食卓に出しっぱなしで使えるスマートデザインのIHホットプレートがスゴイ!【やりすぎ家電】

調理家電

世界に無数に存在する家電の中には、斬新すぎる発想を持った製品が少なくない。本連載では、思わず人に話したくなる、世界の知られざる「やりすぎ家電」を、家電スペシャリストの滝田勝紀が、丹念に発掘、レポートする。

IH調理器にも、ホットプレートにも! 左右で温度調整も可能

従来のホットプレートといえば、付属のプレートなども含めると、収納スペースをやたらと占めるし、一度片付けたら二度と取り出したくなくなるような家電だった。また、いざダイニングテーブルに出せば、黒い板面が妙に存在感があり、性能的にもどこか温度ムラがあって……。結局、日常的に主役になることも少なく、これまでは、”結局どのメーカーのものを選んでも、だいたい一緒”だろうと、多くの人に思われていた。

でも、このパナソニック・IHデイリーホットプレートは、従来の常識を完全に覆した主役級のホットプレートに仕上がっている。1台で2口のIH熱源を左右に搭載し、コンロ並みの使い勝手を実現。なおかつ薄くて白くて、むしろ、ダイニングテーブルにずっと置きっぱなしにしたくなる美しいデザインが、やりすぎポイントの一つだ。

パナソニック
IHデイリーホットプレート KZ-CX1

実売価格例:4万6800円

IH熱源をダブルで採用し、2口IH調理器としても使える業界初のホットプレート。各熱源の操作スイッチは、左右に押すことで温度設定を行え、押し下げると加熱できるというシンプル操作。中央のスイッチでコースの選択が可能。

鍋調理に使えるIHプレートの状態。

二つの熱源はそれぞれ独立していて、左右で異なる温度設定をして調理できるのも特徴的。IH調理器として、対応の鍋やフライパンを使うことで、例えば、右側ではミネストローネスープをコトコト煮続けたり、左側ではアヒージョを高火力で温めたりといったことが可能。それぞれタイマー設定もできるから、目を離したすきに焦がすなんて失敗もない。

さらにやりすぎなポイントは、ホットプレートを使用する場合にも、独立した熱源を使い分けられるところ。片側でチャーハンをちょっと炒めて保温にしておき、もう片側で、時間差でジュウジュウとハムエッグやソーセージなどを焼けば、あっという間に子供も大好きなブランチメニューが出来上がる。

最大1400ワットという、IHヒーターとしても十分な高火力を実現。そんなパワフルさとは相反する、白ベースのスマートすぎるデザイン。ナチュラルカラーなダイニングテーブルとの親和性も高く、あえて出しっぱなしにするのがおしゃれだ。これからはデイリー調理器具として、ホットプレートをどんどん活用してまいりましょう。

ココがやりすぎ!

●効率よく製品内部を冷却する風路設計で薄型化を実現

新開発の薄型ターボファンを採用。効率よく製品内部を冷却する風路設計で、高さ約69ミリを実現。従来モデルのKZ-HP2100(2013年発売)と比較して、高さを約24%低減。

●2口コンロで別々の料理を調理可能

IH調理器として汁物と焼き物を同時に作れるほか、ホットプレートとして右側でステーキ、左側でガーリックライスを作るなどの使い方が可能。IH対応鍋やフライパンも使える。

●ステーキ肉も水分が抜けずにジューシーに焼き上げ

例えばステーキ肉は、最初に高温で焼き目をつけ、次に数十度低い温度でじっくり焼くことで、水分などが無駄に抜けてしまうことなく、ジューシーに焼き上げられる。

解説/滝田勝紀(フリーランスライター)
◆Profile/フリーランスの編集者で「All About」の家電ガイド。ITメディアの「滝田勝紀の白物家電スゴイ技術」ほか連載多数。ドイツで開催される「IFA」ほか、海外展示会取材経験も豊富。電子雑誌『デジモノステーション』ディレクターも兼任している。

※価格は記事制作時のものです。

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