年々聴力の衰えを実感しつつ、長年ひどい耳鳴りにも悩まされている私。そこで、「聞こえ」をサポートしてくれるというこの製品を知り、興味津々で試してみた。

Nuheara
IQbuds
実売価格例:3万9140円

画像: 環境音と人の声のバランスを取りながら周囲の音を取り込める、多機能な完全ワイヤレスイヤホン。ケースからの充電を含めると、最大16時間使用可能。

環境音と人の声のバランスを取りながら周囲の音を取り込める、多機能な完全ワイヤレスイヤホン。ケースからの充電を含めると、最大16時間使用可能。

確かに周囲の音を取り込むのは実感できるが、人の声以外も強調されるため、違和感も残る

スマホとの間だけでなく、左右のユニット間のケーブルまでなくしてしまった完全ワイヤレスイヤホン。すっかり当たり前の存在になりつつあるが、オーストラリアの新興メーカー、Nuhearaが発売するIQbudsはなかなかユニークだ。本機の最大の特徴は、人の声など周囲の聞きたい音を取り込みつつ、音楽も聴けること。オフィスでの会話や車内アナウンスなどを聞き漏らすことがないというのが売りだ。音楽をオフにすれば、環境音以外が聞き取りやすくなり、補聴器的な使い方もできる。

早速IQbudsのパッケージを開け、まずは充電後、スマホ用の専用アプリをインストール。以後は、アプリに従って初期設定を行う。操作は本体のタップ操作とアプリの両方でできるが、アプリのほうが細かい設定が可能になっている。本体に割り当てられる操作は、音楽関係の操作(再生/停止、曲送り/戻し、音量上下)、シーンの選択、周囲音取り込みのオン/オフなど。

それぞれのシーンごとに、周囲音の入り具合から高音・低音のバランスまで、アプリで細かく設定できる。

無事スマホとの接続が完了したら、耳にしっかりと装着する。装着したとたん周囲音を取り込む「ゴーッ」という空気の流れが実感できる。本機では、「外界」をオフ(本体操作では右耳のタップ)にすると、通常のイヤホンとして使える。周囲音取り込み時は、シーンを「ワークアウト」「ストリート」「ホーム」「オフィス」「レストラン」「ドライビング」「プレーン(飛行機)」から選択するが、どれを選べばいいか少々わかりづらい。

シーン別のプリセットが七つ用意され、お気に入りの四つは、右耳のタップ操作で切り替える設定も可能。

例えば、「オフィス」にすると、確かに会話は聞き取りやすくなるが、耳障りな空調音を低減してくれるのかというとそうではない。さらに、人の声は聞こえやすくなる一方で、紙をめくる音やキーボードをたたく音など、特定の音も強調されるので、けっこう違和感がある。また、日本の使用状況からすると、「トレイン(電車)」というモードが欲しかった(メーカーでは「ドライビング」を推奨)。

音楽用イヤホンとしては、バランスドアーマチュア(BA)ドライバー1基という構成で、対応コーデックはSBCのみだが、BAらしくすっきりしたバランスのいい音作りだ。

画像: 充電器兼用のケースはやや大ぶりで、本体を3回ぶん充電可能。充電器自体の充電は、4段階のLEDで表示する。

充電器兼用のケースはやや大ぶりで、本体を3回ぶん充電可能。充電器自体の充電は、4段階のLEDで表示する。

画像: 付属のイヤピースは、ROUND(円)とOVAL(楕円)の二つが各4サイズ、計8種類もあるので、自分の耳に合ったものが選べるはずだ。

付属のイヤピースは、ROUND(円)とOVAL(楕円)の二つが各4サイズ、計8種類もあるので、自分の耳に合ったものが選べるはずだ。

編集長の本音コメント

満足度
60%

聞こえをサポートするという機能が付いているものの、イヤホンとしては4万円近い価格は、やはり手を出しにくい。現在はネットでの販売が中心のようだが、試聴してから購入すべき製品だ。

文/編集部N

※価格は記事制作時のものです。

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