーボード」の肝要は、さっと書けてさっと消せることだ。
書き込みながら打ち合わせをすれば、コミュニケーションも取りやすい。
飲食店の日替わりメニューにも使える。
大判からスマホサイズまで、品ぞろえも豊富。価格も安価、割り切り型のデジタルメモだ。
【チェックポイント】
電話で尋ねた電話番号などをとっさにメモったりするのに便利。起動の手間もいらない。用が済めば消す、一時記憶装置といえる。消去回数は約5万回。
解説/宇野正樹