今、定額の動画配信サービスが花盛りである。スマホやパソコンで閲覧できるものだけでも、かなりの数となっている。では、数あるサービスの中からどれを選べばいいのだろうか。代表的なサービスの特徴を見ていこう。
無料試用期間もあるので、まずは見てみよう
定額動画配信サービスの主要なものを挙げると、下表のような状況である。
いずれも、iPhone(iOS)でもAndroidでも専用アプリが用意されており、それを用いて視聴する。パソコンは、Windowsでも、Macでもブラウザーで視聴でき、「Edge」や「Safari」など、主要なブラウザーに対応している。回線も、モバイル回線、Wi-Fiのいずれでも利用可能で、通常、回線速度によって画質が自動調整される。つまり、どの端末であっても、視聴のための条件は、ほとんど同じということだ。
となれば、どのサービスを選ぶかは、どんな作品がラインアップされているかを最重要視すべきだろう。各サービスで配信動画のタイトル数はバラバラだが、数の多さが重要なのではなく、自分が見たい作品があるかどうかが重要。各サービスの独自製作番組や独自配信番組に興味があれば、そのサービスと契約すればいい。
また、例えば、子供と一緒に「アンパンマン」が見たいという場合には、どのサービスでも「アンパンマン」は配信されているので、月額料金の負担が軽いものを選ぶといいだろう。どんな番組が配信されているかは、公式サイトで調べることもできるが、どのサービスも無料試用期間が設けられているので、まずは実際に見てみて、ラインアップや使い勝手を調べてみよう。
なお、各サービスとも、条件付きでテレビや各種のSTBなどで視聴することもできる。
Netflix
日本制作の独自アニメも豊富
世界最大規模の会員数といわれるサービス。作品ラインアップは各ジャンルとも豊富だが、外国映画、独自番組が強い。日本で製作された独自のアニメ作品が豊富で、今後も増えていく予定。
dTV
映画やアニメ、ドラマ、音楽が多い
もともとはドコモユーザー向けサービスだったが、現在ではキャリアを問わず誰でも利用できる。運営はエイベックスが行っている。国内の映画やアニメ、ドラマ、音楽などが多い。
Amazonプライムビデオ
国内外のバラエティ番組が楽しい
Amazonプライム会員ならば、追加料金なしで視聴可能なので、かなりお得感がある。独自制作のドキュメントバラエティやドラマ、日本独自製作のバラエティ番組が多く、楽しい。
Hulu
国内各局が作ったドラマが豊富
日本に最初に進出したアメリカ資本の動画配信サービスだが、2014年からは日本テレビが運営している。日本テレビに限らず、国内各局が製作したテレビドラマのラインアップが豊富。
解説/福多利夫(フリーライター)
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